「あなたのウェイリス」だって?!僕の頭の中は激しくフラッシュした。

頭の奥にしびれるような傷みが走った。僕は急に自分に自信が持てなくなった。身に覚えのない記憶が、僕の頭の中にある。

本当に、僕は「ノーマン」なのか?僕の頭はどうかしてしまったんじゃないだろうか?

ウェイリスはあっさり答えた。

「ええ、一昨日まではそうでしたわ。」「一昨日まで?」

なら、やっぱり僕はアタマの病気なんだろうか?記憶喪失とか…

しかし、その後のウェイリスの言葉は不可解だった。


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