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花期 | 4〜5月 |
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花径 | 12〜13mm |
花色 | 黄色 |
草丈 | 花茎の高さ10〜25cm |
茎葉 | 3小葉、小葉は倒卵状楕円形で鈍頭。 鋸歯がありやや硬く、表面に光沢がある。 |
根生葉 | |
生活史 | 多年草 |
生育場所 | 河岸の岩石地 |
分布 | 本州(近畿地方以西)、四国 |
別名 | |
その他 | 徳島県情報不足種 |
なかなか同定に悩んだ植物です。副萼片が小さくて切れ込みもなく、葉が3小葉なのでミツバツチグリかと思ったのですが、葉の両面に毛があることから疑問が出てきました。ミツバツチグリの葉表には毛がほとんどありませんし、茎の毛もこれほどではありません。 近似種を調べてみてツルキンバイかなと思ったのですが、花の大きさがそれより小さく、また鋸歯の形に違いがあります。結局、テリハキンバイが候補に挙がったのはかなり経ってからでした。 照葉の名がつくように、近似種と比べると葉にやや光沢があるそうですが、テカテカしているわけではありません。葉の両面、茎、萼には毛があります。花は近似種と比べるとやや小さく、上の写真のものでは直径1cmほどしかありませんでした。 花弁は倒卵形で先端はわずかに窪み、萼片は3角状披針形で副萼片はそれよりも狭くなります。 徳島県内では情報不足種となっており、数が少ない植物であることは間違いないようです。撮影している時はそんなこととは知らず、よく見かける花として、あまり写真を撮らなかったことが悔やまれます。 |
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茎の写真 徳島県内 2008.04.20 |