ロシアの学校テロ事件

さて、ヘロデは博士たちにだまされたと知って、非常に立腹した。そして人々をつかわし、博士たちから確かめた時に基いて、ベツレヘムとその附近の地方とにいる二歳以下の男の子を、ことごとく殺した。こうして、預言者エレミヤによって言われたことが、成就したのである。「叫び泣く大いなる悲しみの声がラマで聞えた。

ラケルはその子らのためになげいた。

子らがもはやいないので、慰められることさえ願わなかった。」マタイ2:16 〜18

 痛ましい事件だった。事件後の母親たちの嘆きを見ながら、私は上記の聖書の言葉を思い出した。この場合はヘロデという残虐な王一人の仕業だが、その結果はほぼ同じだ。なぜ神はこのような残虐な殺戮を許されるのだろう。曙の前は最も闇は暗いという。この時代は朝日の昇る直前の暗黒の時代だった。キリストはこの時はエジプトに逃れていた。

見よ、暗きは地をおおい、やみはもろもろの民をおおう。しかし、あなたの上には主が朝日のごとくのぼられ、主の栄光があなたの上にあらわれる。イザヤ60:2

 間もなく、キリストは再びこの世に来られる。前には謙遜の限りを尽くした人類の僕として来られたが、今度はサタンを滅ぼし、世界を神に取り戻すために、王として威厳と力を持って来られる。荒唐無稽と言われても、馬鹿馬鹿しいと言われても、私はそれを信じるから今を生きていられる。

荒野の声016