降ってきたおじゃまぷよに対する対応として、単純掘りがあります。
これは、おじゃまぷよを少しでも多く消すことを目的としています。
単純掘り : 多量のおじゃまぷよ消去を目的とする。
おじゃまぷよに備えていても、受けてしまうことはあります。
その際に、下部の色ぷよに届きそうであれば後述の多段掘りを狙い、フィールドがある程度の広さがあれば後述のおじゃまぷよ上の連鎖作成を行いますが、単純におじゃまぷよを消すというのが好手となるケースもあります。
図1は、単純掘りに関する説明です。
_ _ _ _ _●● _ | | | | |●● | | | |●● | | ● | | | |● | | ● | | **** | | **** | | **** | | *****| | *****| |●*****| | *****|⇒|●*****|⇒|●*****| | *****| |●*****| |●*****| |******| |******| |******| |*★▲■★*| |*★▲■★*| |*★▲■★*| |*●★▲■★| |*●★▲■★| |*●★▲■★| |*●★▲■★| |*●★▲■★| |*●★▲■★| |*●★▲■★| |*●★▲■★| |*●★▲■★| └−−−−−−┘ └−−−−−−┘ └−−−−−−┘ |
図1は、階段5連鎖完成前に相手からの4連鎖を受けてしまった場合です。
相手フィールドは、ほとんど色ぷよもなく、追加攻撃まで若干の時間がありそうです。
図1左図では、フィールドも狭く連鎖を組んでも攻撃力が限定されるので「おじゃまぷよ上の連鎖作成」は有効ではありません。また、「多段掘り」にも適しません。もしもあと一段分おじゃまぷよが少なければ「多段掘り(下部つなぎ)」が有効となります。
図1中央図では、直後に●●と赤ぷよのみ3つ一組が続けてきた場合です。この後の展開としては、★3つ+●+★を集めて下部への連結を狙います。(【参考図】)
図1右図では、図1中央図の赤ぷよのみ3つ一組のネクストが4つ一組(1色)だった場合です。このような都合の良いつもは来るケースはほとんどありませんが、大量消しの可能性も視野に入れて欲しいので出しました。
このぐらいだと、相手フィールドに降るおじゃまぷよも1列分ぐらい降るので時間稼ぎが行え、多段掘りの成功確立があがります。
多段彫りは、埋まってしまった連鎖の掘り起こしを目的とします。
名前のとおり、おじゃまぷよの量ではなく、深く消し込んでいくことを目的とします。
多段掘り : 下部連鎖の掘り出し、連結を目的としておじゃまぷよを消す。
掘りたい列を明確にして、そこを掘るための連鎖(基本は2連鎖)を作ります。
図2・図3は、多段掘りに関する説明です。
_ _ _ _ _ _ | | | | | | | | |☆ | | | | | |☆ | | | | | |↓ □ | | | | | | □ | | | | * |⇒| □ * |⇒| | | * **| | ☆*□**| | **| | ****| | ☆****| | **| | ***■*| | ***■*| | *■*| |**●*▲■| |**●*▲■| | *●*▲■| |**●★▲■| |**●★▲■| |**●★▲■| |**●★▲■| |**●★▲■| |**●★▲■| └−−−−−−┘ └−−−−−−┘ └−−−−−−┘ |
図2で、☆△が多段掘りです。
図2の1は、階段積み作成中に3段分のつぶしを受けた状態です。
ここから、図2の2のような多段掘りをつくり発火します。2連鎖目の△が要で目的の列である3列目に刺さるようにしています。
最終的には図2の3の状態となり、ここから下部連鎖を延長して反撃に出ます。
それでは何故、わざわざ多段掘りにするのでしょうか。
1連鎖(単発消し)を2回でも同じ状態にできます。多段掘りを考える分時間的なロスが生じると疑問に思うかもしれません。
以下の理由が多段掘りの理由です。
_ _ _ _ | | | | |☆ ○ | |☆ | |☆ ○ | |☆ ○ | |↓ □ | |↓ □ | | □ | | □ | | □ * | | □△* | | ☆*□**| | ☆*□**| | ☆****| | ☆****| | ***■*| | ***■*| |**●*▲■| |**●*▲■| |**●★▲■| |**●★▲■| |**●★▲■| |**●★▲■| └−−−−−−┘ └−−−−−−┘ |
図3で、○☆□△は多段掘りです。
図3左図は、多段掘りを更に発展させ下部連鎖への連結(合体)を図った例です。
図2の2の状態で、上に○を追加しています。こうするだけで下部連鎖へつながります。
図3右図は、更に4列目に△を置くことにより完全に下部連鎖を巻き込んだ形にしています。5連鎖あるので相手は色ぷよを消費しているのでここまでくれば勝負ありでしょう。
図2の様に、掘り起こすべきか、図3の様に下部連鎖への連結を意識するべきかは状況にもよります。
組ぷよのつもと相手フィールドの状況によりよりベターな対応を選びたいですが、そのためにも初級的な凝視は必要です。
_ _ _ _ | | | | | | |☆ | | | |☆ | | | |↓ | | | | ☆ | | * |⇒| ☆ * | | * **| | ○*△**| | ****| | ☆****| | **■*| | ☆**■*| |**●*▲■| |**●*▲■| |**●★▲■| |**●★▲■| |**●★▲■| |**●★▲■| └−−−−−−┘ └−−−−−−┘ |
図4で、○☆△は多段掘りです。
図4の1は、図2よりおじゃまぷよが1個少ない(2列目)場合です。
この場合は、図4の2の様に下部連鎖への連結を前提に組んだほうが良く、積極的に連結を狙っていきます。
判断の分かれ目としては、おじゃまぷよ1つ消せば届くのであれば連結を前提に、2つぐらいなら掘ることを前提にしていけばよいでしょう。
多段掘りに適さず、空間がある程度ある場合には、おじゃまぷよ上で連鎖を組んでいくことになります。
おじゃまぷよ上の連鎖作成 : おじゃまぷよを考慮して連鎖構成を行う。
おじゃまぷよ上の連鎖で注意すべきは、おじゃまぷよを巻き込んで消えたときの位置の変化です。
特に階段積みの場合は見誤ると連鎖がまったくつながっていないという事象が発生します。
図5・図6は、おじゃまぷよ上の連鎖作成についてです。
_ _ _ _ _ _ | | | ● | | ● | | | | ● | | ● | | | | ↓ | | ↓ | | | | ★▲■ | | ★▲■ | | | | ★▲■ | | ●★▲■| | | | ●★▲■| | ●★▲■| | | | ●●★▲■| | ●★▲■| | *****| | *****| | *****| |******| |******| |******| |******| |******| |******| |*●★▲■●| |*●★▲■●| |*●★▲■●| |●●★▲■●| |●●★▲■●| |●●★▲■●| └−−−−−−┘ └−−−−−−┘ └−−−−−−┘ |
図5左図は、連鎖作成中につぶし(おじゃまぷよ3段)を受けた状態です。
ここから、図5中央図のような連鎖をつくり発火します。ここで注目したいのが3-1積みではなく、2-2積みにしているところです。図5右図のように3-1積みだと連鎖がつながっていません。
3-1積みにする場合には1段ずつ仕掛けぷよを高くする必要があります。それだと連鎖に必要な色ぷよが多く必要になるので作成に時間がかかります。
通常の連鎖では、おじゃまぷよ耐性やゴミぷよ対応等で3-1積みのほうが優秀なのですが、おじゃまぷよ上では2-2積みのほうが優秀です。
_ _ _ _ | ● | | ● | | ● | | ● | | ↓ ■| | ↓ ■| | ★▲■| | ★▲■| | ●★▲| | ★★■| | ●★▲■| | ●●▲▲| | ●★▲■| | ●★▲■| | *****| | *****| |******| |******| |******| |******| |*●★▲■●| |*●★▲■●| |●●★▲■●| |●●★▲■●| └−−−−−−┘ └−−−−−−┘ |
図6は、おじゃまぷよ上で、挟み込みを組んだ場合です。
図6の1は2-1-1カギ積みで、図6の2は横螺旋です。
このように、挟み込みは比較的おじゃまぷよ上の連鎖として適しています。
図5・図6の様におじゃまぷよ上では、通常連鎖と異なりおじゃまぷよの消去の影響を受けにくき連鎖を組む必要があります。