S211 ヘッドランプの修理方法
S211のヘッドライトランプが切れたとき、市販されている車両の中にもよく似た
ものは使われている。これを代用品とすることは可能であるが光軸調整などが純正と異なる。
今ついているものを何とか修理してオリジナルの形で走る様にしてみよう。
1.純正品は? | ★純正のランプは
KOITO 製シールドビーム 35W+25Wランプ。 ★下側に出ているのが光軸調整用のバー。 |
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2.首を切る | ★ランプの修理は球(バルブ)の入替が必要。 ★ディスクグラインダー、又は、金ノコでランプの首の部分をカットする。首の長さは充分残しておいて、あとで調整する。 |
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3.球(バルブ)を取る! | ★ランプの中には不要となった球が残っているので取り出す。 ★10mm程度の先端が平らな棒(ソケットレンチのエッキステンションなど)でつついて残った球を粉々にする。 |
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4.残骸を取り出す | ★フィラメント、ガラス等全てを取り出す。 ★穴からティッシュペーパーを入れて内部をきれいに掃除する。 |
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5.首の長さを整える | ★首の長さを
2.5mmになるよう削る。この長さはライトの焦点を決める重要な部分なのでキッチリ合わす。 |
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6.使用する球(バルブ)は?? | ★「RAYBRIC、R108」を使用する。 ★ホームセンター、バイク部品店で売っているので買ってくる。そんなに高い物ではない。 ★この球は照度、焦点、大きさ等から最適品で、これ以外の球を使用するときは、以下に記載されていることを読む必要はない。 |
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7.球を加工する | ★バルブに付くリード線は、古い球から切り取り、半田で着ける。 ★フランジ部分は写真のように内側へ曲げる。曲げ角は80°位にする。 ★Top マークの凹みはランプ上側に向くようにする。 |
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8.半田付けする。 | ★半田付けする部分をヤスリで良く磨く、地肌が出るようにしておくと半田はうまく付く ★60W程度の半田ごてを使用し手際よく折り曲げた3カ所を付ける。 |
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9.アース線を付ける | ★Top
マークの凹みがランプの上側になっていることを確かめておく。 ★アース線(黒線)を半田付けする。 |
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10.点灯試験で完成 | ★35W+30Wになったため少し明るい。車体に付ける前に点灯の試験を行っておく。 |
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11.照準を合わす | ★車体に付けて照準を合わす。ハイビームでは対向車の迷惑にならないようにしておく。 |
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