トビエースは発売から1年が経ち、長期処方出来るようになりました。 2週間ごと通院していただいていた患者さん、ご不便をおかけしました。
昨日はトビエース発売1周年記念講演会でした。 座長・演者は過活動膀胱の分野の大御所ばかり。
この先生方をOABレジェンドと呼ぶことにしました。 (後日のためのメモ:笠井選手の銀メダルで流行語に)
2007年から8年間オピニオンリーダーを続けているわけですから、 オリンピックでいえば、3大会連続金メダルみたいなもんです。
2時間、OAB(過活動膀胱)の勉強をしてきました。 最初のレジェンドの話は、高齢者に投与したエビデンスがトビエースでは豊富とのことでした。
二人目のレジェンドの話は、 膀胱粘膜は引っ張られたときにアセチルコリンを産生している、 なので抗コリン剤は知覚過敏に効いている可能性もある、 とのことでした。
目からうろこのお話でしたが、過活動膀胱と間質性膀胱炎(別名:過知覚膀胱)との違いが分からなくなり、 かえって混乱する結果でした。
レジェンドはメダパニを唱えた。 あざみ野棒屋は混乱した。
2007年の講演のころは、 排尿筋過活動に一致して尿意が起るのが過活動膀胱、 排尿筋過活動はなくて知覚過敏があるのが間質性膀胱炎、 と聞いていたし、私もそう受け売りしていました。
秋には岡山で排尿機能学会があります。 一度この学会にも行ってみようかな、と思いました。
母の荷物を整理していて、福山の家の鍵を見つけたので、 実家の庭に生えているバランを採りに行こうかな。
情報交換会では、同門の開業医たちと久々に懇親。 都内で開かれる発売記念講演会への参加は2009年以来。
2011年に発売された薬の時は参加しなかったので、 クリニックの近況等についての話題で盛り上がりました。
開業前に見学させてもらったクリニックの院長から、
「男性皮膚科って、そんなジャンルを作ったって患者は来ないでしょ!」、
ときっぱり言われてしまいました。
2014年3月10日の院長ブログ原稿