荒野の声 NO.39

戦争の足音が聞こえる


NHKがレアメタルの世界的な高騰の特集をしていた。石油が、鉄が、レアメタルが不足すると言うのは戦争の始まる前提であると聞いている。中国が12億の民を擁して世界に進出している。至る所で長期的な戦略に基づいて国家的な取り組みをしているのだ。また、アメリカがポーランド、チェコに迎撃ミサイル網を構築しようとしていることをロシアは非常に警戒している。これは、あのキューバ危機の反対の出来事で、実は非常に危険な事態なのだと思う。

「人に惑わされないように気をつけなさい。多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がキリストだと言って、多くの人を惑わすであろう。また、戦争と戦争のうわさとを聞くであろう。注意していなさい、あわててはいけない。それは起らねばならないが、まだ終りではない。民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。またあちこちに、ききんが起り、また地震があるであろう。しかし、すべてこれらは産みの苦しみの初めである。」マタイ24;4〜8

 何と現状にふさわしい言葉だろうか。特に注意して欲しいのは最後の言葉である。「すべてこれらは産みの苦しみの初めである」。そうなのだ、これから起こる戦争はまだ世界の終わりではない。数千万、数億人が死ぬかもしれない。そして、何度もいうが、それをハルマゲドンだという宣伝が世界的に行き渡るだろう。しかし、人類は生き延びたのだと。これからは世界は一つになり平和が訪れるだろうと。そして世界帝国の帝王が現れるだろう。それはEUの666番目の席に座る人物だろう。しかし、彼はサタンのひとり子である。世界は裏切られ苦しみに会うことになろう。そして本当のハルマゲドンがやってくる。イスラエルに世界の軍隊が集結する日に。

第六の者が、その鉢を大ユウフラテ川に傾けた。すると、その水は、日の出る方から来る王たちに対し道を備えるために、かれてしまった。また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。 これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。黙示録16:12〜14

 イスラエルのエスドラエロン平原の東の端にメギドと呼ばれる町の廃墟がある。その町は何度も建て直されているうちに丘陵になった。その丘をテルまたはハルという。そしてメギドの丘がハルメギド、ハルマゲドンとなった。ここに恐らく中国の2億の軍隊を中心とする大軍が終結する。核兵器を含むあらゆる武器が集められる。サタンのもくろみは再臨するキリストに対抗することだが、せめてイスラエルを完全に抹殺して、キリストが再臨すると約束したエルサレムの東にあるオリーブ山(ここから復活の後に昇天した)を完璧に破壊すれば、聖書の予言は完成できなくなる。しかし、それはあっという間に消滅してしまう。

霊により、あるいは言葉により、あるいはわたしたちから出たという手紙によって、主の日はすでにきたとふれまわる者があっても、すぐさま心を動かされたり、あわてたりしてはいけない。だれがどんな事をしても、それにだまされてはならない。まず背教のことが起り、不法の者、すなわち、滅びの子が現れるにちがいない。彼は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して立ち上がり、自ら神の宮に座して、自分は神だと宣言する。わたしがまだあなたがたの所にいた時、これらの事をくり返して言ったのを思い出さないのか。 (中略) その時になると、不法の者が現れる。この者を、主イエスは口の息をもって殺し、来臨の輝きによって滅ぼすであろう。不法の者が来るのは、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力と、しるしと、不思議と、また、あらゆる不義の惑わしとを、滅ぶべき者どもに対して行うためである。彼らが滅びるのは、自分らの救となるべき真理に対する愛を受けいれなかった報いである。 そこで神は、彼らが偽りを信じるように、迷わす力を送り、こうして、真理を信じないで不義を喜んでいたすべての人を、さばくのである。Uテサロニケ2:2 〜12