Home → 第5章:スキルアップ(初心者&初級者) → レッスン19:挟み込み(その3)


色の偏りを避ける

挟み込みに限った話ではありませんが、連鎖を組んでいく時に必要な色が偏ることはできるだけ避けましょう。
既に完了した部分の色が偏るのは問題ありませんが、これから作成する部分で色が偏ると一般的につもが多く必要となり、不利になるケースが多いです。
中級者に近づくと他の余ってきた色ぷよで連鎖を強化したり、催促・つぶしを狙ったりできますが、初心者には柔軟な対応が難しいのでつもが多くなるのはリスク(特に攻撃を受け発火できないリスク)だけが大きくなります。

図1・図2は、色の偏りを避けるについての説明です。

図1
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図2
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図1・図2で、は組ぷよ及びその設置です。
図1は、組ぷよを土台ぷよに利用する置き方です。
これに対して図2は、最終連鎖を完成させた置き方です。

図1の場合は、この後が3箇所4個必要で、必要色の偏りが大きい連鎖となります。
図2の場合は、最終連鎖が5個となり効率的な連鎖ではないですが、必要色の偏りは特にありません。

図1と比べ図2のほうが確実に優れているとはいえませんが、メリットとしてはその後の必要色の偏りが少ない、急な発火に対応し易いなどがあります。
デメリットとしては、図2の3では4連鎖までしか見えていないので、1連鎖目もしくは連鎖尾作成が必要で、場合によりかえって難しい局面もありえます。

初心者から初級者になる頃には、図1よりも図2の展開を選択したいところです。


他の挟み込みと組み合わせる

前ページのレッスンの発火点を改善でも若干触れましたが、つもの状況やおじゃまぷよ対応を考慮して2-1-1カギ積みのみに固執すると連鎖作成が遅くなるケースも出てきます。
そのような状況では、他の挟み込みとの組み合わせがよりベターとなることもあります。

図3・図4は、他の挟み込みとの組み合わせについての説明です。

図3
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図3で、は組ぷよ及びその設置です。
初心者を卒業する頃になると、ゴミ捨て場の利用が少なくなり横への展開が広くなってきます。
そうなると、図3のようなケースが増えてきます。

図4は、図3のその後の展開イメージです。

図4
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挟み込みは階段積みに比べ、柔軟に挟み込みの種別を組み合わせたほうが強みを発揮できる連鎖です。
挟み込みに慣れたら、様々な種別の挟み込みを組み合わせるようにしたいものです。


階段積みとも組み合わせる

直前に他の種別の挟み込みとの組み合わせを説明しましたが、つもの状況によっては階段積みとの組み合わせも出てきます
挟み込みを作成していた時につもにより階段積みと組み合わせるだけでなく、階段積みを作成していた時につもにより挟み込みと組み合わせるケースもあります。

図5・図6は、階段積みとの組み合わせについての説明です。

図5
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図5で、は組ぷよ及びその設置です。
図5の1で、組ぷよを右端に設置し、連鎖尾で利用する方法もあります。
しかし、ここでは発火付近で階段積みの利用をしています。

図6は、図5のその後の展開イメージです。

図6
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図6で、は図5の3以降の追加ぷよです。
なお、組み合わせイメージをし易くするため、連鎖以外の追加は記載省略しています。実際にはゴミぷよがこれに加わることになります。

図6左図は、階段積み→挟み込みです。
図6中央図は、挟み込みに再度転換した組み方です。
図6右図は、最終連鎖以外は、階段積みに変更した組み方です。

このような組み方ができると初心者の域は既に脱し、堂々と初級者と名乗れるぐらいにはなります。

最終的には、挟み込み・階段積みの組み合わせや組み方の変更だけでなく、つぶしに利用したり悪形は一旦消して組みなおすなどができるようになると戦い方に厚みが出てきます。
ここまで来ると、初心者では一朝一夕ではできませんが、頭の片隅に止めておくと少しずつですが利用できたりする日が来るでしょう。


単純かつ相性のよい連鎖尾を作る

挟み込みがある程度柔軟に利用できるようになってくると、2-1-1カギ積み5〜6連鎖のみでも通常の対CPU戦では負けなくなります。
しかしながら対人戦では必ずしもそれで勝てるわけではありません
その理由は、攻撃力が限定されるためです。
これに対しての対策はいくつかあります。

@連鎖尾を拡張する
A折り返しを行なう

@は、この後この項目で説明します。
Aは、この後の別ページのレッスンでの説明となります。

初心者が利用する連鎖尾拡張は、単純で挟み込みとの相性のよいものにしぼって覚えましょう。

図7は、挟み込みと相性のよい連鎖尾です。

図7 【左図】 【中央図】 【右図】
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図7で、は連鎖尾拡張です。
図7左図は、2-1-1カギ積み+拡散です。
図7中央図は、2-1-1カギ積み+斉藤スペシャル拡散です。
図7右図は、横螺旋+斉藤スペシャルです。

それぞれの連鎖尾拡張については、この後の別ページのレッスンで説明します。


連鎖の方向を変える

中央から連鎖を組んでいると、連鎖の方向を逆にしたほうが良いケースがたまに出てきます。
そのような場面では、連鎖の方向を逆にしましょう。
慣れていない方向への連鎖は思考スピードのダウンが伴うので、トータル的にはデメリットの方が大きくなるかもしれません。
しかしながら、いつの日にか避けて通れぬ折り返しを利用するためには逆方向の連鎖に慣れておく事に意味があります。
短期的なメリットより、中長期的なメリットを取るために、あからさまに逆方向としたほうが良い状況では逆方向の連鎖を組んでみましょう

図8は、逆方向連鎖の説明です。

図8
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図8で、は組ぷよ及びその設置です。
この図8の例の様に、逆方向連鎖に半ば誘導されるようなケースでは逆方向の連鎖を行ないましょう。

しかしながら、実際にはこのような状況でも、5列目や3・4列目のを消したり、図8の3の様に置いたにもかかわらず、左から右へ進んでいく連鎖を組んだりする人がいます。
もちろん図8の3から右端に向かって進む連鎖を組むと発火地点が非常に狭く、小さな連鎖を受けただけで身動きできなくなります。
先ほど述べたように、思考スピードが落ちたとしても逆方向連鎖の練習をしたもらいたいです。


おじゃまぷよ対応を行なう

おじゃまぷよ対応については、以前の別ページのレッスンで説明しているので、その内容を確認してください。
また、直前のページのレッスンで説明したように、発火点を改善しておくこともおじゃまぷよ対応としては有効です。



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