荒野の声 No.32

「ナルニア国物語」C.S.ルイス 偽りの教師

ディヴィッド・メイヤー氏による警告

ハリウッドからハリー・ポッター、指輪物語と映画が発表された。私は今度はC.S.ルイスだろうと思っていたら、案の定「ナルニア国物語」がやってきた。私は10年以上前に、ある小冊子からC.S.ルイスがサタン礼拝の大祭司だということを知った。この小冊子は今、手元にないのだが非常に多くのことを教えてくれた。キャサリン・クールマンがwitchだということもこの冊子によって知ったのである。この著者はよほど危険な立場にあったのだろう、発売元に名前を聞いても奇妙な偽名しか教えてくれなかった。

デヴィッド・メイヤー氏のLast Trumpet Newsletterの今月号にこのC.S.ルイスに関する記事が載っている。氏は元オカルテイストの手相見だった人で、その後キリストに出会って反キリスと戦っている人である。彼の機関紙 Last Trumpet Newsletter は示唆に富むものである。ホームページはhttp://www.lasttrumpetministries.org(そっくりな名前のホームページがwitchによって書かれているので注意。最後がorgである。)

実は私は恥ずかしくてしょうがない。今、日本でもC.S.ルイスの「ナルニア国物語」がキリスト教会でもてはやされているからである。どうしてこんなにクリスチャンは馬鹿なのだろう。今やキリスト教会は“何か、別のものに”(あるクリスチャンの友人の言葉)なってきていると思う。 以下にLast Trumpet Newsletter2月号より引用する。例によってwitchwitchcraftの訳語に苦労している。魔女、魔術師、魔術では本当の意味は表せないのだ。彼らはサタンに献身した者とその集団である。サタンの世界での教会の聖職者と教会に当たると考えると分かりやすい。以下にその一部キリスト教会に対する警告を載せる。

アメリカ、魔術とキリスト教の溶解炉

 混乱させられ、識別能力を失った終わりの時代の“クリスチャン”たちは、あまりにも霊的に盲目で、サタンが彼の最も壮大なプロジェクトをまんまとやり遂げようとしていることに気づいていないのだろうか。彼はキリスト教と魔術(witchcraft)を混ぜ合わせ融合する仕事に成功するのだろうか。悲しいことに、それは我々の目の前で起こっている! 漸進的なずるがしこい計画を用いて、教会はオカルトと魔術の集会に変化させられている。これは直接的な攻撃ではない。いわゆる“クリスチャン”といわれている人々は、クリスチャン用語の変更を醸成されながら、、教えられ、勧誘され、吹き込まれて魔術師(witch)のように考えるようになっている。“キリスト教”の主流はその十字架の頂上まで急速に魔術以外のなにものでもないものになってきている。魔術は単なる呪いやまじないや魔法や儀式ではない。それは、まず第一に、物事の見方である。考え方の様式、方法、そしてそれに続く関り合いである。

魔術の古いことわざに、「善は悪に打ち勝つ」というものがある。“クリスチャン”の主流派は同じように、これを取り上げて、ハリーポッターや指輪物語やナルニア国物語を擁護する。真実のクリスチャンは善は悪に打ち勝つことはないということを知っている。マタイによる福音書19:17は、善なるものは唯一であり、それは神であると我々に語っている。魔術師たちに善などないし、魔術に善はない! 神ではなく、善が悪に勝つという偽りの発想は、C.S.ルイスのような人間がクリスチャンだったと人々に信じさせた。

実際は彼は魔術師で「黄金の夜明け結社」Thelemic Order of Golden Dawn(フリーメーソンの結社内結社)の会員であった。そして、彼はwitchの初心者に“キリスト教”について教える本を書くように割り当てられた。だからwitchはクリスチャンをよく理解できるし、クリスチャンを打ち負かすことが出来るのである。情けないことに、多くのクリスチャンはそれらの本が自分たちのものだと思っている。だからオカルティストの計画はダブルパンチに効くのである。C.S.ルイスは「巻紙の手紙」Screwtape Letterという本を書いたが、それは悪霊の間の会話のフィクションでどうやってキリスト教をやっつけるかというものである。C.S.ルイスはキリスト教もどきの本を書いたが、天国に至る道は沢山あるというものである。それはマタイ7:1315でイエスが言われたことの正反対である。

「狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこからはいって行く者が多い。命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見いだす者が少ない。にせ預言者を警戒せよ。彼らは、羊の衣を着てあなたがたのところに来るが、その内側は強欲なおおかみである。」

 キリスト教はこの混乱した世界の唯一の希望である。そして感謝なことに、わずかながら祈りと信仰による真実なクリスチャンが残されている。あなたが目が見えるわずかなクリスチャンなら、神に感謝して欲しい。悲しむべきことにアメリカは魔術と“キリスト教”の溶解炉となってしまった。そしてそれは全世界に影響を与えている。

Witchがたくらむミステリアスな混合

 2001911日、ニューヨークの世界貿易センタービルの双子の塔の崩壊をもたらした攻撃の後で、アメリカ中のクリスチャンたちは、大変驚き至る所の教会は収容能力一杯になるほど人々が集まり、多くの人々が悔い改め始めたと伝えられた。それから間もなくハリー・ポッターの映画が始まり、巧みに魔術witchcraftがわが国に注入された。それから指輪物語がやってきて、さらに多くのハリー・ポッターの本と映画が続いた。それからC.S.ルイスのナルニア国物語が来た。これらは良くある二つの出来事である。これらは魔術の思想と哲学を教育する装置である。そしてこれらは“クリスチャン”と称する人々によって促進され、協力されている。我々は、今や、崩れてテロ化された国家への、巧みな魔術の結果を見ている。我々はまた、これらのサタン的な装置がキリスト教会の霊的な死のこだまとして、エンターテインメントの劇場となったすべての聖所に背教の旋律を奏でているのを見ている。それらの場所では熱心な祈りが聞かれ、霊的な戦いと勝利があるべきなのに、いまやそこにはファンタジー・ランドのさざめきが聞こえるだけである。人々はもはやクリスチャンという言葉の意味を知らない! 

C.S.ルイス自身は信仰による義やボーンアゲイン経験を強調しないと言った。そして彼は彼自身を「イギリスで最も失望し、不承不承の改宗者だ」といった。そして19631122日、彼が死んだときC.S.ルイスの最も親しい友人は彼がクリスチャンだったかどうか定かではないと言った。それは丁度JF・ケネデイが暗殺されて日だった。

どうしてクリスチャンがナルニア国物語の露骨な悪を受け入れることが出来るのだろうか? 物語は明白に半人半獣を意味する生物を表現している。聖書は獣姦による人間と動物の混合を禁じている! どうしてアッセンブリー・オブ・ゴッド教団の公式機関紙「ペンテコスタル・エバンジェル」はナルニアのライオン、アスランにその表紙を捧げ、“C.S.ルイスのナルニアへのクリスチャンガイド”という特別記事を載せたのか。C.S.ルイス自身が、ナルニア国物語を書く前に、神話の動物の「イメージの幽霊屋敷」にいたと言っていることを記憶されたい。(Seattle Times Dec. 4,by Maria Macdonald,Seattle WA

クリスチャンはうそに売り渡された。牧師たちは裁きの日に最悪の裁きを受けるだろう。背教のしるしは至る所にあるが人々にはそれが見えない! 私は最近ティム・ラヘイの預言聖書の表紙を見たときショックを受けた。赤い封蝋にヘキサゴン(五彭星)があり、その上にアルファとオメガが描かれている写真だった。ヘキサゴンはフリーメーソンの定規とコンパスの完全な形である。神がキリストの名を呼ぶ全ての者を助けて、速やかに目覚めさせてくださるように。(ティム・ラヘイは数年前に「Left  Behind」という本を出してベストセラーになったが、文鮮明から金銭的援助を受けていることが分かっている。) 以下省略

注:「黄金の夜明け結社」Thelemic Order of Golden Dawnについて。これはフリーメーソンイルミナティのかなり高位の組織300人委員会の直下)らしい。主に宗教部門を担当するようだ。添付組織図参照。これは特に宗教部門のヒエラルキーでWCCは世界教会会議、NCCはアメリカ教会会議である。