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花期 | 8〜9月 |
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花径 | 長さ約1cm |
花色 | 灰白色で、内面は紅紫色 |
草丈 | つる性 |
茎葉 | 対生、披針形〜広卵形、全縁。先は短く尖り基部はやや心形。 葉柄の基部は左右の托葉が合着した三角形の鱗片がある。 |
根生葉 | |
生活史 | つる性の多年草 |
生育場所 | 日当たりのよいやぶや草地など |
分布 | 日本全土 |
別名 | ヤイトバナ、サオトメバナ |
その他 | 果実はしもやけの薬に利用される。 |
ヘクソカズラとはなんとも可哀相な名前ですが、花はご覧の通り紅紫がなかなか美しいのです。苺ジャムの入ったアイスクリームに見えなくもありませんね。 花冠は漏斗状で先は浅く5裂します。内面にはたくさんの腺毛が生えて、特に上部に多く生えています。下の断面写真をみると下部の花盤から2本の糸状のものが伸びていますが、これは花柱だそうです。雄しべは4〜5本あり、花筒内に付着します。写真でも葯が花筒にへばりついているのがよくわかりますね。 花冠の外側は白い粉を吹いたように見えますが、実際は短い毛のようです。花冠の付け根にある萼は小さく、鐘型で先は短く5裂します。その姿はナスのへたをかわいらしくしたようにも見えますね。 花の撮影中、花冠の下部に細長い小さな赤いシミのようなものがある花がいくつもあることに気が付きました。花が終わって花冠が割れようとしているのか、はたまた他の昆虫等によってあけられたのか、不明です。 |
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花の縦断面の写真 鳴門市 2007.09.02 |