Tuesday Night Music Club Tour Edition (JP)
(アルバム, '95)
ポリドール, POCM-9009/10(日本盤)
曲目
(ディスク1)
1. Run, Baby, Run
2. Leaving Las Vegas
3. Strong Enough
4. Can't Cry Anymore
5. Solidify
6. The Na-na Song
7. No One Said It Would Be Easy
8. What I Can Do for You
9. All I Wanna Do
10. We Do What We Can
11. I Shall Believe
(ディスク2)
1. Can't Cry Anymore
2. Reach Around Jerk
3. Strong Enough
4. Leaving Las Vegas
5. I Shall Believe
解説
'95年の初来日公演を記念して、ライブバージョンを5曲収録のボーナスCD付きでリリースされた2枚組ツアーエディション。ボーナスCDの音源は初期の代表的なライブである、'94年4月15日、アメリカ・ナッシュビルのClub 328でのライブ。収録曲のうち、1, 2, 5はRun, Baby, RunのUKシングル1(5は他にAll I Wanna Doのドイツ版シングルにも収録)、3はRun, Baby, RunのUKシングル2にも収録されている。しかし4は貴重。
録音機材の影響か、それともミックスに問題があるのか全体的に音が少しこもって、時には音が割れているのが残念。Sherylの声は良く聞こえるが、Sherylの声自体がちょっとハスキーなこともあって、声量を上げた時にかすれたように聞こえてしまっている。しかしそれが逆に歌をダイナミックに響かせているとは言えるかもしれない。
Can't Cry AnymoreではSherylの声が若く、歌い方はまだ甘ったるさを感じさせる。Reach Around Jerkでは途中声が裏返る瞬間と、コーラスの最後に声量を上げていくところがよい。勢いを感じさせる歌を聞かせるが、テンポの上がるコーラス部では少し息苦しそう。Strong Enoughは”私が苦しめた男性たちに捧げる”と紹介して始まる。まだアコーディオンの演奏はないが、Leaving Las Vegasと同様にこの時点でもう演奏が出来上がっている。
I Shall Beleiveは語尾がちょっと乱れるなどあって後のShepherds Bush Empireでのバージョン(Can't Cry AnymoreのUKシングル2及びUSシングルに収録)ほど完成されていないが、コーラス部でのとろけそうになるSherylの歌声はそれでも魅力的。最後のインストパートがかなり長く演奏される。
この時のライブからは他にAll I Wanna DoがStrong EnoughのUKシングル2及びUSシングルに、 No One Said It Would Be EasyがCan't Cry AnymoreのUKシングル2, Run, Baby, RunのUKシングル2などに、The Na Na SongがやはりRun, Baby, RunのUKシングル2に収録されている。
ライナーノーツはオリジナルの物に森田義信氏が追記している。