荒野の声 NO.125


これから起こること-U

 ゴクマゴクの戦乱、すなわち第三次世界大戦は非常に短時間に終わる。実際、長かったら人類は消滅してしまうかもしれない。恐らくそのことだと思うのだがキリストは次のような言葉を言っている。
もしその期間が縮められないなら、救われる者はひとりもないであろう。しかし、選民のためには、その期間が縮められるであろう。マタイ24:22
 シスコさんによればアメリカは1時間で壊滅的な被害をこうむると言う。アメリカは第二次世界大戦以来、世界中で行ってきた数々の暴虐の付けを払うことになる。この時、コロラド州のシャイアンマウントにある核戦争用の地下シェルター(かつて北アメリカ航空宇宙防衛司令部NORADがあった)も何の意味も無くなるだろう。
 ここで読者は不思議に思うだろう。なぜNWOはイルミナテイの本拠地アメリカにそんな甚大な被害を与えるのか。シスコさんによればすでに遠い昔からアメリカはフェニックス(不死鳥)の国と定められているというのだ。アメリカは千年に一度火の中に身を投じてよみがえるフェニックスのように再生するという。アメリカの国章にある双頭の鷲は、最初はフェニックスだったという。もっともNWOの本当の中心地はアメリカではなくR家のあるイギリスである。
 ロシアも甚大な被害を受けているが、核シェルターの数と非常時の防衛体制においてはアメリカより訓練を積んでいるとジョン・コールマン氏は言っている。しかし、何しろ中東に派遣した全軍事力の壊滅によってアメリカ同様、弱小国になるだろう。
 恐らくこの過程で一人の人物が世界的に脚光を浴びるだろう。それこそ聖書に預言されている“獣”アンチクライストである。
わたしはまた、一匹の獣が海から上って来るのを見た。それには角が十本、頭が七つあり、それらの角には十の冠があって、頭には神を汚す名がついていた。わたしの見たこの獣はひょうに似ており、その足はくまの足のようで、その口はししの口のようであった。龍は自分の力と位と大いなる権威とを、この獣に与えた。その頭の一つが、死ぬほどの傷を受けたが、その致命的な傷もなおってしまった。そこで、全地の人々は驚きおそれて、その獣に従い、また、龍がその権威を獣に与えたので、人々は龍を拝み、さらに、その獣を拝んで言った、「だれが、この獣に匹敵し得ようか。だれが、これと戦うことができようか」。この獣には、また、大言を吐き汚しごとを語る口が与えられ、四十二か月のあいだ活動する権威が与えられた。黙示録13:1〜5
 この人物はこの聖書の記述通り、明らかに幾つかの国々の共同体、幾人かの指導者の中から出てくる。その意味でもEUはその候補として有力である。実はこの人物については「シオンの長老の議定書」に詳しく載っている。人種はシオンすなわち○○○、資質、育成、保護、警備、顕現の方法など全てが決まっている(24議定書など)
 この人物についてはすでに2011年5月22日の146号で印象的なポスターを紹介した。それによるとアンチキリストは英国のウイリアム王子なのだが、本当に彼がそうなるかどうかは判らない。また、この人物による世界統治は聖書によれば3年半なのだが、それが3年半なのか準備期間を含めて7年なのか読みきれない。私は一応7年と見ているが確信はない。ただ、イルミナテイが望んでいるようにローマの再興として1000年間も続くわけではない。
 この人物は一度暗殺されるか、されかかる。しかし、奇跡的に回復する。これはキリストの復活の模倣なのだが、それによってさらに世界の人々の人気を得る。この人物は666として知られ、世界中の人民にナンバーを与え支配する。
また、小さき者にも、大いなる者にも、富める者にも、貧しき者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々に、その右の手あるいは額に刻印を押させ、この刻印のない者はみな、物を買うことも売ることもできないようにした。この刻印は、その獣の名、または、その名の数字のことである。ここに、知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は六百六十六である。黙示録13:16〜18
 この「売ることも買うことも出来ない」ために、1946年にドレクセル大学の大学院生であった、バーナード・シルバーとノーマン・ジョセフ・ウッドランドがバーコードを発明し1952年10月7日に特許を取得した。今や世界の商品のほとんどに印刷されている。売る側の準備は60年以上前から整えられていたのである。後は買う側の準備だが、これもすでに日本でも住民基本台帳などの準備が進んでいる。欧米はとっくに完成している。後は人体そのものに記すことだが、それが刺青方式なのかカプセル方式なのかまだ決まっていないように見える。固形カプセルの場合やはり違和感があったり、サッカーのへデングの時に壊れる危険があるので、生体カプセルになるかもしれない。 この人物にヒトラーの宣伝相ゲッペルスのような宣伝者がいると聖書に書かれているが、それは黙示録を読んでいただきたい。
 この人物は恐らくヨーロッパで戴冠するが、その後に新しく建設されるエルサレムの第三神殿に来て自分は神だと宣言する。
彼は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して立ち上がり、自ら神の宮に座して、自分は神だと宣言する。Uテサロニケ2:4
 この時、イスラエルは最後の存亡の危機を迎える。イスラエルはメシアを待望している。そこに現れたこの人物を受け入れないのかもしれない。
荒らす憎むべきものが、立ってはならぬ所に立つのを見たならば(読者よ、悟れ)、そのとき、ユダヤにいる人々は山へ逃げよ。マルコ13:14
 イルミナテイは元々、○○○人が作り、○○○人が運営しているのだが、その背後にいるのはサタンである。サタンは最後にイスラエルに対抗する。サタンはイスラエルを絶滅しようとする。
 この時がハルマゲドンではないかと私は推測している。
第六の者が、その鉢を大ユウフラテ川に傾けた。すると、その水は、日の出る方から来る王たちに対し道を備えるために、かれてしまった。また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。(見よ、わたしは盗人のように来る。裸のままで歩かないように、また、裸の恥を見られないように、目をさまし着物を身に着けている者は、さいわいである。)三つの霊は、ヘブル語でハルマゲドンという所に、王たちを召集した。黙示録16:12〜16
 聖書の中でハルマゲドンという言葉が出てくるのはここだけである。この「全能なる神の大いなる日の戦い」という箇所を世界の国々の最終戦争と誤解して(あるいはサタンの惑わしによって)あらゆる報道がなされている。ハルマゲドンとはイスラエルの地中海に近いメギドという町のことである。ここは歴史上交易の都市で、何度も滅ぼされては再建されたことによってミルフィーユのように丘となってしまった。丘のことをヘブル語でハル(またはテル)という。それからメギドの丘、ハルメギド、ハルマゲドンとなった。今は廃墟となって小高い丘になっているが、その上に立つと「キリスト教徒によるとここで世界最終戦争が行われる」という看板が立っている。ここから地中海にかけてエスドラエロンという平原がある。かつてナポレオンがメギドの丘からこの地を見て「ここに世界中の軍隊が集まるのだ」と言ったというがそれも誤解である。世界の軍隊がこの小さな平原に集まって何が出来るだろうか。刀か槍の時代ならともかく現代のミサイルの武装では何の意味もない。
 私は、このエスドラエロン平原に世界中の軍隊が集結することは別の目的ではないかと推測している。ここに東(日の出る方)から2億の軍隊が呼び寄せられる。
第六の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、一つの声が、神のみまえにある金の祭壇の四つの角から出て、ラッパを持っている第六の御使にこう呼びかけるのを、わたしは聞いた。「大ユウフラテ川のほとりにつながれている四人の御使を、解いてやれ」。すると、その時、その日、その月、その年に備えておかれた四人の御使が、人間の三分の一を殺すために、解き放たれた。騎兵隊の数は二億であった。わたしはその数を聞いた。9:13〜16
 まだ、世界の人口が2億あったかどうかという時代のことである。その時に2億の軍隊というにはヨハネもためらいがあったのだろう。わざわざ「私はその数を聞いた」と断っている。ここで2億の軍隊が集められる目的は「人間の三分の一を殺すため」とある。しかし、人間の三分の一を殺すためにメギドに軍隊を集結する必要は全くない。この箇所からは読み取れないし、誰も私のようには考えないのだが私は次の言葉から、キリストの再臨を阻止するためだとしか思えないのだ。
その時になると、不法の者が現れる。この者を、主イエスは口の息をもって殺し、来臨の輝きによって滅ぼすであろう。Uテサロニケ2:8
 この時は、イスラエルの存亡の危機である。それこそ核兵器の投入によってイスラエルは草も生えない砂漠になるだろう。サタンはキリストの再臨を阻止したい。それにはイスラエルを抹殺すればいい。特にキリストが再臨される場所として指定されているエルサレムの東にあるオリーブの丘を消滅させてしまえば預言は成就しないことになる。そこで世界中から軍隊を集め、ミサイルやあらゆる武器を集めて再臨のキリストの軍団を迎え撃つ態勢を整えるのがハルマゲドンの目的なのではないかと思うのだ。この考えは再臨そのものを信じられない人々にとっては笑止千万な話であろう。また再臨を信じている人々でも、あまりにも突飛で信じられないであろう。しかし、そう考えると全てつじつまが合うと私は考える。
 ところでアンチキリスト666なる人物は個人というより大きな組織体の顔として現れる。その予言はデンバー空港の壁画にあからさまに描かれている。イギリス風の少年のスタイルをしている。