第1章:ルール(ぷよフィ)の「組ぷよ基本操作(Winぷよフィ)」で説明したように、「クラシックルール(ふたりでぷよぷよ)」以外の対戦ルールでは2つ一組以外の組ぷよが出てきます。
つもパターンはキャラに依存します。
つもパターンは、16つもで一巡します。
つもの配色法則については、第1章:ルール(ぷよフィ)→「ネクスト、ネクネク(Winぷよフィ)」を参照ください。
表1は、対戦ルール別の組ぷよ個数です。
表2は、つもパターンです。
クラシックルール(ふたりでぷよぷよ) | 2つ一組のみ |
---|---|
るんるんコース(ひとりでぷよぷよ) わくわくコース(ひとりでぷよぷよ) はらはらコース(ひとりでぷよぷよ) フリー対戦(ひとりでぷよぷよ) ふつうのルール(ふたりでぷよぷよ) トラップルール(ふたりでぷよぷよ) エディットルール(ふたりでぷよぷよ) フィーバー(とことんぷよぷよ) タスク(とことんぷよぷよ) オリジナル(とことんぷよぷよ) |
2〜4つ一組 |
つもパターン | 一巡 ぷよ 個数 |
2つ一組 | 3つ一組 (同色縦) |
3つ一組 (同色横) |
4つ一組 (2色) |
4つ一組 (1色) |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
アコール先生 | 2縦2縦2縦2*2横2横2横24 | 42 | 8 | 3 | 3 | 1 | 1 |
アミティ | 222縦222*222横2224 | 38 | 12 | 1 | 1 | 1 | 1 |
アルル | 2222222222222222 | 32 | 16 | 0 | 0 | 0 | 0 |
おしゃれコウベ | 2222縦2222*222224 | 37 | 13 | 1 | 0 | 1 | 1 |
おにおん | 22222*22222横2224 | 37 | 13 | 1 | 0 | 1 | 1 |
カーバンクル | 2縦*24横2*2縦42*横24 | 48 | 6 | 2 | 2 | 3 | 3 |
クルーク | 22縦2縦2*2横2*2縦224 | 42 | 9 | 3 | 1 | 1 | 2 |
こづれフランケン | 22縦22縦2*2横2横2横24 | 41 | 9 | 2 | 3 | 1 | 1 |
さかな王子 | 222縦22縦*22横*22縦4 | 42 | 9 | 3 | 1 | 1 | 2 |
タルタル | 22縦22*2横22*22縦24 | 41 | 10 | 2 | 1 | 1 | 2 |
どんぐりガエル | 222縦2224222*2224 | 39 | 12 | 1 | 0 | 2 | 1 |
ポポイ | 22縦22縦22縦22*2*24 | 41 | 10 | 3 | 0 | 1 | 2 |
ほほうどり | 222縦222縦222縦2224 | 37 | 12 | 3 | 0 | 1 | 0 |
ユウちゃん | 2縦2*2横2*2縦242224 | 43 | 9 | 2 | 1 | 2 | 2 |
ラフィーナ | 22縦22*222横22横224 | 39 | 11 | 1 | 2 | 1 | 1 |
リデル | 222縦22*22横22*224 | 40 | 11 | 1 | 1 | 1 | 2 |
表2で、つもパターンの記号は下記のとおりです。
「2」は「2つ一組」
「縦」は「3つ一組:同色縦」
「横」は「3つ一組:同色横」
「4」は「4つ一組:2色」
「*」は「4つ一組:1色」
表2で、3つ一組(同色縦)と3つ一組(同色横)は最初の一巡目ので記載しています。
3つ一組は、16つもの中で必ず同色縦から始まります。4つ一組(1色)が出てくるまでは次の3つ一組も同色縦となりますが、4つ一組(1色)が出てきてからは同色横となります。
すなわち、3つ一組は同色縦から始まって、4つ一組(1色)が出てくるたびに同色縦→同色横→同色縦→同色横となります。
ぷよぷよ!のように、16つもの中で完結せず、次の16つもにも入れ替わりは引き継がれます。
おにおんを例にとると、最初は3つ一組(同色横)ですが、16つも後は3つ一組(同色縦)が出てきます。
ポポイ・ほほうどりの場合は、いつまでたっても3つ一組(同色縦)しか出てきません。
つも一巡(16つも)のぷよ個数はキャラにより異なります。
一巡したときの色ぷよの個数が多ければ、それだけ連鎖構成が早くできます。ただし、単純に多ければよいわけではなく、ちぎりの発生や飽和連鎖力も関係してくるので注意が必要です。
表3は、つも一巡ぷよ個数です。
表4は、つもの初手から2つ一組以外が出るまでの数です。
表5は、4つも毎の個数の偏りです。
表6は、特徴的なつもを持つキャラ説明です。
カーバンクル | 48個 | 超多つもキャラ |
---|---|---|
ユウちゃん | 43個 | 多つもキャラ |
アコール先生 クルーク さかな王子 |
42個 | |
こづれフランケン タルタル ポポイ |
41個 | 標準つもキャラ |
リデル | 40個 | |
どんぐりガエル ラフィーナ |
39個 | |
アミティ | 38個 | 少つもキャラ |
おしゃれコウベ おにおん ほほうどり |
37個 | |
アルル | 32個 | 超少つもキャラ |
表3で、最多(48個)のカーバンクルと最少(32個)のアルルでは、一巡時点で1.5倍のぷよ数の差があることがわかります。
<多つもメリット>
連鎖作成のスピードは上がる。
<多つもデメリット>
ちぎりが発生しやすい。
無駄ぷよが発生しやすい。
トータルでは、ぷよ数が多いほうが有利となります。
アルル | ∞(16) |
---|---|
おにおん | 6 |
おしゃれコウベ | 5 |
アミティ さかな王子 どんぐりガエル ほほうどり リデル |
4 |
クルーク こづれフランケン タルタル ポポイ ラフィーナ |
3 |
アコール カーバンクル ユウちゃん |
2 |
表4で、アルルは∞(16つもすべて2つ一組)となっています。
おにおんは6つも目、おしゃれコウベは5つも目で2つ一組以外が出てきます。このようなキャラは少つもキャラになっています。
「ぷよぷよ!」と比べると、キャラ毎の違いは小さいです。「ぷよぷよ!」のつもは、第2章:キャラクター(ぷよ!)→「つも(DS版ぷよ!)」を参照ください。
ポポイ | 5 |
---|---|
カーバンクル リデル |
4 |
おしゃれコウベ おにおん クルーク こづれフランケン さかな王子 タルタル ラフィーナ |
3 |
アコール先生 アミティ |
2 |
どんぐりガエル ほほうどり ユウちゃん |
1.5 |
アルル | 0 |
表5の数字は、4つも毎の合計と平均との乖離を一巡で積算したものです。
<例>
リデルは「222縦22*22横22*224」なので4つも毎の個数は9個・10個・9個・12個となります。平均は10個(40÷4)なので、乖離の積算は|9−10|+|10−10|+|9−10|+|12−10|=4となります。
(絶対値|-1|=|1|=1です。)
つもの偏りが少ないほうが思考を妨げる要素が少なく連鎖が組みやすいといえます。
「ぷよぷよ!」と比べると、キャラ毎の違いは小さいです。「ぷよぷよ!」のつもは、第2章:キャラクター(ぷよ!)→「つも(DS版ぷよ!)」を参照ください。
2つ一組のみ アルル |
詳細説明は不要だと思いますが、アルルだけは2つ一組以外の組ぷよが出てきません。 つも一巡のぷよ数はだんとつで少ないものの、小回りのよさがそれを補っているといえます。2つ一組以外がまったく出てこないというのは連鎖を組む思考の流れの上で非常に大きなプラスとなっています。 無駄ぷよが発生しにくく飽和連鎖数が高いです。 |
3手全消し可能 カーバンクル |
カーバンクルだけが、3手目での全消しが可能となっています。 最初の2手が3色以内(第1章:ルール(ぷよフィ)→「ネクスト、ネクネク(Winぷよフィ)」を参照)かつ、3手目が4つ一組(1色)というオールマイティの組ぷよなので7/27(※1)の確率で全消しが発生します。4回に1回で全消しが可能です。 ネット対戦などでは、実力差が相当乖離していないのであれば全消し回避する紳士プレイが期待されるのもうなづけます。 |
超多つも カーバンクル |
前述の3手全消し可能のインパクトが大きいですが、つも一巡最多のぷよ数もカーバンクルの存在を際立たせています。 つもの多さを生かして連鎖構成のスピードが魅力の反面、小回りの悪さが悩みどころとなっています。 |
特定の組ぷよなし アルル ほほうどり |
アルルは前述のとおり。 ほほうどりは、フィーバーでは何かと役立つ4つ一組(1色)が出現しないキャラです。フィーバー時の攻撃力の高さを活かせにくい「つも」となっています。 |
4つ一組(1色)多い カーバンクル |
つも一巡で、3回も4つ一組(1色)が出てきます。 発火性能、フィーバーとの相性が高い「つも」といえます。前述の「ほほうどり」と異なりフィーバー時の攻撃力も低くないですし。 |
2つ一組、3つ一組、4つ一組の組ぷよには使い勝手に差があります。
状況によって変化しますが、傾向を見ていきます。
表7は、組ぷよの特徴です。
無駄ぷよの 発生 |
連鎖作成 スピード |
ちぎり 発生 |
発火能力 | フィーバー 相性 |
総合 評価点 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2つ一組 | ★ ● |
少ない (5) |
いまいち (2) |
少ない (5) |
普通 (3) |
いまいち (2) |
17点 | |
3つ一組 (同色縦) |
● ●★ |
多少 (3) |
普通 (3) |
多少 (3) |
良い (4) |
普通 (3) |
16点 | |
3つ一組 (同色横) |
★ ●● |
多少 (3) |
普通 (3) |
多少 (3) |
良い (4) |
普通 (3) |
16点 | |
4つ一組 (2色) |
●★ ●★ |
有り (1) |
早い (5) |
多い (1) |
良い (4) |
良い (4) |
15点 | |
4つ一組 (1色) |
●● ●● |
有り (2) |
早い (5) |
多い (1) |
良好 (5) |
良好 (5) |
18点 |
全般的な性能では「4つ一組(1色)>2つ一組>3つ一組>4つ一組(2色)」です。
ただし、連鎖の作りやすさのみを考えると「2つ一組>3つ一組>4つ一組(1色)>4つ一組(2色)」となるでしょう。
どちらにしても、4つ一組(2色)が利用しにくい組ぷよと言えそうです。