荒野の声 No.13

ジョン・コールマン氏の新著

「ロシアと米国−新世界権力へ向かっての最終衝突」

 預言者ダニエルによって言われた、荒らす憎むべき者が、聖なる場所に立つのを見たならば(読者よ、悟れ)、そのとき、ユダヤにいる人々は山へ逃げよ。屋上にいる者は、家からものを取り出そうとして下におりるな。畑にいる者は、上着を取りにあとへもどるな。その日には、身重の女と乳飲み子をもつ女とは、不幸である。あなたがたの逃げるのが、冬または安息日にならないように祈れ。その時には、世の初めから現在に至るまで、かつてなく今後もないような大きな患難が起るからである。  もしその期間が縮められないなら、救われる者はひとりもないであろう。しかし、選民のためには、その期間が縮められるであろう。マタイ24:15〜:22

太田龍氏の「週間日本新聞」628日号によれば、10月にジョン・コールマン氏の新著「ロシアと米国−新世界権力へ向かっての最終衝突」という本が出版されると言うことです。私にはこの表題だけでも何が起こるか判るのです。私が繰り返し言ってきたことが現実のものとなろうとしています。

ジョン・コールマン氏は元イギリス情報部MI6の高級将校だった人です。MI6はあの007のモデルになった、アメリカのCIA、イスラエルのモサド、ロシアのKGB、など世界でも最高のスパイ組織です。彼はその地位からあらゆる情報に接することが出来ました。そして世界を統一しようとする闇の組織(イルミナティ)に気が付き、あらゆる妨害と命の危険を冒して、それを告発する仕事を始めた方です。今、彼が何とか無事でいるのは、ある程度こういう知識が人々に知れて、我々が反撃する気力を失うことを闇の権力が期待しているからなのかもしれません。

 私はロシアがアメリカに核兵器による攻撃を仕掛けると繰り返し語って来ました。これは未曾有の事態です。数百万、数千万人の死者が出るでしょう。それは歴史上「かつてなく今後もない」ほど、ひどいものとなるでしょう。もしそれが長引けば「救われる者はひとりもない」が、神はその災厄を短期間に終わらせるでしょう。すなわちロシアとアメリカの核戦争は短期で終わるでしょう。

聖書のこの箇所は「預言者ダニエルによって言われた、荒らす憎むべき者が、聖なる場所に立つのを見たならば」とあって、最後の戦争ハルマゲドンを表すとするのが一般的なのですが、私は現実に照らして、どうしても今度起こる第三次世界大戦と結び付けて考えてしまうのです。ハルマゲドンの後では救われるものが居ても意味がないからです。歴史の全体的な流れの中で数年、または数十年の違いなど一瞬と考えてよいでしょう。

 私はこの大事件をできる限り話そうと勤めるのですが、ほとんど無視されるか相手にされません。今回の本でも、出版すれば大変な話題になるだろうと思ったのですが、どの出版社も相手にしてくれませんでした。もっともちょっと難しく、資料に偏りすぎた嫌いはありました。

 よく考えてください。ジョン・コールマン氏は元MI6の情報部員でした。そして今もその人脈から世界最高最新の情報を入手して、我々に伝えてくれています。幸いにして日本には太田龍という人物がいてこの貴重な情報の価値を認識し、大胆に伝えてくれます。こんな国はあまりないのです。

それにしても一介の田舎牧師が世界最高のインテリジェンスと同じ情報を持っているというのも不思議な話です。(別に自慢しているわけではない。聖書の預言を忠実に読むとそうなるのです。)

コールマン氏は別の著書(「迫る破局、生き延びる道」)でロシア軍は非常な怒りを持って現在のアメリカの横暴を見ていると言っています。ロシアには今でもアメリカに勝る数の核兵器が保有されています。それを全く使わないでアメリカが世界を席巻してゆくのを黙ってみているわけはありません。さらにプーチンと軍部はロシア革命が実はユダヤ革命であり、その後の共産主義政権がユダヤ政権であったこと、ソビエトの解体とその後のゴルバチョフ、エリツイン政権もユダヤに思うように動かされ、ロシアの莫大な財産が収奪されたことを知っています。プーチンはロマノフ王朝に大きな影響を持った、怪僧と言われたラスプーチンの子孫です。このままで済むとは到底思えません。

 この本は実は欧米に先駆けて日本で最初に出版されるというのですから、これもすごいことです。そしてその結論が新世界権力、すなわち世界統一政府の設立のためだというのですが、それも私が言ってきた通りです。

おそらく世界政府、ニューワールド・オーダー(今はイルミナティ)はこれがハルマゲドンだと言うでしょう。そしてもうハルマゲドンは終わった、ついに世界の待望のメシヤがやってくるというでしょう。しかし、それは偽メシヤ、反キリストです。(これは大変重要です。)

 世界を統一するためには911位では駄目だ、アメリカの3分の1位を焼け野原にしなければ、というわけです。これは私の妄想でもたわごとでもありません。間もなく、本当に世界史に「かつてなく今後もない」大悲劇が起こるでしょう。おそらく、それはプーチンの今度の任期中に起こるでしょう。それはイランにアメリカが手を出すときでしょう。

 なぜ、イランなのか。それは聖書のエゼキエル書38,39章にあるゴグ、マゴグの戦争が今度のロシアの戦争だと私は思うからです。それについては荒野の声8号をお読みください。

 ところでその時、日本はどうなるでしょうか。コールマン氏は今度の第三次世界大戦をアメリカ、イギリス、中国対ロシア、フランス、ドイツ、日本としています。この内、日本がロシア側につくことは到底ありえないのですが、コールマンさんはそう言います。そのためには何かよほど大きな外交的な変化がなければなりません。もしそうならなければロシアはアメリカの基地を叩くことを第一とするでしょうから、三沢、横田、厚木、横須賀、岩国、沖縄が標的となることは十分考えられます。その時は、聖書に従えば「山に逃げよ」です。

コールマン氏とは違って、エゼキエル書によればロシアはイラン、エチオピア、リビアと東欧の連合軍によってアメリカ、中東を攻撃します。そして、これも言ってきましたがアメリカを叩き、中東を一時占拠したロシア連合軍は同士討ちによって壊滅します。その後、ヨーロッパに反キリストが現れます。この大戦はそのためのものであるとコールマンさんも言っているのです。イルミナティは、なぜか聖書の預言どおりに事を運んでいるのです。