r.&ぴよぴよ組 |
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LOFTY FORM
1997
ADV/ゲームB/精液B(顔2:口1)
キーワード:今時紫苑って名前はどうなんだ?この世にはびこる悪を成敗することを生業とした一族の跡取りである主人公が、色々頑張る話。中途半端なマゲもの。CGだけがウリ、シナリオが軽い、やたらと叩かれる。今や姫屋ソフトの正統継承者の観のあるアアルですが。しかしねえ、みんなちょっとイジメ過ぎだと思うんだけど。マイクロソフトの次ぐらいに人気ないんじゃないの?みんな「アアルだけあってつまらない」って言い過ぎ。出川の哲ちゃんだっておもしろいんだよ、実は。ま、F&Cを毛嫌いしてるオレが言う権利は無いかも〜ね〜。
このゲーム、意外と面白かったよ。オレはストーリー全体の辻褄とかよりも会話のちょっとした部分部分を楽しむ方なんだけど(記憶力の問題)、なかなか雰囲気があってクスクスと笑いながらプレイしてた。ま、やたらとサッパリしたテキストなんで、そこらへん饒舌なテキストが主流になっているので作り込みがなってないように思われるんかも知れんけど、たくさん文が書いてあるからといって心に響くとは限らないよねえ。それにどうせつまらないんだったら「お兄ちゃんへ」みたいに長くてつまらないより、短くてつまらない方が無駄な時間が少なくてすむ、ってのもあるしね〜。そういう点でアアルのゲームはまだいいぜ。少なくともCGはいっつも高レベル。これだけでも評価できるんじゃない?昨今のエロゲの状況では。ただこのゲーム、ネーミングのセンスが・・・。
コ・コ・ロ・・・
1998
ADV/ゲームB−/精液B+(顔5(うち男1):口0)
キーワード:巨根のショタヤオイ両親から性的な虐待を受け続け、心を閉ざした主人公が救われたり、破綻したりする話。この話イマイチやなあ〜。特に主人公。「別に」っていってりゃ〜心を閉ざしてるとは限らないだろう。そのくせやることやっとる訳で。しかも自分から。でも、ヌキゲブランドなんだから別にいいのよ。だって、絵はとってもキレイだからね〜。アリスの「零式」みたいなタイトルCGなんで、こりゃエロは期待できんか?と思っていたんだけど。これがなかなかやる。精液もドベッって感じで量も出てる。エッチCGが取り込み画像でノイズが出てる(手抜きだ)ってのが難だけど実用的だ。
で、このゲーム、何か児童虐待が問題とかなんたらかんたらで回収騒ぎがあったそうなんですが、ホント?ゲームをやっている限り、何にも感じなかった。まあ、テキストがテキストだけに迫るものが無かったと言ってしまえばそれまでなんだけど。しかし、これが回収されるんだったら、現行の18禁ゲームなんて半分以上ダメじゃないか?それどころかPIL、LIBIDO、アイルはお家取りつぶし決定的。このゲームなんて全然大したことない。クレーム付けた方もどこ見てんだか。大方、フィニッシュCGに合わせて自分もフィニッシュしたら、ちょうど後輩の男への顔射シーン(このゲームなんでこんなの入れたんだ?)だったことにブチ切れたやつの仕業だろう。11PMで間違えて巨泉の顔でイッてしまったようなもんだ(例え古い)。剣呑剣呑。
AZの烙印
ぴよぴよ組(2002)
エロアニメADV/ゲームB
精液B(顔7[うち顔アップ4]:口2[うち顔アップ2])
キーワード:惜しい・・・
主人公キルツは戦争で捕らえられ、奴隷となった。彼には絶対服従の印「AZの烙印」が押され、国を裏切った瞬間、灰になって消える身体に。彼は奴隷市場でセリにかけられ、最高額で競り落とされる。キルツを買い取った者は娼館を経営するエルフだった。キルツはそのエルフの下で男娼として働くことに・・・。
オレもエロゲを始めて、もう10年になってしもた。「フェアリーズ・レジデンス」でギンギンに勃っていたウブな愚息も、今やすっかりやさぐれ、アトリエかぐやの「女教師」レベルでも鼻くそほじって余所見している始末。
そして、フェチズムは更に先鋭化。大宇宙よろしく広かったエロストライクゾーンが、今やルークがフォースを使って狙わなければならないぐらいに小さくなってますわ。ただ汁があるぐらいじゃあ、全然満足できなくなっているもんなぁ・・・人間、批評するようになったら終わりですな。自分の嗜好性がどんどん狭くなる。
そして、何だか価値転倒が起こっているようで、この作品のように「チンポ発言消しなし」という一点でのみで購入できてしまうという状況。しかも、アアルのゲームを。これでいいのか?
この「AZ(アーツェット)の烙印」を作ったぴよぴよ組はアアル系列のブランド。アアルはソフ倫に属しておらず、従って独自規制で18禁作品を作っているのだ(勿論あの金色の18禁シールは貼られてない)。アナログファクトリーの反ソフ倫インディーズ宣言が余りに強烈で忘れていたが、考えてみるとアアルはずっと前から非ソフ倫のブランドだった。そういえば、「GREEN」のノベルティブックのおまけソフト「GREENHORN」は書籍扱いだった(ヘアにモザイクがかかってない)。当たり前だが、ゲームなんて色んなやり方で出せるんだな・・・しかしまあ、非ソフ倫の代表がソニアとアアルでは、その存在を忘れていてもしょうがないというものだろうよ。
さて、作品の方だけども。
ゲームは娼館に訪れる色々な女客に男娼として注文通りのHを行うという流れ。一見SLGでもよさげな話だけど、この作品はオーソドックスなADV。ストーリーは「一応ある」という程度で、ひたすらHをやっていくだけのゲームですな。
で、そのエロシーンについて。
原画はinspire作品でおなじみの神宮寺りお氏。この人は非常に肉感的かつ蠱惑的な絵柄を持つ人で、この作品でもほぼinspireそのままという塗りでとても美しい。もっとも、この人の絵はあまりにも美麗すぎて、そのゆえに下半身直撃という感じがしなかったが・・・。まあ、ここら辺はあくまで好みで、CGレベル自体は非常に高い。ただし、CG総数は少ないが。ギャラリーのCGを数えてみると、総CG数は156枚でうちエロCGは147枚。これだけ見ると結構多いように思えるんだけど、同構図のバリエーション除いたら、エロCGは実質50枚しかないんだよねぇ。これはヌキゲーとしては、ちと少ない。
そんでもって汁も不足気味。アアルってとこは汁気があるブランドではあるんだけど、汁専門というほどではないので仕方ないか。汁質はともかく、汁量もさほどでもないし、なにより顔射シーンでも全然肌に汁がひっついてない。フェラ・パイズリシーンでもフィニッシュなしで本番に移行したりする。これは汁ゲではないですな。
という訳で、やはりエロシーンのキモは音声ということになる。規制基準が違うゆえ、「チンポ」「オチンチン」は音声消しなし。「オマ●コ」はピー音ありやったけど、チンポマニアのオレとしては、女性がチンポ発言しまくってくれたらそれだけで元気っ!勇気っ!やっぱりゲームでの卑語はビデオでの音声よりよっぽど感情移入もできるし、エロいよなー。ま、期待の「キンタマ」 発言がなかったのは残念ですが。
しかしねぇ(文句ばっか!)・・・・、せっかくそういう非ソフ倫ゆえのメリットがあるのに、それを全開で味わえるほどにはエロ爆発じゃないんだよね。女性陣のキャラがかなり弱い。この作品はストーリーを楽しむ作品ではなくヌキゲーやねんから、エロシーンのクオリティのみがプレイヤーのモチベーションを左右する。こっちはどんな命令でも従わなければならない男娼なんやから、その構図を生かすべくもっとメチャクチャな欲求をしてくる客がいてくれたらよかったんやけどなぁ〜。出てくる女性が特徴がなくってつまらん。一番ステイタスが高そうだった娼館の訳あり女主人とのエロもかなり薄かったしなぁ・・・。
ただ、一人例外がいまして・・・。それがエレナという姫君。
この娘はよかった!卑語音声の申し子たるこの「チンポ」連発王女のおかげで、この作品はオレのなかで強烈なフックを残してくれた。この人は普段は理想の王女様として清楚可憐に生きているのだが、その鬱憤を男娼相手のシゴキでもって発散しているという方。最初の登場の時から主人公を「ポチ」と名付け、「ワン」としか返事をしてはいけないと言いつける。
「なかなか、いいチンポをしてるじゃない。じゃあ、オナニーでもしてもらおうか。そのチンポをしごいて恥ずかしい液を出すのよ」
「とんだ変態だよ。こうやってチンポを踏まれるのがいいんだろ?」
「あはは!チンポがヒクヒクしてチンポ汁がこぼれてきたじゃないの!」
てな感じで、非常に「ラストチャイルド」的な世界が繰り広げられますわい。声優さん的にもノリノリで痛快至極ですわ。しかも、そこからまだ先があるのがこの姫のいいところ。この人、痛めつけられる主人公があんまり気持ちよさそうなので、自分もいじめて欲しくなってくる。
エレナ:「そんなに・・・気持ちいいのか・・・?」
キルツ:「何だったら、試してみますか?」
エレナ:「・・・・・・・・うむ」
キルツ:「え?あの・・・本気・・・ですか?」
エレナ:「こ、こんな恥ずかしいこと、冗談で言えるか!」
登場時の印象に反して、後に行くに従って高飛車の態度の裏の本音を晒しまくってしまう。これってご存じ、へっぽこ女王キャラですわっ。そして普段の生活で抑圧された姫君はマゾプレーで心身のストレスから解放され、すっかりその魅力にハマってしまう訳で。女王口調のままで被虐感に浸りまくり。
「また、この前のようにアタクシをなぶるのよ!文句ある?」
「この臭いお前のチンポから汚いオシッコがでてこのアタクシを汚す・・・ああ、考えただけでも濡れてしまうわ」
しかもこの人、王族の分際で男娼の主人公に惚れとる訳で。スキあり過ぎやねん。もちろん、処女。へっぽこ女王大好きのオレとしては、この人1人だけでこの作品作ってくれてもよかったぐらいですわな。だってさー、この姫君の友達の魔法使い女とのプレイなんか、相手と中身が入れ替わった「転校生」プレイよ。これ、どういうことかというと、自分が女と入れ替わって自分のチンポをフェラ抜きして自分の精液を顔射されるということなんや。何が面白いんじゃ、これ。
結論としてはまあ、傑作とまではいかなくてもなかなかの佳作。チンポ消しなしと美麗CGという要素を除いたらごく平凡なヌキゲー。しかし、現在の市場状況を考えると、その要素だけでも十分に特徴たりえる、ということを証明した作品だスな。個人的にはエレナ姫で大分点を稼いだ。次作、非ソフ倫というメリットを十分に活用した形で作ってくれたら、この原画はかなりの武器だからアナログファクトリーよりもよっぽどよさげなものが作れそうな予感がするが・・・。
A.A.A.(スリーエー)
ぴよぴよ組(2002)
ロボっ娘ADV/ゲームB−
精液B−(顔3[うち顔アップ3]:口0)
キーワード:ロリキャラは電気ウナギの夢を見るか大企業の窓際族である主人公・幸崎は突然、アンドロイド養成機関へ教師として送り込まれることになる。その任務は、アンドロイド達のなかに紛れてしまったクローンを回収することだった。余りにも人間らしいアンドロイド達にとまどいながらも、幸崎は徐々に自分が派遣されたこのプロジェクトの真相へと近づいていくのだった。
エルフ+あかほりのコラボ新作やらぽよよんろっく原画の作品やらが発売され、何だか久しぶりにメッセサンオーの大行列を見たような気がする12月13日。そんななか、エルフすらスルーして俺が買ったのは、この地味なロリゲームだった。エルフもぽよよんろっくも大ファンだと普段から言っているのに、何でこれなんだろうなぁ。
最近、ど〜もPEROの奴、あれほどペドを嫌悪してたくせにお前こそロリコンになってきたんじゃねぇの?という根拠のないことを言ってくる輩がいる訳だが。心外も甚だしい。俺は良い汁があるところに蛍よろしく飛んでいくだけなのです。それがたまたま、たまたま、ゴージャス宝田とか林原ひかりとか西安とかえげつないペド犯罪漫画家に行き当たるだけで。まったくもって偶然だと断言できる。従って、今日、この「AAA」と一緒に買ったのが「先生だ〜いすき」だったのも、完全にアクシデンタルなチョイスであるのは言うまでもない。
そして、この「AAA」と書いてスリーエーなんだが。
アアル改めぴよぴよ組の前作「AZの烙印」はアアルの作品ということで非常に警戒してながら始めたものの、超美麗なCGと「ちんちん」発言消しなし、そしてへっぽこ女王のサドからマゾへの大変身というグッドコンボなヌキゲーで超満足できた作品だった。そして今回は前作の娼館から打ってかわってロリアンドロイドもののラブラブ系ゲーム。アンドロイド養成学校の教師になって人間そっくりのアンドロイドのなかから本物の人間を探すという、何だかハリソンフォードが出てたいつかの映画みたいな話ですわ!かっちょいいね。
まあ、ただしこっちのブレードランナーはあっちゅう間に終わりますが。とにかく短い。めちゃくちゃ短い。物足りないとか言う以前の問題ですわね。まあ、キャラが強烈だとかコンセプトがぶっ飛んでいるなら短くても許せるけど・・・特に何もない。キャラ自体はメイドとか妹とか揃えてあるのである程度棲み分けはあるんだけど、キャラを特定するイベントが少ないから紋切り型を抜け出せない。話短いのに、集団で何かするシーンばっか。みんなで飯食ったり、みんなで海行ったり・・・これじゃあキャラ一人一人への愛着も湧きようが・・・。俺はロリじゃないのでよくわからないが、水着とか体操服を着たロボ子供たちがドタバタと走りまわってるのを見て喜ぶべきなのかなぁ・・・。こんだけアンドロイド全員とのふれあいが多いと、むしろハーレムエンドぐらいしか思い浮かばないんだけど、ハーレムエンドはないんだな・・・。何ともはや、中途半端な感じだすなぁ。
となると、エロシーンで頑張るしかない。が、これまた驚異のボリュームのなさ。実質各キャラ1シーンずつしかエロシーンがない。しかもCGはせいぜい3、4枚だ。やってることも通り一遍でクソ面白くない。汁も大したことない。今時コンビニの立ち読みでも、これよりエロいもん一杯見られるっちゃうの。6500円も出してこれじゃあ浮かばれないなぁ。せっかくロリゲーなのに、そのキャラ性を生かしたとも思えないし・・・まあ、俺はロリじゃないのでよくわからないが。
ただね・・・・やっぱり、「おちんちん」発言にはググッときてしまう訳でして。これはロリだけに、CGが綺麗なだけにインパクトがある。これはロリじゃなくてもわかる。アンドロイド全員で主人公のちんちんを見ながらあれこれ言い合うところなんかはめっちゃ良かったなあ。しかし、これも前作のあのお姫様のチンポ砲撃に比べると何と物足りないことよ。
結論。俺はロリじゃないのでよくわからないが、しかし、ロリの人でもダメだろ、こりゃ。ストーリーも短いし、かと言って、ヌキゲーでもない。キャラも立ってないし・・・CGだけ圧倒的で後は何もないと言っていいだろう。そのCGにしても枚数少なすぎるぞ。前作で油断してしまったけど、やっぱりアアルはアアルだった訳だね!まあ、かわいいぺったん娘がキャアキャアと動いていればそれだけで大枚をはたけるって人なら買ってくれ・・・何度も何度も言うが俺はロリじゃないので、どこにメリットを見いだせばいいのかさっぱりですわ!
しかも、結局ヌイてりゃあ何を言っても無駄なのであった。