Tuesday Night Music Club Tour Edition (UK)
(アルバム, '95)
A&M, 540 126-2-18 / 540 368-2(英盤)


曲目 Cover of TNMC Tour Edition (UK)
(ディスク1)
1. Run, Baby, Run
2. Leaving Las Vegas
3. Strong Enough
4. Can't Cry Anymore
5. Solidify
6. The Na-na Song
7. No One Said It Would Be Easy
8. What I Can Do for You
9. All I Wanna Do
10. We Do What We Can
11. I Shall Believe

(ディスク2)Inner Cover
1. Reach Around Jerk
2. Can't Cry Anymore
3. What I Can Do for You
4. No One Said It Would Be Easy
5. Leaving Las Vegas
6. Volvo Cowgirl

解説
'95年になってイギリスでリリースされたTuedsay Night Music Clubの2枚組"Strictly Limited Edition"。日本盤などとは違いここでは'94年6月6日にLondonのShepherd's Bush Empire(Live from Londonを収録した場所)でのライブ音源を使っている。ここに収録されている6曲のうち、Can't Cry AnymoreのUSシングルに収録されていたWhat I Can Do for You, No One Said It Would Be Easy以外はこれ以外では聞くことが出来ない。

それだけにどのトラックも貴重なものと言えるが、特に重要なのはなんといってもオフィシャルとしては唯一収録されている6のライブバージョン。ブートレッグで聞いたことのある人は多いだろうが、スタジオバージョン自体もごく初期のシングル盤にしか収録されていないものであるため、オフィシャルにリリースされた曲としては最も貴重な曲の一つと言える。Leaving Las Vegasに続けて歌われたこの曲はこの頃のSherylの曲のなかではロック色の強いナンバー。 

日付けからわかるようにこれはブレイクのきっかけとなったWoodstock '94やAll I Wanna Doの大ヒットよりも前のライブである。会場も大きめのライブハウス(但しここは上に広く3階席まである)ということもあって、観客との距離感も近い。冒頭のReach Around Jerkの後のMCで”パリ、スイス、オーストリア、イタリアとかいろいろ回ったけど私たちアメリカ語しか喋らないの、英語でもないのよね”などと軽口が出るのも微笑ましい。登り調子の勢いを感じさせる歌を聞かせるCan't Cry Anymoreやこの時点での代表曲である長尺のLeaving Las Vegasの演奏後は大きな歓声を受けている。しっとりと聞かせるNo One Said It Would Be Easyもいい。持っている価値のある一枚と言える。

 

 

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