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ぷよの消去

当たり前のことですが、色ぷよは同色4個以上を集めることにより消え、おじゃまぷよは隣接する色ぷよの消去により消えます。

初心者が上達していく上で、ぷよの消去についていくつか覚えておいてほしいことがあります。


4個一組の消去

色ぷよは4個以上で消えますが、原則4個で消すように心がけましょう。
すなわち、5個消しや6個消しをしないようにしてください。

より強力な攻撃を行うためには連鎖を行う必要があります。
連鎖数を増やすためには、限られたフィールドを有効活用する癖をつけておく必要があります。

図1は、4個一組・6個一組の消去です。

図1 【左図】  【右図】
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図1左図は、4個一組の5連鎖(階段積み)です。
図1右図は、6個一組の4連鎖(階段積み)です。
図1を例に、必要色ぷよ数・おじゃまぷよ発生量・フィールド方向性・誤爆し易さを考えます。

表1は、図1左図・右図の優劣です。

表1
左図 右図
必要色ぷよ数 20個 24個
おじゃまぷよ発生量 40個 32個
フィールド利用状態 低い 高い
誤爆し易さ しにくい しやすい

表1で、おじゃまぷよ発生量は、「ぷよぷよ!」の「ぷよぷよフィーバー」です。
純粋に攻撃力に着目しても少ない色ぷよ数で、多くのおじゃまぷよを発生させているので、4個一組のほうが優れている。

その他にも、フィールドで低く連鎖を構えられるというメリットもある。これは初心者のうちはなかなか実感できないかもしれないが連鎖の組み易さや変化への柔軟性には低く連鎖を構えることは重要である。
更に、個数が増えると誤爆し易いというリスクの増大も忘れてはいけない。

フォローを少しだけすると何が何でも4個一組のみしか作らねばということではありません。
状況によっては、5個一組・6個一組でもOKな場面はあります。単に4個一組が基本という意識を持つことが重要なのです。


縦結合と横結合

グラフィック的にも隣接する色ぷよは結合するが、結合についての縦結合と横結合の違いを理解する必要が出てきます。

結論から言うと「縦結合は切れず、横結合は切れる」ということである。

図2は、縦結合の例です。
図3は、横結合の例です。

図2 【確認】
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図2で、4列目のとその上のの結合は切ることは絶対できません。
が消えるときにはも消えるし、その逆もまた然りです。

図3 【左図】  【右図】
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図3で、4列目のとその左のの結合は切ることが可能です。

図3の1で、1連鎖目のが消えた直後にの結合は切れます。ただ図3の1の場合には3連鎖目には再び結合しているので、連鎖の形という意味では切れていないとも言えます。

図3の2は、図3の1にを4つ追加した形です。
3列目のは2連鎖目に消え、4列目のは3連鎖目に消えます。この場合は連鎖の形でも結合が切れている例となります。

このような結合の切断に関して最初の頃は連鎖に応用するというのは難しいと思いますが、スキルアップして連鎖が多彩に組めるようになるために初心者のうちから結合の切断を意識したいものです。

あまり小難しく考えず、「横につながっている色ぷよは分かれる」とだけでも覚えてください。


後付ポイント

これも初心者がすぐに活用できるものではないかもしれないが、上達する上での視点を養うため後付ポイントを意識してほしいです。

後付ポイントは、連鎖拡張可能な色ぷよとその方向です。

連鎖を組む上で、設置済みのぷよのうち後付していく部分がどこかしっかりと把握することが連鎖数を増やす上で重要です。
設置済みのぷよのうちどの部分に意識を集中させ、色ぷよを後付していくことにより連鎖が大きくなっていきます。

図4は、後付ポイントの例です。

図4 【中央図】  【右図】
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図4左図で、は後付ポイントです。
図4中央図・右図で、は図4左図から追加した色ぷよです。

図4左図で、は連鎖として完成しています。連鎖として伸ばしていく部分が後付ポイントでとなります。
3列目は連鎖開始方向への後付ポイントで、5列目6列目は連鎖尾方向への後付ポイントとなります。

図4中央図は、連鎖開始方向へ拡張させています。
図4左図は、連鎖尾方向へ拡張させています。

では、後付ポイントを意識する理由は何でしょうか。
思考の優先割付」が一番の理由になります。
フィールド上の全てのぷよに意識を集中させることは不可能です。意識を振り向ける場所のひとつが後付ポイントとなります。
後付ポイントとそこに後付していく色ぷよに意識を集中し、その他には極力注意は払わないことが第一歩となります。

また、連鎖開始部の後付ポイントは即発火ポイントとなるので後付ポイントの中でも最重要なポイントだといえます。

次に、後付ポイントについてもう少しだけ詳しく見ていきます。

図5は、後付ポイントの広さについてです。
図6は、後付ポイントとゴミぷよについてです。
図7は、後付ポイントの変化についてです。

図5
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図5で、は後付ポイントとなります。
後付ポイントの広さの違いについて見たいと思います。
図5左図では3箇所、図5中央図では2箇所、図5右図では1箇所となります。

連鎖を構成していくと後付ポイントの広さが変化してきます。
おじゃまぷよ耐性・隙の大きさ等も関係してきているので、慣れてくるに従いより意識してほしいところです。
スキルアップするに従い、周辺色・色拘束・誤爆リスク把握などを意識したいですが、初心者としては後付ポイントのみに意識を向けることからはじめましょう。

図6 【左図】  【右図】
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図6左図・中央図で、は後付ポイントです。
図6右図で、は図6左図から追加した色ぷよです。
連鎖尾方向への拡張を行ううえで、連鎖後に残る色ぷよの把握が重要になってきます。
図6左図で、4列目のから発火させた場合、図6中央図となります。
図6中央図を見て分かるように、連鎖尾に1連鎖追加する場合に利用するのが後付ポイントとなります。
は図6左図では、ゴミぷよとなります。もちろん、を連鎖に組み込むことができればも後付ポイントとなります。図6右図は、そのような一例です。

図7
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図7で、は後付ポイントです。
後付ポイントは、連鎖を組んでいくにつれ変化していきます。
図6の左図→中央図→右図のように連鎖を作って言った場合に後付ポイントが変化しているのがわかります。

連鎖を組んでいく時々で、後付ポイントだけはしっかりと意識できるようにしましょう。
これを見失うようでは、以前のレッスンに書いてある組ぷよコントロールが甘いということになります。


設置後状況把握

ここまでは、初心者の頃から心構えとして知ってほしい内容を記載してきましたが、組ぷよコントロールとぷよの消去の復習も兼ねて、設置後状況把握がどのぐらい的確かを把握しましょう。

やり方はシンプルで、「のほほ積み+α」の実践です。
戦略としての「のほほ積み」は後に別レッスンで説明しますが、ここでは設置後状況把握に力点を置きます。

表2は、設置後状況把握の方法です。
表3は、操作方法の変更です。

表2
操作方法 回転ボタンは使わず右側から組ぷよを設置していく。
把握ポイント ・ちぎりの有無
・色ぷよ同士の結合
・色ぷよの消去
・消去後の連鎖の有無

単なる確認なので気楽に行きましょう。モード(ぷよぷよ!の例)は、「ストーリー」でも「とことんぷよぷよ」でも「フリーたいせん」でもかまいません。むしろ相手からのおじゃまぷよが来ない「とことんぷよぷよ」がベターかもしれません。

表2で重要なのは、把握ポイントの項目が設置前に認識できているか否かです。

戦略としての「のほほ積み」ではないので高速落下が重要ではありません。把握ポイントの内容を事前把握できているかが重要になります。
表2の操作方法のとおり行うと、3列目(及び4列目)に積み上がってばたんきゅーとなります。
それまでの間、把握ポイントの項目が設置前の予想と外れていないかをチェックしてください。
設置直前の予想と実際が異なっていたら、組ぷよコントロールができてないうちから高速落下しているということになります。
なお、「色ぷよ同士の結合」に関しては、組ぷよ設置直後の予想は的確である必要がありますが、消去が伴った場合には連鎖がどの程度発生するかの方が重要で、最終連鎖後の色ぷよ同士の結合までの把握はさほど重要ではありません。
むろん、のほほ積みでなく、連鎖を組んでいた場合ではゴミぷよと後付ポイントの識別はできるようになるのが望ましいです。

表3
操作方法2 組ぷよを180°回転(左回転×2)させ右側から組ぷよを設置していく。
操作方法3 組ぷよを右に倒し(右回転)て右側から組ぷよを設置していく。
操作方法4 組ぷよを左に倒し(左回転)て右側から組ぷよを設置していく。

表3では、単純なものの回転も加えています。
表2に比べて操作が増える分、把握ポイント確認完了が微妙に遅れることになります。
組ぷよのそれぞれの回転方向への設置後状況把握の違いを感じていただきたいと思います。

以上の設置後状況把握は、基本的には通常利用しているキャラで挑戦しますが、つもをシンプルにしたいのであればアルルからチャレンジして、その後に通常利用キャラで試すというのもありです。



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