Home → 第7章:番外コラム(PC環境整備) → PC環境整備XP(概論)


PC環境整備

スタンドアロンでPCを利用していた時代に比べ、PCのセキュリティへの配慮が必要になってきています。
ウィルス・マルウェア等の被害が世間をにぎわしています。

私の実家の両親も@RURU翁同様(失礼)、コンピュータやネットワークを使うのがやっとで利用環境の改善やセキュリティへの対応が甘い状況です。

直接「ぷよぷよ」に関係ないかもしれませんがPC環境整備について記載していきます。
PC環境整備のポリシーは下記のとおりです。

上記のために、WindowsXPのカスタマイズを行い、必要なソフト(セキュリティ・機能制限)利用します。
OSをWindowsXPとしたのは現時点(2008年2月)時点で、一番利用人口が多いからです。他のOSに関しては余裕があったら記載します。
なお、2009年6月よりWindowsVistaの記載も追加しました。

ネットカフェほどがちがちにはなりませんが、かなりのカスタマイズを行います。

通常利用以外にも、利用制限したい場合(子供用、業務専用に限定)に関するカスタマイズ方法も記載します。

また、WindowsXPを利用する上で管理するときに便利な技等についても記載したいと思います。

なお、一部に「regedit」等を利用します。
レジストリを触るのは危険性なしとはいえません。私は多くのPCを触ってきましたが一度もトラブルに遭遇したことはありません。
しかしながら、絶対とはいえないのでオウンリスク(自己責任)にて実施願います。


説明対象ソフトウェア

PC環境整備は、OS(WindowsXP)のカスタマイズのみでなくソフト(プラグインを含む)を利用します。
利用するソフトそしては、フリーウェア利用を基本とします。
もちろん、市販ソフトを購入済みの方や市販ソフト利用を希望される方もいると思いますので、その場合は適宜読み替えていただければと思います。

上記のフリーソフトにあわせて多くの家庭で利用されている一般ソフト(MS Office)に関しても設定上の注意点を説明します。

表1は、利用・設定変更するソフト(プラグイン等も含む)です。

表1
Microsoft Update 通常のWindows Updateに加えて、Microsoft製品のアップデートのあわせて実行される。
avast! 4 Home Edition
日本語版
リアルタイム監視が可能なフリーのウィルス対策ソフト。
Ad-Aware 2007 Free パソコン内に組み込まれたスパイウェアやアドウェアを検地し駆除する。
Lhaplus 様々な圧縮形式に対応したDLL不要の圧縮・解凍ソフト。
フリーソフトのダウンロード後の解凍に利用。
Internet Explorer Microsoft社のブラウザ。
Mozilla Firefox Mozilla Foundation開発のブラウザ。
Microsoft
Outlook Express
Microsoft社のメーラー。
Mozilla Thunderbird Mozilla Foundation開発のメーラー。
Adobe Reader PDFファイルビューアー。
Adobe Flash Player Flashを利用するためのプラグイン。
Adobe Shockwave
Player
Shockwaveを利用するためのプラグイン。
Windows Media Player Microsoft社のメディアプレーヤー。
RealPlayer RealNetworks社のメディアプレーヤー。
QuickTime Apple社のメディアプレーヤー。
窓の手 Windowsの総合カスタマイズを行う。
Win高速化PC+ Windowsの高速化カスタマイズを行う。
Microsoft Word Microsoft社のワープロソフト。
Microsoft Excel Microsoft社の表計算ソフト。
Yahoo!あんしんねっと 有害サイト対策ソフト。

表1以外にも、様々なソフトがインストールされているので安全化・軽量化したほうが良いことがありますが、多岐にわたり全てをする記載することは一個人では無理(特にメーラー)です。
ただし、勘どころみたいなものはそれぞれの説明ページの中で説明していくので他のソフトでも応用可能だと思います。


セキュリティに対する考え方

個別の設定は、それぞれのページで説明しますが、基本的なセキュリティに関する考え方について書いておきます。

【大原則】
・怪しい実行ファイル(※1)は開かない。
・怪しいURLにはアクセスしない。
・自分だけは大丈夫との過信をしない。

※1:exeだけが危険ではなく、pif・com・vbs・bat・cmd・scr等もexe同様に実行ファイルとして機能します。また、doc・xls・ppt等もマクロの危険性を内在しています。

【考え方1:アップデート】
・Windows Update(Microsoft Update)は自動更新を行う。モバイル等で困難な場合でも最低1ヶ月に1回は実行する。
・ウィルス対策ソフトのウィルス定義ファイルの自動更新をONにする。

【考え方2:ブラウザ対策】
・ActiveXやJavaScript等は極力利用しないようにする。
・偽装ファイル実行を阻止する。

【考え方3:感染が疑われる時】
・危機意識を持ってアクションを取る。大丈夫だろうという考えは捨てる。
・ネットワークから隔離する。
・ウィルス対策ソフト、マルウェア対策ソフトで確認対処(※2)する。

※2:しかしながら、rootkit等対策ソフトでの検出も困難なケースもあるので、OSを含め全て再インストールという考えをするほうが良いかもしれません。

【考え方4:ソフトの利用】
・フリーソフトをむやみにインストールしない。マルウェア、未知のセキュリティホール等のリスクがあると認識しておく。
・セキュリティホールに関する情報を見かけたら、すぐに最新版にアップデートを行う。
・セキュリティホールの影響の大きそうなソフトは自動更新もしくは更新通知をONとする。そのような機能のないソフトは、半年に一度は最新版へのアップデートを行う。


PC環境整備各ページの考え

このページを含む「PC環境整備XP」の各ページに記載したカスタマイズの内容は、一応「実績あり」のものです。
親兄弟だけでなく、親戚のほとんど、近所、友人等のカスタマイズ希望が多く、WindowsXP以降でも30台以上のPCに「PC環境整備」の各ページのカスタマイズを行ってきました。
無償の労働力提供(昼飯ぐらいはおごってもらったことはあるけど…)にも限界が来ているので、これを機に自力で対応できそうな方へのページを作ってみました。
いつもは、各ページ記載項目よりも多いカスタマイズを行っていますが、多くの方のPC環境に広く適合できそうなカスタマイズに絞って記載しました。
よって、個別の環境に適合した一般性が少なく個別対応となるカスタマイズの記載は省力しております。

新規PC購入・OS再インストールを想定しつつ記載していきます。
しかしながら、利用環境の一時中断と負荷の大きいOS再インストールは必須ではありません。今ある環境のカスタマイズのみを行いたいと思う方は適宜読み飛ばしていただきたいと思います。

表2は、カスタマイズの流れです。

表2
バックアップ 再インストールに先立ち必要フィあるのバックアップを行う。
再インストール OSの再インストールを行う。
初期セキュリティ設定 Microsoft Update、ウィルス対策ソフト導入、マルウェア対策ソフトのインストールを行う。
バックアップの回復 バックアップした情報を戻す。
各種カスタマイズ実施 OSに対して、セキュリティ・軽量化・機能性のバランスを考慮しつつカスタマイズを行う。
各種ソフトのインストール 日々利用するソフトのインストール及びカスタマイズを行う。
最終カスタマイズ実施 最終的なカスタマイズを行う。

各ページは、OS再インストールを前提に記載をしました。
再インストールを行うと、過去の想定外の設定、rootkit対応が可能となります。ただし、再インストールに不安がある場合は、再インストール関係の記述を読み飛ばしていただければと思います。
全てのページの項目を完了させるのには時間がかかりますが、長く使用するPCの動作軽量化とセキュリティの強化のために手を抜かずにカスタマイズすることをお勧めします。
とはいえ、この手の解説ページに書かれていることですが、PC環境は利用環境により人それぞれ千差万別です。カスタマイズに絶対という単語はありません。オウンリスクということを了解の上でカスタマイズの実践してください。

各ページの誤記等の指摘については大歓迎ですが、サポート等は不可能ですので質問等に関してはご勘弁ください。


補足解説

その1「ID・パスワード(WinXP)」



Homeへ戻る
Copyright(C) 2007 右脳式ぷよぷよルーム. All rights reserved.