荒野の声 NO.111


リビア情勢

  リビアは反体制派がNATOの支援を得て勝利しつつあるようだ。私の予想とは反対の結果になった。しかし、リビアが終わりの日にロシアと組んでイスラエルに侵攻することは絶対に間違いないので、今後どう動くのか注目している。
 NATOの支援の結果、反体制派が勝利を収めれば、英仏はリビアの石油の獲得に成功するだろう。彼らにして見ればしてやったりと言うところだろうが、ロシアはこれを指をくわえて見ているのだろうか。国連安保理事会でリビアへの介入を決めたとき、メドベージェフは棄権した。これをプーチンは棄権ではなく拒否権を使うべきだったとして不快感を示したという。
 私は何らかの形でロシアが関わってくるのではないかと見ている。カダフィがイラクのフセインのように穴倉から引きずり出されるとは思えないのだが。

 次にカダフィへの攻撃の別の面を説明している文章に出会ったので紹介する。これは阿修羅と言うサイトからの引用である。

カダフィーが潰されている真の理由。…アフリカとイスラムの国々に新しい金貨への移行をすすめていました。

http://www.asyura2.com/11/warb8/msg/103.html投稿者 新世紀人 日時 2011 年 8 月 23 日 11:22:03: uj2zhYZWUUp16
http://ameblo.jp/yagyuhyogonosuke/entry-10884139450.html
 カダフィーさんは、アメリカドルのかわりにアフリカの金貨を導入しようとしていました。そして、アフリカとイスラムの国々にこの新しい金貨への移行をすすめていました。ドルとユーロからアフリカ金貨への移行は現勢力にとっては望ましくありません。リビアは144トンの金を保有しています。英国はその倍の金を保有していますが、リビアの10倍の人口をかかえています。サダムフセインはアメリカドルからユーロへの移行を発表した直後、潰されてしまいました。金が、リビアが攻撃された真の理由です。カダフィーはこの金貨移行への運動の中心人物でした。2002 マレーシア首相とリビアのカダフィーが金貨導入を画作しました。イランとスーダンとバーレーンがこの案に参加を表明しました。一年後、インドネシア、アラブ首長国連邦なども参加しました。これらの国々の財務大臣たちが2回の会合をもちました。んで、ドルとユーロから金貨への移行構想が加速しました。
 マレーシアとイランで試験的に金貨の導入がはじまりました。カダフィーのドルとユーロの口座が凍結されちゃいます。このお札から金貨への移行は現行の銀行システムを崩壊させてしまいます。お札は無価値になるからです。そもそも紙の価値は紙の価値しかないからです。中国も金への移行を表明しています。もし、カダフィーが成功していれば、アフリカもイスラムもドイツも参加していただろう。皆、バーナンキが嫌いなのだ。

(新世紀人コメント)
 財政危機・経済危機で金がなくなってしまって焦げ付いた英・仏・米が、軍事力が弱くて略奪できる「金持ち資源持ち国家」からあからさまな収奪を始めたということだ。イラクやアフガニスタンでは国民の抵抗が激しくてこれは出来なくて”撤退”と言う事だ。この二つに地域では戦争経済の為のエンジンとして機能させたと言う事だ。 しかし、この略奪のつけはやがて彼等三国に付けつけられる事になる。

カダフィー暴君像は西側メディアの捏造 (カレイドスコープ ) …困窮した破綻金融資本の侵略略奪行為に騙されてはいけない。

http://www.asyura2.com/11/warb8/msg/105.html投稿者 新世紀人 日時 2011 年 8 月 23 日 11:36:38: uj2zhYZWUUp16
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-349.html Sat.2011.03.05 NWO
 カダフィーに対するネガティブな捏造情報は、米国のマスメディアはもちろんのこと、ヨーロッパでは、特にBBC、そして、なんとあのアルジャジーラが流しているようです。そして、中東民主化ドミノ現象を仕掛け、煽ったのはアルジャジーラであることが分かってきたのです。リビアのカダフィー軍と戦っている人たち、そして、軍事介入を検討している米・英の兵士は、いったい誰のために戦おうとしているのでしょうか。アメリカの対リビア政策には、合法性がまったくない
US Libyan Policy: Zero Legitimacy
(2011年3月3日 トニー・カタルッチ) 最初から米国の暗躍が見て取れるリビア動乱は、これまで、最も無責任で、“頭のいいほど”嘘つきなジャーナリズムによって支えられ、演じられてきました。 それは、リビア動乱が始まる1週間前、「憤怒の2月17日」と呼ばれる「リビア反対派の新しい国民会議(National Conference of Libyan Opposition (NCLO)」が本拠地にしているロンドンから始まったのです。トリポリやベンガジの通りに出て来たようなリビア人ではないのです。

NCLOそれ自体は、2005年、ロンドンで、イブラヒム・サハドや、彼が率いる「リビア救済国民戦線(National Front for the Salvation of Libya=NFSL)」によって設立されたものでした。NFSLは、1980年代から、リビアの反体制グループを次々に率いていった組織の一つです。

The Daily Globe and Mailは、1980年代から、サハドのNFSLが、何度かリビアの武装蜂起を企て、カダフィーの暗殺を実行しようとしてきたことをレポートしています。サハドのNFSLに対して、CIAが支援を行い、訓練が実施してきたことが、米国議会図書館の記録として残されています。サハド自身は、ロンドンからではなく、ワシントンD.C.からリビアでの動乱を指示しています。

カダフィーは生き残れない:イブラハム・サハド 「カダフィーは生き残れない」。
サハドは、ホワイトハウスの正面に座って、メインメディアに対して、いつも、同じ言葉を繰り返しているだけです。 サハドの「憤怒の日」以降、リビアから出てきた初期のレポートには、武器を持っていない抗議運動者に対して、カダフィーが血も凍るような残虐なことをした、という創り話が書かれています。 カダフィーは、非武装の抗議運動家たちに対して、軍用機から機銃掃射を行なったり、空爆を行なったかどで起訴されました。病院を襲撃して負傷者を誘拐し、モスクを破壊して…。 その他何でも、法人メディアは想像を逞しくしてカダフィーの残虐さを書きたてたのです。 しかし、BBCは、結局、これらのイラン側から出てきたレポートのほとんどについて、確認を取ることは不可能であることを認めたのです。BBCも、反政府側の単なる「観戦目撃レポート」に過ぎないことが分かってきたのです。(あるいは、最初から知っていながら、知らないフリをしていた!?) 今週、ロシア軍高官が、カダフィーによる非武装抗議者に対する空爆のようなことは行なわれていないことを、確固として断言したのです。そして、米国国防総省でさえ、そのような攻撃を確認できないと、やむを得ず認めたのです。

最近、ロバート・ゲイツ米国防長官は、(報道に対して)「あなた方は、カダフィーが実際に、彼のリビア市民を空爆したという証拠を見たのですか?」と尋ねました。「私は、そのような報道を見ましたが、それを確認するものは何もありません」と彼は言ったのです。 ゲイツ長官の言葉を受けて、マレン海軍大将は、「ゲイツ長官の言うとおりです。私たちも、それについては何も確認できていません」と言い足したのです。カダフィーの空爆を始めとする残虐行為が、存在しないだけでなく、証明できないにも関わらず、これを止めるために、リビアに軍事介入するべきだ、という声だけが高まっているのは、まことに奇妙なことです。

激戦の後、放棄されたリビア軍の基地(ベンガジ) “非武装の”反政府デモ隊によって全滅させられたベンガジのリビア陸軍基地

(V:ロシアの英語圏向けメディア:Russia Todayより) 欧米のグローバリストのプロパガンダ装置であるメインメディアが報道していた「非武装の」反政府抗議デモ隊は、一切の武器を使わず、念力で、これだけの大規模な破壊活動を行なえるようです。まったく、つまらないジョークです。 本当のことは、(非武装のはずの)デモ抗議活動家たちが、上の映像のように、リビア政府軍のベンガジ陸軍基地の鉄筋コンクリート造の壁を、ことごとく破壊するほど重武装した破壊分子たちである、ということです。この重砲や装甲車は、武装した反政府軍が街や都市で活動することを支えるためのものです。その前に、これらは捕獲されたのです。

ニューヨークタイムズは、米国と英国政府の代弁者たちが、リビアの反乱軍に対して、もっとたくさんの武器を供給し、戦闘訓練をするべきだと要求しているそばから、これらの兵器がエジプト国境を越えてやって来た、と報じています。 また、同じくニューヨークタイムズの最も新しい記事で、「リビアの反乱分子が国連のリビアへの空爆を検討するように言っている」と報じています。この反乱分子の人物像というのは、軍事訓練を受けている人たちであるということです。もう一つの軍隊=イブラヒム・サハドのNFSLの軍事作戦が、より暴力的になっていくことを暗示しています。

面白いことに、ニューヨークタイムズの記事は、カダフィー軍を攻撃し、無力化してリビアから追い出そうと、飛行禁止空域を設置することを描いているのです。 今になって、カダフィーの「残虐行為」が実際は行なわれていないことを知り、米国が、もう一つのNFSLの暴動が失敗に終わらないようにするために、戦争プロパガンダをでっち上げていることが分かってくると、このリビアへの不快な軍事介入が、グローバリストの当初からの計画であったと考えることは妥当なことです。

シスコのメール

 先日、シスコから突然メールが来た。その内容は「私は日本の事を非常に心配している、あなたと家族がそのつもりなら私の家に必要なだけ滞在しても良い」と言うものだった。私は「現在の日本のことなのか、それともまた新しい災害が計画されているのか」と聞いたが、返事が無い。シスコの次のメールでは私のメールは彼女に届いていないらしいのだ。これは今までにも何度もあったことでなぜかシスコとは連絡がスムーズに取れない。結局、現状を心配しているのか新しい災害の警告なのか判らないままである。
 まあ、どちらにしても私は日本から逃げることはしない。日本が滅びるなら一緒に滅びる。