Lilith Fair - A Celebration of Women in Music
(ビデオ, '01)
日本コロムビア, COVY-90134（日本版VHS）
日本コロムビア, COBY-70038（日本版DVD）
Image Entertainment, ID9849HF（米版VHS）
Image Entertainment, ID9805HFDVD（米版DVD）
曲目
1. Building A Mystery
2. Water is Wide
3. Bitch
4. Tried to Be True
5. Sunny Came Home
6. Strong Enough
7. Near You Always
8. Shame on You
9. Ice Cream
10. Closer to Fine
11. I Need
12. Wichita Skyline
13. Angel
14. I Shall Believe
15. Morning Song
16. Big Yellow Taxi
アーティスト
1. Sarah McLachlan
2. Indigo GIrls/Jewel/Sarah McLachlan
3. Meredith Brooks
4. Indigo Girls/Sheryl Crow
5. Shawn Colvin
6. Sheryl Crow
7. Jewel
8. Indigo Girls
9. Sarah McLachlan
10. Indigo Girls/Meredith Brooks/Jewel/Sarah McLachlan
11. Meredith Brooks
12. Shawn Colvin
13. Sarah McLachlan
14. Sheryl Crow
15. Jewel
16. All-Artist Finale
解説
'97〜'99の３回にわたって開催され大きな成功を納めた、女性アーティストのみによるフェスティバルであるLilith Fair。このビデオはその最初の年である'97のツアーをまとめたドキュメンタリーで、ふんだんに盛り込まれたライブ映像のほか、出演アーティストによるインタビューやリハーサル、バックステージの映像で構成されている。'97の秋にアメリカではテレビ放送されたものと同一と思われるが、日本では一部Peter Barakan Showで放送されたのみであり、貴重なビデオ化といえる。
全１６曲収録されたライブ映像のうち、4, 6, 14の３曲でSherylの演奏を見ることができる。Sherylはこの年、8/12, 13の２日しか参加していない（ちなみに私は8/13のを見に行きました）にも関わらず、インタビュー映像も主宰者であるSarah McLachlanについで多く、メイン・アクトとして扱われていることがよくわかる。6, 14は8/12のライブ演奏から収録されたものだが、4はバックステージでIndigo Girlsとジャムってる映像で、アコーディオンを弾きながらリラックスした歌声を聞かせてくれる。インタビューの最中に写る子供の頃のSherylの写真や、Sherylが愛犬と遊ぶシーンなんていう普段見ることの出来ない映像も収録されている。参考までに8/13にSherylが演奏した曲目を載せておく（全７曲なのは間違いないが、曲順は不正確）：
・A Change
・If It Makes You Happy
・Leaving Las Vegas
・Strong Enough
・All I Wanna Do
・Everyday is A Winding Road
・I Shall Believe
Sheryl, Sarahの他では、ツアーの精神的支柱となったIndigo Girls, Jewel, Meredith Brooksが大きくフィーチャ−されている。
Indigo Girlsはツアーの大半にヘッドライナー扱いで参加したが、出演者間の交流を深めるのに大きく貢献したようで、彼女達が参加してからアーティスト間の共演が多く見られるようになったらしい。実際私が見に行った日でも彼女達のステージにJewel, Sarah, Sheryl, Lisa Loebが合流して２曲歌っていたし、このビデオで見られる共演曲には全て彼女達が絡んでいる。
Jewelはこの年の春に大ブレイクを果たした直後ということもあり、その人気は凄まじいものがあった。彼女のセット（７曲程度）はバンドを伴ったもので、You Were Meant for Me, Who Will Save Your Soul?などの他にアルバム未収録のロック色の強いナンバーが演奏されていた。ここではそれらは収録されていないが、7, 10, 15, 16できわめて魅力的なその映像を見ることができる。
Meredith BrooksはLilith Fairがアメリカを席巻している間にBitchが大ヒットしたこともあって、自信の感じられるを演奏を聞かせてくれており、リハーサルの模様などもたっぷり収録されている。
なおクレジットこそされていないが、10や15ではJulia Fordhamの姿も確認できる。
各曲間に挟まれたインタビューではSarah McLachlan, Sherylの他にも以下のアーティスト達がLilith Fairのきっかけや、Lilith Fairの持つ意味、音楽の道を志すようになったきっかけなどについて語っている：
Paula Cole, Indigo Girls, Shawn Colvin, Lisa Loeb, Meredith Brooks,
Jewel, Pat Benator
DVD版はアメリカ盤ではリージョンコード１が入ってしまっているので、対応できる人以外は国内盤を買うことをお薦めする。