荒野の声009
私の友人フリッツ・スプリンマイヤーから手紙が届いた。

 

フリッツ・スプリングマイヤーの手紙

PartT 親愛なる泉

日本でも真実を書くことは難しくなっているのですか。(注:私の本が出なかったことに対してらしい)あなたとご家族はいかかですか?

 私は週の間、7:30〜11:30までコンピューターのクラスを受け持っています。午後から夜にかけてGEDのクラスで教えています。GEDは高校の卒業資格を取得するシステムです。アメリカの法律では、囚人で高校の卒業資格かGEDを取っていない者はGEDのテストにパスするまでクラスに出席しなくてはなりません。

 もう一枚の手紙を楽しんでください。とても喜ばしいレポートです。

 私は私の事件を上告しています。どうぞ裁判官が私の上告書を正しく正直に見てくれるように祈ってください。

 日本人はイラクをどう思っているのですか?

 日本の経済はどうですか?

 今年の5月1日から、ファンドは私にアイオワ州デモインズの特別な住所にするようにと言ってきました。(意味不明)ですから、もし援助をお送りくださる場合、私の家内に直接お送り下さる方が良いでしょう。彼女は今でも下の住所にいます。

Patricia Springmaiere:8431 S.E.Groce Rd.,Corbett, OR  97019  USA

(住所が変わっているので注意)

 彼女は私と別れていることをとても淋しがっており、私が帰ってくることを切望しています。

愛をもって。 フリッツ

PartU

 ある日、もし私が天国に行ったら、私はここにいる日々を思い返し、私がいつも天国にいたと思うでしょう。ある人々は神の臨在を見失っていますが、私は至る所に神を見出します。神の美しい臨在はいくつかの奇跡とほめたたえるにふさわしいニュースを、私に与えてくれました。

 あるクリスチャンの囚人がここの獄房で絶望していました。そして神に「どうぞ私に天使(Angel)を送ってください」と祈りました。祈るや否や、彼は天使を彼の房に迎えたのです。それは、快活で喜びにあふれたクリスチャンで、名前をAngelと言いました。監獄の官吏が、間違えてこのAngelを捕まえて、あの祈りをした囚人の房に入れたのです。天の配慮によって、あの絶望していた囚人の望みが叶えられたのです。

一晩中、Angelは彼を励ましました。翌日、監獄の官吏はこんがらがった間違いに気づき、Angelを一般社会に戻しました。後に大いに励まされた囚人を残して。

最近起こった、神の愛のもう一つの例があります。監獄の教会でひとりの囚人が自分の家族が彼に会いに来れるように祈ってほしいと訴えました。しかし、彼の家族が持っている車はもう全く頼りにならない古いもので、二つの州を越えて何百マイルも走ってくることはとても無理でした。

その旅行は教会の祈りの課題にされ、奇跡が起こるように求められ、奇跡が起きました。家族はその旅行を考え直してキャンセルしました。すると間もなく囚人の母親に10000ドルの小切手が送られてきたのです。彼女は行って新しい車を買いました。それは彼女が手に入れた初めての新しい車でした。またもや神は豊かに与えてくださいました。(恐らく、その囚人の教会の誰かが送ったか、または外の誰かに頼んだのだろう。)

私に関して言えば、多くの感謝なことがあります。私は監獄の教育部で良い仕事を与えられています。私は比較的自由の利くナバホ棟にいます。私は世界中から援助と勇気付けられる手紙を受け取っています。私は同じように投獄されている仲間たちを助け奉仕する機会を与えられています。

「あなたがたは、主にあっていつも喜びなさい。繰り返して言うが、喜びなさい。あなたがたの寛容を、みんなの人に示しなさい。主は近い。何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。」ピリピ4:4〜7

主よ感謝します。