Launch
(マルチメディアマガジン, '98)
LAUNCH Media, No.20


内容Cover of Launch
・ My Favorite Mistake (Live)
・ インタビュー

解説
CD−ROMをメディアとしたマルチメディアマガジン、Launchの'98年7〜8月に発行された第20号でSherylは表紙を飾り、特集が収められていた。私はこの号が発売された頃にたまたまHall & Oatesを見にアメリカ滞在中で、幸運にも買うことができた。

内容的にはMy Favorite Mistakeのここでしか見られない生演奏とインタビュー(全編ムービー付き)で、Sherylの笑顔がふんだんに見られてさらに生演奏を仮装体験出来るという非常に魅力的なものとなっている。ちなみにMy Favorite Mistakeは一般のオーディオCDプレイヤーでも聞くことができるような配慮がなされていた。

ランチャープログラムを立ち上げてSherylのコーナーに入ると、黒のトップに裾に刺繍の施された茶色のロングスカートというシックな服装の、まだ髪の長いSherylが笑顔で出迎えてくれる。そして自己紹介、曲紹介に続いてSheryl一人でハモンドオルガンを弾いてのMy Favorite Mistakeが演奏される。ここで聞かれる歌は後に発表された正式バージョンに近く、既に歌い方が確立されていることがわかるが、ハモンドオルガンだけでの演奏ということもあって正式バージョンよりもぐっとルーツよりのフィーリングを持っている。

インタビューパートは9つのテーマに別れていて、Sherylはハモンドの横に腰掛けて、The Globe Sessionsの製作時に意図したことやRiverwide(当時はアルバムタイトルに予定されていた)が持つ意味、映画に出演した経緯、ハーモニカを吹くようになった理由(Rolling Stonesの影響だそうです)、などについて話している。

"The Future"というテーマでは「次はカントリーのアルバムを作るかも。けどそうしたら私のキャリアは終わっちゃうかしら(笑)」なんて軽い冗談(本心?)を飛ばしているが、"TBD"(To Be Determinedの略)では「Sheryl CrowはAll I Wanna Doを書いた娘だと人々は言うけれど、私自身はまだ自分のキャリアを代表する曲は書いてないと思う。将来みんなにSheryl Crowは” ”を書いたって言われるような曲はまだ決まってないわ」と語っており、常に前を見続けているSherylの自信を感じさせるコメントを聞くことができる。

 

この号では他にJimmy Page & Robert Plant, Salma Hayek, ちょうどこのころソロデビューした元Brand New HeaviesのN'dea Davenportのインタビューが収められていた。

 

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