カスタマイズとして、ネットワーク接続の設定変更を行います。
表1は、ネットワーク接続変更画面の出し方です。
方法1 | デスクトップ上の「ネットワークコンピュータ」を右クリック →「プロパティ」を選択 |
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方法2 | 「スタート」をクリック →スタートメニュー上の「ネットワークコンピュータ」を右クリック →「プロパティ」を選択 |
方法3 | 「スタート」をクリック →「コントロールパネル」をクリック →「ネットワーク接続」をダブルクリック |
他の変更設定と異なり、パネルではなくフォルダが表示されてきます。
表2は、ネットワーク接続中の各接続アイコン対応の概略です。
利用している接続 | 適切な設定を行う。詳細は後述。 |
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以前は利用していたが 今後利用予定なし |
該当の接続アイコンを右クリック →「削除」をクリック |
通常は利用しないが たまに利用する |
利用の切り替えを行う。設定に関しても適切に行う。詳細は後述。 (利用しないとき) 該当の接続アイコンを右クリック →「無効にする」をクリック (一時利用するとき) 該当の接続アイコンを右クリック →「有効にする」をクリック |
各接続の詳細設定は、接続のプロパティ設定から行います。
表3は、ネットワーク接続のプロパティの出し方です。
方法1 | 該当の接続アイコンを右クリック →「プロパティ」をクリック |
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方法2 | 該当の接続アイコンをダブルクリック →「全般」のタブの「プロパティ」をクリック |
利用しないプロトコルやサービスの利用を停止する。なお、アンインストールの必要はなく単に停止でOK。
表4は、プロトコル・サービスの停止です。
プロトコル・ サービス停止 |
「全般」のタブをクリック →「この接続は次の項目に使用します」に表示されているプロトコル・サービスで利用する必要のないもののチェックを外す。 ・基本的に「インターネットプロトコル(TCP/IP)」のみでOKです。(※1) ・ネットワーク経由のファイル共有を利用する側であれば、「Microsoftネットワーク用クライアント」にチェックをします。 ・ネットワーク経由のファイル共有を提供する側であれば、「Microsoftネットワーク用ファイルとプリンタの共有」にチェックをします。 |
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表4で、MicrosoftネットワークについてのチェックのON/OFFの選択があります。
スタンドアロン(PC単体)で利用しているのであれば不要なのでOFF(チェックを外す)しましょう。
複数台で利用している場合も極力OFFが望ましいです。
セキュリティも考慮したファイル共有については、第7章:番外コラム(PC環境整備)→「ファイル共有、圧縮」を参照ください。
TCP/IPに関しては、細かく設定します。
最初に、IPアドレスの自動取得をやめます。自動取得するとWindowsXPを起動する際の起動時間が長くなります。特に、ネットワークにつながっていない場合は数十秒余分に時間がかかることがあります。
もちろん、DHCPを利用しないのでアドレス設計をしておく必要があります。
表5は、固定IP対応です。
固定IPアドレス利用 | 「全般」のタブをクリック →「この接続は次の項目に使用します」に表示されている「インターネットプロトコル(TCP/IP)」を選択して「プロパティ」をクリック →「全般」のタブであることを確認 →「次のIPアドレスを使う」を選択 →「IPアドレス」「サブネットマスク」「デフォルトゲートウェイ」に各アドレスを入力する。 →「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択 →「優先DNSサーバー」あれば「代替DNSサーバー」に各アドレスを入力する。 |
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代替の構成 | (上記からの引き続き) 「代替の構成」のタブをクリック →「ユーザ構成」をクリック (別のネットワーク環境でも利用している場合) →別ネットワーク環境の各IPアドレスを入力する。 →「OK」を2回クリック (利用していない場合) →固定IPアドレスと同じ内容をダミーとして入力する。 →「OK」を2回クリック |
DNSやWINSに関しても余分な機能をOFFにします。
表6は、DNS・WINS関連設定です。
DNSタブ | 「全般」のタブをクリック →「この接続は次の項目に使用します」に表示されている「インターネットプロトコル(TCP/IP)」を選択して「プロパティ」をクリック →「全般」のタブであることを確認 →「詳細設定」をクリック →「DNS」のタブをクリック →「プライマリおよび接続専用のDNSサフィックスを追加する」を選択する。 →「プライマリ DNS サフィックスの親サフィックスを追加する」のチェックを外す。 →「この接続のアドレスをDNSに登録する」のチェックを外す。 |
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WINSタブ | (上記からの引き続き) 「WINS」のタブをクリック →「LMHOSTSの参照を有効にする」のチェックを外す。 ・ネットワーク経由のファイル共有を利用していないのであれば、NetBIOS設定の「NetBIOS over TCP/IPを無効にする」を選択する。 →「OK」を3回クリック |
無線LAN環境でIEEE802.1Xを利用(ほとんどの人は利用していないはず)しているネットワークでなければ不要なプロトコルであるIEEE802.1Xの利用を停止します。
表7は、IEEE802.1Xの停止です。
IEEE802.1X | 「認証」のタブをクリック →「このネットワークで、IEEE802.1X認証を有効にする」のチェックを外す。 |
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「詳細設定」のタブは、セキュリティセンターの設定です。
別ページで説明します。第7章:番外コラム(PC環境整備)→「Windowsファイアウォール」を参照ください。