ツルナ (蔓菜)
Tetragonia tetragonoides ツルナ科ツルナ属
全体
那賀川町 2007.10.07
花
那賀川町 2007.10.07
花期4〜11月
花径5〜8mm
花色黄色
草丈茎はよく分枝して下部は横に這い、上部は斜上して高さ40〜60cmになる
茎葉互生、菱形を帯びた卵状三角形で葉柄を持つ。
根生葉
生活史多年草
生育場所海岸の砂地
分布北海道(西南部)、本州、四国、沖縄
別名ハマヂシャ
その他

浜辺にもわもわっとした緑のかたまりを見つけ、近づくとこの植物が生えていました。葉っぱはふちがクルッと外側に巻き気味のものが多かったです。

近づいてよく見ると葉腋に小さな黄色の花を付けています。花期は長く、春から秋にかけてほぼ年中咲かせます。花弁のように見えるのは実は萼で、ツルナの花には花弁はないそうです。萼は4〜5裂して内側は黄色です。雄しべの数は、上の写真ではやや数が少ないですが、普通は9〜16個あります。また雌しべの花柱は4〜6個に分かれます。なお花は非常に短い花柄を持ちます。

この植物の茎や葉をクローズアップして見てみると、小さな粒状のものがたくさん見えます。これは表皮細胞が粒状に突起したものだそうです。

菜の名が付くようにこの植物の葉は食べられ、味はほうれん草に似ているとか。

花柄
花柄の写真 那賀川町 2007.10.07
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