「ぷよぷよフィーバー」は、SEGAにぷよぷよの版権移ってから最初に作られた作品です。
一発逆転要素として採用された「フィーバーモード」が加わり、連鎖のタネにより初心者でも連鎖の爽快感を味わえるようになりました。
キャラクターも一新され、アルル以外は新規のキャラクターとなっています。
キャラクターごとに攻撃力(連鎖ボーナス)やつも(組ぷよ)が異なり、キャラクター性能を考慮して選ぶことができます。
PSP版は、PSP向けの「ぷよぷよフィーバー」として2004年12月に発売されました。ぷよぷよフィーバーとしてはXlink kaiによるネットワーク対戦が可能な唯一の作品です。
表1は、PSP版ぷよぷよフィーバーについてです。
名称 | ぷよぷよフィーバー |
---|---|
プレイ人数 | 1〜2P |
ジャンル | アクションパズル |
発売日 | 2004年12月24日 |
希望小売価格 | 4,800円 (税込5,040円) |
対応機種 | PSP |
型番 | ULJM-05007 |
JANコード | 4974365-90000-7 |
備考 | アドホックモード対応(※1) |
「ぷよぷよフィーバー」は現時点(2008年3月)で15つのゲーム機・プラットフォーム(AC・PS2・DC・NGC・Xbox・GBA・DS・PSP・iアプリ・S!アプリ・EZアプリ・Win・WinCE・MacOS X・Palm)で遊べます。
PSP版の良い点としては、「高品質な音・グラフィックのぷよぷよ!を持ち運べて遊べる」「Xlink kai利用可能」というところです。残念な点は、「ゲームシェアリング機能」がないところです。
「ぷよぷよフィーバー」は、ボタン中心の操作になっています。
望むらくは、回転ボタンを複数にアサインできれば組ぷよコントロールがもっとしやすかったと思います。
表2は、ぷよぷよフィーバー(PSP版)の操作説明です。
表3は、ぷよぷよフィーバー(PSP版)の操作説明(ふたりでぷよぷよ)です。
メニュー画面 | ゲーム中 | |
---|---|---|
十字ボタン アナログパッド |
カーソルの移動 | 左右でぷよの移動/下で高速落下 |
○ボタン | 決定/次の画面に進む | ぷよの右回転/4つ一組の組ぷよの色変え |
×ボタン | キャンセル/前の画面に戻る | ぷよの左回転/4つ一組の組ぷよの色変え |
スタートボタン | ゲームスタート/決定/次の画面に進む | ポーズ/ポーズ解除 まんざいデモのスキップ |
1P | 2P | ゲーム中 | メニュー画面 |
---|---|---|---|
方向キー上下 | ×・△ボタン | 組ぷよの左右移動 | − |
方向キー左 | ○ボタン | 組ぷよ高速落下 | カーソル下移動 |
方向キー右 | □ボタン | 組ぷよの左回転/4つ一組の組ぷよの色変え | カーソル上移動 |
Lボタン | Rボタン | 組ぷよの右回転/4つ一組の組ぷよの色変え | 決定 |
アナログパッド | − | 組ぷよの左回転/4つ一組の組ぷよの色変え | − |
スタートボタン | ポーズ/ポーズ解除 |
表3で、ふたりでぷよぷよの1P・2Pのキーアサインは、「PSP版ぷよぷよ!」とは異なります。
PSP版ぷよフィは向かい合わせ、PSP版ぷよ!は同方向での操作となるからです。
個人的には、画面の見易さ(凝視のしやすさ)では「PSP版ぷよ!」が優れ、コントローラの使い易さでは「PSP版ぷよフィ」が優れていると感じています。
制約の多い環境なので一長一短といったところでしょうか。
「PSP版ぷよ!」のキーアサインは、第0章:はじめに(ぷよぷよ!)→「基本的情報(PSP版ぷよ!)」を参照ください。
「ぷよぷよフィーバー」(PSP版)を遊ぶのに必須なものと、オプション要素(あったらいいな)を説明します。
本体+ソフトでも十分に楽しめますが、オプション要素で楽しみの幅が広がります。
表4は、必須・オプション要素です。
必須 | PSP (本体) |
ゲーム機本体。 PSP-1000以降 |
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「ぷよぷよフィーバー」 (ソフト) |
ゲームソフト。 SEGAから発売。 |
|
オプション | PSP +「ぷよぷよフィーバー」を 持っている友人 |
対戦相手。 アドホックモードで対戦することができます。 詳細説明は、第3章:ゲームモード(ぷよフィ)→「だれかとぷよぷよ(PSP版ぷよフィ)」を参照ください。 |
外部バッテリー | 電源環境。 アドホックモード(及びゲームシェアリング)を利用していると内蔵バッテリーの減りが激しくなるのであると便利です。電源のとれない環境では活躍してくれます。 バッテリータイプは、値段がはるものなのでアダプタ変換で携帯電話・PDA・iPod等にも対応できる方が良いでしょう。 安くて・手軽にというのであれば電池利用タイプの購入をお勧めします。 |
「ぷよぷよフィーバー」(PSP版)では無線通信で対人対戦が楽しめます。
アドホックモードを利用します。
しかしながら、ゲームシェアリングには対応していません。
アドホックモード・ゲームシェアリングは、PSP同士を直接無線で結んで対戦する場合で利用します。
インフラストラクチャーモードは、ネット経由でデータのダウンロード、アップロード、ブラウザによるHP閲覧が可能です。ただし「ぷよぷよフィーバー」ではインフラインフラストラクチャーモードを利用した機能は提供していません。
表5は、PSP版で利用できる無線環境です。
表6は、PSPにおけるぷよフィ・ぷよフィ2・ぷよ!・ぷよ7の無線対応状況です。
アドホックモード | インフラストラクチャーモード | ||
---|---|---|---|
アドホックモード | ゲームシェアリング | ||
概要 | PSP同士を直接無線接続して対戦するモード。 ホスト・参加者がそれぞれのPSPで「ぷよぷよフィーバー」を起動・接続し、対戦します。 |
PSP同士を直接無線接続して対戦するモード。 PSP版では、ゲームシェアリング機能を提供していない。 DS版は、ダウンロードプレイ(DS版ゲームシェアリング機能)を提供している。 |
ネットへの接続を行う。 PSP版では、インフラストラクチャーモードを利用した機能を提供していない。 |
必要ソフト数 | 2。人数分のソフトが必要。 | 接続不可 | 接続不可 |
ネット接続環境 | 不要 | 必要 | |
利用無線モード | アドホックモード | インフラストラクチャーモード |
表5で、「PSP版ぷよフィ」はゲームシェアリングを提供していません。
なお、PSP版でも「PSP版ぷよフィ2」、「PSP版ぷよ!」ではゲームシェアリングを提供しています。
PSP版ぷよフィ | PSP版ぷよフィ2 | PSP版ぷよ! | PSP版ぷよ7 | |
---|---|---|---|---|
アドホック対戦 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
ゲームシェアリング | − | 対応 | 対応 | 対応 |
Xlink kai | 対応 | − | − | − |
PS3アドパ for PSP | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
一長一短という結果です。
PSP版ぷよフィは、ゲームシェアリングができない代わりに、PS3を購入することなくネット対戦が可能というメリットがあります。
PSP版ぷよぷよフィーバーは、Xlink kai、PS3のアドホック・パーティ for PSPの両方に対応しています。
特に、Xlink kaiに対応しているPSPのぷよぷよ作品は、現時点(2010年3月)では、ぷよぷよフィーバーのみです。
PS3のアドホック・パーティ for PSPでは、World Lobbyルーム作成の暗黙の了解としてぷよぷよ作品は「I-24」とするというローカルルール(強制ではない)があります。