荒野の声 NO.45

米国国債の利子はどこに消えているのか?

 前述のO氏は日本の買っている米国国債の利子に関心を持った。総額で約1000兆円という途方もない米国国債を日本は買っている。もし、その利子が7%としても、毎年70兆円が入ってくるはずである。日本の国家予算は約80兆円だから、ほかの外国債と合わせれば、完全にまかなえるはずである。日本国民は一銭の所得税も固定資産税も消費税もガソリン税も払わなくて良いはずなのだ!!! 日本はサウジアラビアよりはるかに豊かで永続する資源を持っているわけである。
 O氏は正式のルートを通じて財務省にこのことを問い合わせた。その答えは、何と!!!「お答えできません」というものだったと言う。これはどういうことなのだろうか。利子を受け取っていないと言うことなのか。
 もし、このことを追求する経済学者や政治家がいたら、植草教授と同じような運命になるだろう。あるいは同じように“りそな”の調査をしていた朝日新聞の記者のように、東京湾に遺体が浮かぶのだろう。