どのような大連鎖も、1連鎖1連鎖の積み重ねです。
連鎖させるためには、基本となる連鎖の形を知る必要があります。
連鎖単体の分類については、第4章:連鎖(通常連鎖)→「連鎖」を一読してください。
連鎖の最小パーツとして「階段」「挟み」「幽霊」がありますが、初心者が最初に取り組むのは「階段」「挟み」となります。
「幽霊」は連鎖がある程度組めるようになってからの利用で十分です。
基本となる「階段」「挟み」を作っていくうえで、「レッスン07:ぷよの消去」でも説明したとおり4個一組が基本という意識を持つことが重要です。
土台ぷよと仕掛けぷよが3-1、2-2(2-1-1)、1-3(1-2-1、2-1-1)とするのが基本となります。
階段にしろ挟みにしろ、以下の2点をしっかりと意識できているか否かを重要です。
連鎖作りのアプローチとしては、大きく二つあります。
一つ目は、仕掛けぷよの色から土台ぷよとなる色ぷよを集める。
二つ目は、土台ぷよの色から仕掛けぷよの色ぷよを集める。
自分がどちらを目指すかを意識して基本となる連鎖を作りましょう。
図1は、仕掛けぷよからのアプローチです。
図2は、土台ぷよからのアプローチです。
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図1で、☆は作成する2連鎖目です。
図1の1で、最初に消そうとする色ぷよ●の上にある、☆を2連鎖目の仕掛けぷよとして連鎖作成をしていきます。
図1の1・2で、必要となる土台ぷよを集めてきて図1の3で発火します。
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図2で、☆は作成する2連鎖目です。
図2の1で、最初に消そうとする色ぷよ●の近くにある、☆を2連鎖目の土台ぷよとして連鎖作成をしていきます。
図1の1・2で、必要となる土台ぷよ・仕掛けぷよを集めてきて図1の3で発火します。
図1・図2のどちらのアプローチにするかは、設置済みの色ぷよ・落下中の組ぷよ・ネクスト・ネクネクにて判断していくことになります。
初心者のうちは全てを同時に意識することは難しいので、まずは「設置済みの色ぷよ」>「落下中の組ぷよ」>「ネクスト」>「ネクネク」に注目して連鎖作りを進めましょう。
先ほどは、仕掛けぷよ・土台ぷよに着目して連鎖を作る方法について説明しましたが、今度は単発消しを避けるという意識から連鎖を作る(増やす)方法を紹介します。
図3は、単発消しから連鎖への意識変換です。
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図3で、☆は意識変換で注目する色ぷよです。
図3の1は、このままだと単発消しにしかなりません。このような単発消しは極力避けるべきです。
単発消しから連鎖への意識変換とは、単発消しを思いとどまり連鎖となるように方針変更することです。
図3の2は、単発消し→挟みへの意識変換を行ったのもです。多くの場合はこの方法が思いつきます。
図3の3は、単発消し→階段への意識変換を行ったものです。このような考え方もあります。
図3の2・3はあくまで一例ですが、このように単発消しを思いとどまり、連鎖とする方法もあります。
ただし、この単発消しからの意識変換で連鎖を作成するというアプローチは、単発消しを思いとどまることに主眼を置いたもので、決してこのアプローチで連鎖作りを進めるべきではありません。
あくまで、連鎖作りの基本は仕掛けぷよ・土台ぷよの色からのアプローチです。
ここまで説明した連鎖作りのアプローチを意識しつつ、連鎖作成の練習をしましょう。
表1は、練習方法です。
練習環境 | ・対戦が目的でないので、「とことんぷよぷよ」が望ましい。 ・COM対戦で練習するなら、フィーバーよりは通ベースのルールにて練習する。 ・COM対戦&フィーバーなら、アルルを利用する。 ・色数は、3色で慣れ4色に変えていく。 |
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意識ポイント | ・仕掛けぷよ、土台ぷよの色からのアプローチで連鎖を作る。 ・2連鎖を最速(最短手数)で作るように意識する。3色なら8つも以内ぐらいで作れたらとりあえずはOKです。 ・なるべくフィールド端でなくフィールド中央で作ってください。 |
ひたすら2連鎖狙いで連鎖を作ってください。
表2の意識ポイントにも書いていますが、仕掛けぷよ、土台ぷよの色からのアプローチで連鎖を作ってください。
練習を続けているうちに、単に2連鎖を作っては発火しの繰り返しだけでなく、様々なことを試すことができるようになってきます。
「効率的な組ぷよ操作を行う」「縦結合と横結合を意識する」「次の2連鎖の可能性に気づく」「3連鎖が狙える」等ができれば、連鎖の基本が習得できたといえます。