泌尿器科医・木村明の日記


学会出張の条件


[木村泌尿器皮膚科公式ブログ](2012年秋)

勤務医の頃は、学会に参加したければ演題を出す、というのが当たり前でした。
演題を出した医者は学会に参加でき、そうでない医者は、留守番。
留守部隊は、普段二人でやる外来を一人でやり、
二人で見る病棟を一人で見なければなりません。
予定検査や手術は入っていませんから、単純に仕事が2倍ではありませんが、
留守番よりは、出張のほうがうれしいわけです。
特にそれが風光明媚な海外の場合は。
(あくまで私の場合。学会出席より診療のほうが好きな医者もいるかも。)
出張目的に、ねつ造データの発表は論外ですが。

一方、開業医は学会に出たければ、休診にして出席すればよいのです。
演題を出さなくても、自分が院長ですから、自分が自分に出張許可を出せばよいのです。
ただし、勤務医と違うのは、学会参加中はクリニックを閉じなければならないこと。
患者さんに迷惑をかけますし、
ひょっとしたら、常連の患者さんに愛想を尽かされるかも知れません。
その結果、クリニックの経営が厳しくなるかも。
経営者である院長は、難しい判断を迫られます。
なので、経営者としては、演題を出すことより、
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来年の夏休みが2013年8月15日(木)から25日(日)までになることを、
どう周知徹底させるか、の方が、大事なわけです。
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