特定のパターンに従って組まれる連鎖を定型、パターンによらないものを不定型と呼びます。
一般的に定型は何らかの名称がついていますが、名称はついていないけど特定のパターンというものもあります。
表1は定型・不定型の特徴です。
図1は、左図が定型(3-1積み)、右図が不定型です。
図2は、定型(GTR)・不定型の混在です。
定型 | パターン化により組みやすい。 |
---|---|
シンプルな定型は相手に読まれやすい。 | |
配色の禁則を覚えることにより暴発を避けやすい。 | |
不定型 | 大連鎖を組みづらく、組むのための技術力が必要。 |
相手に連鎖を読まれにくい。 | |
定型と比べ、暴発しやすい。 | |
柔軟な連鎖を組める。 |
上級者になればなるほど、不定型の利用頻度が高くなります。
不定型の「柔軟性」「読まれにくさ」を好むためです。
_ _ _ _ | | | | | | | | | | | | | | | | | ● | | ● | | ● | | ● | | ↓ | | ↓● | | | | ■● | | ▲■★ | | ■★ | | ●▲■★| | ▲■●●| | ●▲■★| | ●▲▲★| | ●▲■★| |●●▲■★★| └−−−−−−┘ └−−−−−−┘ |
_ _ | | | | | | | ● | | ■ | | ★★★ | | ▲●■ | |■●■■ | |▲▲▲●■ | |□○☆■▲■| |□□○★★▲| |○○☆▲▲■| └−−−−−−┘ |
図2で、○☆□はGTRです。
大連鎖になればなるほど、定型のみで構成されているケースは少なくなり、連鎖の一部もしくは大部分が不定型となってきます。
また、現時点では不定型となっている型であっても、多くの人に利用されることで将来的に定型と呼ばれる場合も出てくるでしょう。