|
|
花期 | 4〜7月 |
---|---|
花径 | 写真のもので約3mm |
花色 | 緑色 |
草丈 | 0.8〜1.5m |
茎葉 | 互生、広線形または線状披針形、先は鋭形または鈍形、基部は心形または円形。 縁は著しく波状となる。 |
根生葉 | 茎葉に比べて長い柄がある。 |
生活史 | 多年草 |
生育場所 | 荒れ地や路傍 |
分布 | 日本全土 |
別名 | |
その他 |
道端でよく見かける植物です。花は緑色で、茎の上部と枝の節に密に束生し、長さが40cmにもなる円すい状の花序をつくります。 花色が緑のためか、この花序を見てもあまり目立ちませんが、なにやらもじゃもじゃした様子は見て取れます。近寄って花の様子をよく見てみると、意外にも小花が鈴なり状にぶら下がり、遠くから見たのとはまた違った印象を受けます。花の花被は6個で、雄しべは6個、雌しべは1個で3個の花柱を持ちます。 果実はなかなか面白い形をしています。花被の6枚のうちの3枚が花のあと大きくなり、翼となって果実を包みます。各翼の中央にはコブがあり、なかなかユーモラスです。ナガバギシギシの場合、このコブは3枚の翼のうちの1つで特に発達するそうですので、観察する機会があれば注意してみてください。 似た植物にギシギシがありますが、果実の形で見分けるのが簡単です。ナガバギシギシの果実の翼は全縁で鋸歯はありませんが、ギシギシの果実の翼には縁に鋸歯があります。ただ、ナガバギシギシとギシギシの混生地では中間型がしばしば見られるそうです。 |
|
|