レセプトフロッピー請求の落とし穴
今日は、皇室に男子誕生で盛り上がっていますが、うちは別件で盛り上がった(ぶちきれた)ので、ドキュメント9月6日を。
いつものように、息子の出勤に合わせて、出発。8時前にはクリニックへ。
当院は、レセプトをフロッピーで請求するので、紙レセプトは印刷しない。その代わり、レセプトチェック(通常は月末に全ての紙レセプトを印刷して、月初めにまとめてチェックする)は毎日、前日受診患者分をやっている。昨日、しずかちゃんに入れてもらったはずのレセコメ(何故この検査や処置が必要だったか、をレセプトの審査員に分かるように書く、レセプトコメント)が、入っていないのに気づく。代わりに、「月内変更により、他保険でも請求」という変なコメントが入っている。
9時に隊長としずかちゃん出勤。「私、ちゃんと入れました」と、しずかちゃん。
隊長がもう一度レセコメを入れようとするも、「レセコメというコードがない」と、エラーではじかれる。
昨日、レセプトをフロッピーで請求するために呼んだ、MS社のIさんが変なことをしたのでは、と思い、隊長に、MS社に電話してもらい、Iさんを呼び出すも、Iさんは不在。折り返し電話をもらえることになった。
その後、「月内変更により、他保険でも請求」というコメントを作る必要がなぜ生じたのか、隊長・しずかちゃん・労災担当と推理するうち、患者Tさんのコメントを作るため、レセプトコメントをMS社のIさんが作った事が判明した。
9時半を過ぎても今日は患者さんが来なかったので、推理はさらにすすみ、レセコメすべてに、「月内変更により、他保険でも請求」と上書きされている可能性がある、という話しになった。
診療の合間にも、隊長の検索は進み、8月分では17人のレセコメが、「月内変更により、他保険でも請求」に上書きされている事が判明。
17人にどのようなレセコメが必要だったかを私がカルテも見ながらもう一度書き出し、隊長により、すべてを手作業で修復した。
12時には修復終了。後は、フロッピーを書き直すだけとなった。
12時になってもMS社のIさんから電話がないため、MS社に電話を入れ、取次ぎの対応が悪いので、所長に換わってもらい、怒りをぶつけた。
15時、所長とIさんの上司が来院、「月内変更により、他保険でも請求」をもう一度「*****************」で上書きすれば、全て復旧する事が判明した。
未熟なレセコン業者社員が一つのコードをケアレスミスで書き換えるだけで、ひとつひとつのカルテを開かなくても、一瞬にしてデータを消す事ができるのに、驚いた。
さらに、それをフロッピー請求する日にやられると、毎朝のチェックが無意味になることに驚いた。
紙レセプトを31日に打ち出し、チェックするほうが間違いはない。
今日は、「私、ちゃんと入れました」と言ったしずかちゃん、お手柄です。
隊長もお手柄ではあるが、午前中の患者16人の割りにタイプの音がうるさかった。
それと、MRI持参の患者さんを紹介くださったN先生、この患者がいなければ、あのままフロッピーを提出してました。
[戻る]
