夏もインドアで、映画を楽しむ
今年は桜も早く、暑くなるのも例年より早いですよね。
入学式の頃にはすでに「葉桜」となってしまっていた...といったニュースも聴きました。
でも、私は今年も例年通り(?)、お花見にも行くこともなかったため、桜が早く散ろうとそれほど大きな問題ではないのですが...。(笑)
しかし、「暑さ」にはほとほと困っております。
梅雨前から真夏日のような暑さになってしまっては、これから夏本番!となった時にはすっかり夏バテしてしまいそうです。
その暑さもあって、今年最初のソフトクリーム体験は4月にしてしまいました。
以前に、栄の三越の地下1階にあるパティスリー・キハチのソフトクリームについてはご紹介したと思います。
ここの「黒ごま・はちみつ」(280円)もおいしかったのですが、今回はまたまた新しく出来た、大須の「カリフォルニア」というお店のソフトクリームを食べてきました。
テレビや雑誌などでもとりあげられることが多いお店なので、すでにご存じの方もいらっしゃると思います。
このカリフォルニアのソフトクリームは、冷凍された新鮮なフルーツを丸ごとミキサーに入れ、そしてアイスクリームと混ぜ合わせます。ですから、マシンからソフトクリームが出てくると、その混ぜ合わせたフルーツの色に染まって出てきます。もちろん、果肉もちゃんとクリームの中に残っています。
私が行った時には、ストロベリー・パイナップル・キーウィ・マンゴー・バナナなどのラインナップでした。
これらのフルーツは、季節によって変わるようです。
私はあまり食べたことがないもの...と思い、マンゴーを注文しました。
知識がないのをさらすようですが、マンゴーって黄色の果肉の果物だったんですね。お味の方はさっぱりしていて、キィウィよりも酸味が少なめ...といった感じのものでした。
このソフトクリームのこだわりは果肉の入ったクリームだけではなく、コーンの方にもこだわっているようで、、コーンだけでも充分お菓子となるくらいのおいしさでした。
380円と、キハチのソフトクリームよりもさらに高めのお値段ですが、受け取った時にソフトクリームながら、ズシリと重く感じるほどのボリュームです。
この日、私はランチは軽めのものにしておいたおかげで、このボリュームあるソフトクリームもおいしくいただけました。
ただ、このお店は、お店の前に立って食べなければならないため、私のような年齢ではちょっとばかり恥ずかしかったです。
出来れば、若者の少ない平日だとこの恥ずかしさもいくらか薄れるかもしれません。よかったら皆さんもお試しあれ。
ついつい食べるもののお話しになってしまいましたが、皆さんはこの暑さをどうやって過ごしていらっしゃいますか?
もうすでに皆さんもご存じのように、私は外出するのがそれほど好きな方ではありません。
ですから、おうちでのんびりとしているのが好きなのですが、今ちょっとだけ気になっている映画があるのです。
映画は小学生の頃から弟や友達とよく見に行っていました。
私の母は、アイドル主演のようなそれほどたいした映画でないものでも反対することもなく行くのを許してくれました。周りの友達をみても、小学生の子どもだけで映画館に行くのを許してもらえない子もいましたが、私の母はそういったことは全くありませんでした。
そのおかげで、夏休みや冬休みにはいろいろな映画を見に行きました。
あの頃はもう少し映画館もはやっていて、人気のある山口百恵さんや薬師丸ひろ子さん・原田知世さんの映画などは立って見なければならないくらい人が入っていました。
宇宙船艦ヤマトや銀河鉄道999(スリーナイン)などのアニメ映画も見に行っていました。
視力がかなり落ちていた高校生の頃に学校から映画鑑賞会で、「E。T]や「グレムリン」なども見に行きましたが、やっぱり洋画はダメですね。大きなスクリーンとはいえ、字幕までは読めません。
それに、このような時にはクラスごとに座席を決められるため、自分の視力にあった席を選べないので、画面もよく見えなかったりもしました。
おかげで、最初の方を少し見ているだけで、私にとって映画鑑賞会はすっかりおやすみタイムとなっていました。(笑)
視力がなくなってからは映画館へ足を運ぶこともなくなりました。
最近では映画館で上映された作品も早いと半年程度でテレビで放映されるようになったことも、映画館に行かなくなった一員となっています。
映画館の大きなスクリーンと大迫力の音響の中で見る醍醐味はおうちでは味わえませんが、好きな格好でお茶やお菓子片手にのんびりと見られるというのも、これはこれでなかなかいいですよね。
それに、テレビで放映される用がには、ちゃんとふきかえがされているというのが何よりも嬉しいことです。
しかし、視力がなくなったことで、これまで何気なく見ていた映画でしたが、楽しめるものは少し狭められたような気がします。
「宇宙船艦ヤマト」や「銀河鉄道999」などのアニメ映画ですら、スクリーンの中の宇宙の広がりやヤマトや999の飛び立つシーンなどの迫力のあるカット...。それらはやはり見えていないと感じるのが難しいものです。
ですから、シリアスなシーンでの役者さんたちの表情での演技はまったく感じることが出来ません。
自分でイメージするのにも限界があります。
もっと謙虚に感じるのは、「ジュラシックパーク」や「ゴジラ」のような恐竜や怪獣が出てくるものです。
このようなパニック映画というものが好きだった私は、迫力を味わいたいがためにちゃんと映画館へ足を運んでは見ていました。
あの大きなスクリーンにゴジラが映し出され、大きなスピーカーで足音や鳴き声などを聴くとそれはそれは体がふるえるほどの迫力が楽しめたものです。
しかし、視力がなくなってから「ジュラシックパーク」や「ゴジラ」もテレビで放映されたものを見たのですが、ちっともおもしろくないのです。
ストーリーはごく簡単なものですから、やっぱりこういうものは迫力を楽しむように出来ているんです。
迫力のない音のテレビということもありましたが、足音や鳴き声だけを聴いてもちっとも楽しめませんでした。
しかし、これまではあまり見なかったようなエディー・マーフィーが出ているような会話ででも笑わせてくれるようなものをよく見るようになりました。
ただ、どちらにしてもストーリーを重視するようになったことは確かですね。
私がまだ学生だった頃に見に行っていた、山口百恵さんや薬師丸ひろ子さんの映画には、「古都」や「セーラー服と機関銃」といった原作本も映画と同時によく売れていました。
その頃、私は本が出ている作品についてはなるべく原作の本を読んでから...、もしくは映画を見た後でそれらの本を読むようにしていました。
本を読んでから見に行く時には、
『この場面は映画ではどのように表現されるのかしら...』
そして、映画を見てから本を読む時には、
『あの役者さんは、あのシーンではこういうことを言いたかったんだ...』
といったように、どちらにしても作品を2倍楽しめるような感じです。
友達とも、「読んでから見るか、見てから読むか...」といったことで話をしたことがありましたが、結局どちらがいいといった結論は出ませんでした。
あえて言うなら、私は「読んでから見る」方が好きです。
今回、私がみたいと思っている映画は、宮部みゆきさん原作で、スマップの中居正広さん主演の「模倣犯」です。
原作本は上下巻の、かなり長い小説です。
私は録音図書を借りて読みましたが、たしか上下巻合わせて40本弱もあったと思います。
でも、おもしろくて寝る間もおしんで聞いてしまいました。
ストーリーとしては、連続殺人犯を被害者の祖父と、これとは違う事件で両親と妹を殺されてしまった少年が連続殺人に迫っていく...というものです。
これはすでに公表されているから言ってもいいですよね。中居くんはこの少年の役ではなく連続殺人犯の役です。それも私が見たいと思ったところです。
原作を読んでいる時からこれは知っていたことでしたので、ピースという名前が出てくるたびに、中居くんをイメージして読んでしまいました。
監督は、薬師丸ひろ子さん主演の「メインテーマ」や藤谷美和子さんの「それから」などを手がけた森田義光監督です。
森田監督の作品は「静」を生かし、淡々としたものです。
この「模倣犯」という作品を森田監督がどのように撮られたのかも興味を持っています。
具体的にこの映画を見に行く予定はまだないのですが、中居くんがどのようにピースという青年を演じるのか楽しみです。
この「模倣犯」、おもしろそうだから見たいなぁ...と母に話したところ、母の方が先に映画館に行ってしまいました。
うーん、先をこされたー!
母の感想によると、なかなかよかったそうです。
しかし、日曜日に行くのはおすすめ出来ないようです。名古屋駅地下街のグランドで上映されているそうですが、かなりの人がならんでいて、座ってゆっくり見るには結構な時間ならんでいないといけないようです。
出来れば平日に行きたいですね。
まだ、自分の中での偏見が消えていない私は、白い杖を持って映画館に入るのに少なからず抵抗があります。
でも、そんなことや周りの視線を気にせず、映画に限らず自分が興味をもったことに対して素直に楽しめるようになれたらと思っています。
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