Toys Dream Database (ネタバレあり) 2000/5/30

Toys Dream Review 2000/5/30

デス様フリークにもお勧めの逸品

…という戯れ言は脇に置いといて


Description

 ケイエスエスから発売のアイテム発明シミュレーション。システムはマリーのアトリエから戦闘を省いたものと考えておけば問題なし。実際には同社から発売されている無人島物語(発明シミュレーションの元祖)のシステムを継承しているようですが、プレイしたことがないのでわかりません。無念。

 そんなわけで、マリーのアトリエのゲームシステムを気に入ってる人には文句無しでお勧めです。戦闘しなくても材料が集められる幸福をどうぞ。なんちゅーかその、結局、戦闘が余計だったんだな、と実感できます。


Good Mark

 基本は「依頼を受ける→アイテム作る→借金返す」の繰り返し。ゲームが進むにつれて作成できるアイテムがずんずん増えていく、という部分が単純に楽しいです。ゲームの楽しさってこういうトコロにあるのね、とか思ってみたり。

 ストーリーはおまけ程度。依頼をこなし、借金を返済していけば勝手に進行。目的を見失わずに済む親切設計(?)なんですが、いまひとつグッと来ないのも事実。一応、攻略本を見ないとわからないであろう分岐によってマルチストーリーになっていて、再プレイを作業にしないための努力を感じたりします。


Bad Mark

 間違った日本語。若者ならともかく、中年男性がら抜き言葉を喋ったりするのがちょっと不満。いくらゲームが面白くても、国語力のない文章を読まされるとそこで一気に萎えます。

 もう一つ。終盤ダレます。どんなに資金に余裕があっても、依頼をこなさないと借金返済ができないので「依頼どこだ〜」と探し回る羽目になります。バランス調整でなんとかなりそうな部分なんで、開発期間が足りなかったんだろうなぁ、と予想できます。


Total

 しかしながら、序盤〜中盤にかけてのバランスは秀逸です。絶品です。一回クリアした後でも、発明したアイテムやイベントの達成率を持ち越して再スタートできるので、自分のように100%達成に憧れる人はハマること必至。

 全体としてかなり面白いゲームだったので、今年度俺ゲーム大賞にノミネートする所存であります。


98/12/22の文章に加筆修正。

Return to Personal heaveN Written by: SUZUKI Masaaki