荒野の声 No.33

最近、講談社刊 平松茂雄著「中国は日本を併合する」という本を読みました。大変ショックキングな内容でした。しかし、私は私の機関紙を通して同じことを予測していました。これは今、緊急に皆さんにお知らせしなければならないことだと思い、機関紙の一部をそのままお送りします。
 日本のリバイバルが叫ばれていますが、私は、日本人は、このような悲惨な歴史がなければ、悔い改めと信仰を求めないと思います。今言うところのアメリカかぶれのリバイバルなどお笑い種です。もっと真剣に日本のために祈りましょう。


    「中国は日本を併合する」を読む

 講談社刊平松茂雄著「中国は日本を併合する」を読んだ。この本は日本国民全員の必読書である。憂国の熱情あふれる著者の叫びは心にしみる。決して単なる感情論ではなく、専門知識を駆使した精密な検証は、知性あふれる筆致と共に深刻な実情に警告を発している。それに引き換え、政府、外務省、防衛庁の怠慢、弱腰、無為無策は背筋が寒くなるほどだ。後世の歴史家は彼らを売国奴と呼ぶだろう。確かに著者の言うように、間もなく日本は中国に占領統治されるだろう。着々と進められている中国の周辺地域への侵略の準備は、著者の、そして意外なことに著者だけの、研究によって明らかである。恐らく10年先には日本は抜き差しならない事態となっているだろう。
 私はかねてからこの事を予見し、本紙にも何度か書いた。この著者は立派な学者だから書かないが、私の私見として、最悪のシナリオは次のようなことになろう。

1. 中国による核の脅しによる宣戦布告と日本の無条件降伏。
2. 中国軍の進駐、国家機関の機能停止。天皇制の廃止。
3. 徹底的な略奪と殺戮。
4. 中国人の大量移住。
5. 神社仏閣、教会の徹底的な破壊。
6. 中国の属国としての地位による生活水準の悪化。

 第一次世界大戦後ソビエトがドイツで行ったように、発電所からドアの取っ手まで奪われるだろう。婦女子はことごとく陵辱される。国共紛争による犠牲者、文化大革命による犠牲者を考えれば日本人口の30%以上が殺されても不思議ではない。日本の現在の人口に匹敵する中国人の移住もありうる。靖国神社は真っ先に粉々にされるだろう。全ての神社仏閣、教会ももはや形を止めないだろう。生活水準は戦後の水準まで悪化するだろう。食料の不足によって多くの人が餓死するだろう。
 このことについては同じ講談社より出ている「中国はいかにチベットを侵略したか」という本に、その雛形が示唆されているようだ。私はまだ読んでいないが、そしてこういう憂鬱な本はあまり読みたくないのだが、日本の近未来を知る上で読まなければならないだろう。ついでに言うが中国はチベットを戦略的な意図だけで侵略したが、日本に対しては強烈な憎悪があることを忘れてはならない。感情的な高まりは、一旦、火がついたら想像を絶する残虐さを生むだろう。南京大虐殺は架空だが、中国人には事実としてインプットとされている。そのリプリントが日本に起こらないとは言えない。これは単なる仮説ではない!
 もちろん、このような中国の侵略の前提としてアメリカの影響の排除がある。本書によれば、すでに中国はアメリカの空母艦隊の阻止に向けて、潜水艦による攻撃態勢を完成しつつあるという。そんなことにアメリカが気づかないわけはないのだが、共産中国を育成援助してきたアメリカが(イルミナティが)日本を救いにくるとは思えないのと、私の言うロシアによるアメリカ攻撃の後なら簡単なことである。私は昨年、プーチンが北京を訪れたとき、この事を話していると思う。「ロシアはアメリカの横暴を許せない。もしこれ以上彼らが暴虐を繰り返すなら、我々はアメリカを核攻撃する。その際は協力ないしは無視して欲しい。台湾、韓国、日本はあなた方に贈るから。」ぐらいのことを言ってもおかしくないだろう。中国は巨大な漁夫の利を占めるだろう。イルミナティはアメリカによって共産中国を手厚く保護育成してきた。それは太田氏の著書、日本新聞に詳しい。
 このような事態の起こる確率は、本書を読めば90%以上である。残る10%に別の道がある。それはイルミナティ、反キリストによる世界支配である。私はこの本を読んで、今まで疑問に思っていたことが少し解消された。それは反キリストの帝国が出来たとき、中国はどういう位置にあるかということである。反キリスト陣営に降伏し従属するのだろうか。この人によれば中国はイルミナティの国際秩序に一応従うふりをして、実は最終的には中国を中心とする別の国際秩序を作るつもりらしい。それで黙示録の2億の軍隊の意味が分かった。中国は反キリストの呼びかけに応じるように見せかけて実は自分たちの世界支配を達成しようとするのだろう。
 イルミナティ自身の計画は世界を5つのブロックに分けて統治することであり、その場合でも中国の地位は大きい。

1. 南北米大陸
2. ヨーロッパ
3. 中近東、アフリカ
4. 中央アジア
5. 東アジア あるいはアジアを一つにしてオセアニアになるかもしれない。とにかくアジア   の覇権国は中国になる。

 中国に行くと中国は一つの国家というよりは省の集合体である。細かいことは省政府に任されている。大きな問題だけは中央政府が扱う。もっとも省政府というより共産党のほうが権限が大きい。地方自治体は共産党の指揮の下に実務を行うだけであるようだ。私は昨年、日本人孤児を養った養父母を尋ねる過程でこのことを実感した。同じことが日本にも起こるだろう。日本政府は日本に設置される中国共産党支部により指揮されるだろう。
 イルミナティ、反キリストは何を中国に期待しているのだろうか。私は黙示録の東から来る2億の軍隊と思う。キリストの再臨を迎え撃つための強大な軍事力を構築せんがために、中国を最大限に活用しようとするのだと思う。そんな馬鹿なと笑っているうちに、我々の首根っこが押さえられつつあるのだ。

第一のわざわいは、過ぎ去った。見よ、この後、なお二つのわざわいが来る。六の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、一つの声が、神のみまえにある金の祭壇の四つの角から出て、ラッパを持っている第六の御使にこう呼びかけるのを、わたしは聞いた。「大ユウフラテ川のほとりにつながれている四人の御使を、解いてやれ」。すると、その時、その日、その月、その年に備えておかれた四人の御使が、人間の三分の一を殺すために、解き放たれた。騎兵隊の数は二億であった。わたしはその数を聞いた。そして、まぼろしの中で、それらの馬とそれに乗っている者たちとを見ると、乗っている者たちは、火の色と青玉色と硫黄の色の胸当をつけていた。そして、それらの馬の頭はししの頭のようであって、その口から火と煙と硫黄とが、出ていた。この三つの災害、すなわち、彼らの口から出て来る火と煙と硫黄とによって、人間の三分の一は殺されてしまった。黙示録9:12〜18

第六の者が、その鉢を大ユウフラテ川に傾けた。すると、その水は、日の出る方から来る王たちに対し道を備えるために、かれてしまった。また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。16:12〜14

 恐らくこの時と、中国の覇権とにいくらかの時間的にずれがあり、日本の併合が行われるのではなかろうか。しかし、どう転んでもすでに構築された中国の軍事力という圧倒的な事実の前に日本はろうそくの火のように哀れな存在である。1995年時の中国首相李鵬は会見したオーストラリア首相に「このまま行けば、日本などと言う国は20年後には消滅する」と言った。それはほら話ではなく、彼らのアジェンダに則った発言だったのだ。
 以上はあくまで私の個人的に予想する最悪のシナリオで、そうなるという保証はない。読者は必ずこの本を熟読されたい。