カスタマイズとして、システムプロパティの設定変更を行います。
表1は、システムプロパティ変更画面の出し方です。
方法1 | デスクトップ上の「マイコンピュータ」を右クリック →「プロパティ」を選択 |
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方法2 | 「スタート」をクリック →スタートメニュー上の「マイコンピュータ」を右クリック →「プロパティ」を選択 |
方法3 | 「スタート」をクリック →「コントロールパネル」をクリック →「システム」をダブルクリック |
コンピュータ名を変更しましょう。
個人情報が特定されにくいもので、区別のつきやすい名前にします。
シンプルすぎるのも、悪意のあるソフトに対しての耐性が強いとは言えません。
<好ましくない例>
yamada_tarou : 個人名
pc : シンプルすぎる
<参考>
otya_pc1 : 父利用
otya_pc2 : 息子利用
表2は、コンピュータ名変更です。
コンピュータ名 | 「コンピュータ名」のタブをクリック →「変更」をクリック →コンピュータ名を投入して「OK」をクリック →「OK」を2回クリックして再起動 |
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なお、「次のメンバ」では、「ワークグループ」を選択しておきます。名前はコンピュータ名同様に、個人特定されにくいものにします。
ただし、実際にはネットワーク設定でMicrosoftネットワークの利用はしません。詳細は、第7章:番外コラム(PC環境整備)→「PC環境整備XP(ネットワーク接続)」を参照ください。
無駄な、視覚効果をなくして軽量化を図りましょう。
表3は、視覚効果の軽量化です。
視覚効果 | 「詳細設定」のタブをクリック →パフォーマンスの「設定」をクリック →「視覚効果」のタブをクリック →「パフォーマンスを優先する」を選択 ・「スクリーンフォントの縁を滑らかにする」チェック ・「デスクトップのアイコン名に影をつける」チェック →「OK」を2回クリック |
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2つの効果はチェックしておいたほうが良いと思います。
次に仮想メモリの設定変更を行いましょう。
なお、実際のメモリは、「システムのプロパティ」→「全般」タブにて確認してください。
表4は、仮想メモリの変更です。
仮想メモリ | 「詳細設定」のタブをクリック →パフォーマンスの「設定」をクリック →「詳細設定」のタブをクリック →仮想メモリの「設定」をクリック (1G未満の場合) ・「カスタムサイズ」を選択する ・「初期」と「最大」を同じ数字にする。 (1G以上の場合) ・「ページングファイルなし」を選択する。 →「設定」をクリック →「OK」をクリック →「OK」を2〜3回クリックして再起動 |
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デフォルトのままだと、デフラグで動かすことのできない仮想メモリ領域がハードディスク内で分散することになりかねず、パフォーマンスを著しく落とします。
なお、現段階ですでに分散している場合は、一度「ページングファイルなし」を選択して再起動し、デフラグを行った後、再度「初期」と「最大」同一となる仮想メモリを設定しましょう。
「起動と回復」でシステムエラーを無効にしましょう。
エラーログが記載されていてもそれを利用することはありません。
企業のPCで、ソフトベンダの有料サポートが受けれる場合は別ですが、個人には無関係です。
表5は、システムエラーの停止です。
システムエラー | 「詳細設定」のタブをクリック →起動と回復の「設定」をクリック →システムエラーの4つのチェックを外す。 ・起動システムのチェックはそのままです。 →「OK」を2回クリックして再起動 |
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同様に、エラー報告も無効にします。
無効にしても問題ありません。有効にしていてもMicrosoftにコンピュータのエラー情報が送られるだけで、Microsoftはサポートしてくれません。
表6は、エラー報告の停止です。
エラー報告 | 「詳細設定」のタブをクリック →「エラー報告」をクリック →「エラー報告を無効にする」を選択する。 →「重大なエラーが生じた…」のチェックを外す。 →「OK」を2回クリックして再起動 |
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Windows Update(Microsoft Update)の自動更新を設定します。
ネットワークに常時接続環境では推奨でも問題ないです。
表7は、自動更新の設定です。
自動更新 | 「自動更新」のタブをクリック →「自動(推奨)」を選択 →「OK」をクリック |
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常時接続環境でない場合で、特にダイアルアップ接続(今ではレアなケースだとは思いますが)の場合は、「自動更新を無効にする」を選択してください。
そうでないと、PCが勝手にネットに接続し課金が発生します。
非常に危険といえる、「リモートアシスタンス」「リモートデスクトップ」をOFFにします。
これを有効に利用している人はほとんどいないと思います。利用していないのであればセキュリティホールとなりかねないこれらの機能をOFFにしましょう。
表8は、リモートの設定です。
リモート | 「リモート」のタブをクリック →全てのチェックを外す →「OK」をクリックする |
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