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消防署が独立採算になったら


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このポスター(公表してまずければ、先生のサイトのasobi.gifの名前を変更してください)をあっという間に作るなど、多才ぶりを発揮され始めた亜沙郎先生。昨日は昼休みに医師会に行かれたそうで(ドクターMのブログによれば)、明日の理事会の準備でしょうか?ご苦労様です。監事は出席するだけです(明日は先約あり欠席させていただきます)ので楽ですが、理事の先生は自分の担当範囲の報告が必要です。
昨日の亜沙郎先生のブログはまじめなお話。ドクターMもこの話題に時々言及されます。
医療崩壊関係の話は、私のすぐそばに本を出すぐらい詳しい方がおられるので、発言するは気が引けます。で、この件に関しては、例え話で許してください。

20xx年、2回目のバブル崩壊で財政危機に陥った国と自治体は、消防署を民営化し、消防活動ごとに消防報酬を支払う、独立採算制に移行させることとした。消防署職員は「それでは国民の生命・財産を守れない」と反対の声を上げたが、マスコミは消防署職員の汚職を暴くなど、むしろ民営化に賛成する論調で、ついに消防署は民営化された。
出動回数の少ない消防署は倒産し、生き残った消防署には出動要請が集中。非番の日も呼び出される勤務体制に、消防署員は立ち去り型サボタージュに陥り、黒字の消防署も人材不足に陥った。
20xy年、〇〇県で火災が発生するも、県内の消防車は全て消火活動中で、隣の〇〇府から消防車が駆けつけるまで火は燃え続け、市内〇〇ヘクタールが全焼する大惨事となった。
この件を重く見た政府は、消防署員の育成に乗り出す、との方針を打ち出したが、消防署を民営化したことは過ちだった、と認める政府関係者はいない。20xx年に民営化に賛成する論調だったマスコミも、その過ちを認めようとしない。

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