漫画レビュー初でーす。まず1本目はシリアスものです。笑えるところというのは一切有りません。よってまじめに書かせてもらいますw

作品・作者情報

:平成12年スーパージャンプより連載スタート。その後不定期ではあるが今も連載中。現在単行本が3巻まで発売中。

村上もとか:ただいま村上もとかさんのHPにプロフィール転載の許可を待っているのでしばらくお待ちください。

あらすじ

2000年6月某日東都大学付属病院の脳外科当直医として勤めていた脳外科医局長の南方仁は、頭部裂傷の緊急手術の執刀中、患者の頭蓋骨内に封入奇形胎児型の腫瘍を発見する。仁はその奇形腫に驚いたものの冷静にその奇形腫を剥離していく。そのとき仁の耳に不思議な声が聞こえる。「止メテ!離サナイデ!」と・・・

その翌日。まだ仁の耳には例の不思議な声が聞こえるとともに、激しい頭痛を覚える。その夜、昨日手術をした患者が集中治療室から脱走する。仁はその患者を追い、その患者を発見した。その患者の手には病院の医療道具と、頭蓋骨内から剥離された自分の腫瘍の標本を手にしていた。仁はその患者ともみ合い、階段の踊り場から落ちてしまう。そして、南方は、落ちているような飛んでいるような不思議な感覚に襲われた。そして、気がつくと、そこは138年前の幕末時代だった。そこで南方は江戸に蔓延している恐ろしい伝染病に立ち向かっていく。果たして、仁は江戸の人々を病魔から救うことはできるのか!現代の最新医療は江戸時代の伝染病に打ち勝つことができるのか!そして、タイムスリップしてしまった医師南方仁の運命は・・・

感想

この漫画の存在を知ったのは、確かONEPIECEについていた集英社の漫画の紹介広告でした。「幕末にタイムスリップした現代の医師」(確かこんなコメントだったような(笑))というフレーズにひかれ、買いました。読んでみると、これが面白い!江戸時代に江戸の町に蔓延していた麻疹(はしか)、コレラなどの伝染病に立ち向かっていく仁には男らしさを感じます。それに、漫画の中に、勝海舟、坂本竜馬、ヘボン式ローマ字のヘボン、当時の日本医学界の権威、緒方洪庵など、幕末に活躍した人物達が登場しその人物を生き生きと描いていることも見所のひとつです。もうすぐ残暑も終わり秋です。涼しくなってきた秋にこんな漫画はいかがでしょうか。