前立腺超音波検査を研究テーマとしていた医者のサイト
木村泌尿器皮膚科院長が勤務医時代に書き貯めた、泌尿器科の解説や、前立腺がん・PSAや頻尿などについてのQ&A集です。
179 :病弱名無しさん:2006/08/09(水) 13:06:49 ID:lG8GnDyJ
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老人と若者の環境の違いもあると思います。 
頻尿や長く座っていられないと、会社のしゅういの目も気になりますが、 
退職した人なら同僚の目は気になりません。 
風俗で遊ぶことがないでしょうから、「あのとき怖い微生物が侵入したのでは?」 
といった妄想にとらわれることもないでしょう。 
老人が排尿に関する症状を訴えれば、アルファブロッカーの処方や、 
たとえ前立腺が大きくなくても手術してもらえますし、その後も症状が 
改善しないときは、その病院で治療を続けてくれます。 
若者に手術する医者はわずかですし、手術を受けても改善しなかった 
患者が仮に別の病院を受診した場合、首を傾げられるだけで、治療を 
継続してくれることは少ないです。 
こうして、老人なら1箇所の病院に通院しつづけるのに対し、 
若者はドクターショッピングを続けるので、泌尿器科も前立腺炎 
は若者の病気と思い込んでしまうのではないでしょうか?