Forester
=
フォスター
−スカイハウス
+ポリゴン
DOLL
フォレスター(1999)
ポリゴンムービーADV/ゲームB−/精液B+(顔1:口1)
キーワード:「EDEN」シリーズに比べたら大分良さそう。廃墟となった教会。違う目的を胸にそこに入っていく王女と暗殺者。一方は裏切りの末に父の命と共に奪われた王座を取り戻すため。そして一方は城の地下迷宮深く眠る、いかなる願いでも叶える力があるという「伝承の力」に惹かれて・・・。
これはハッキリいって、普通のエロゲとしてならギリで2流程度やと思う。
ストーリーありませんわ。筋はあるけど演出がヨワヨワ。むき出しの設定だけがある、という感じ。但し、キャラがすごく立ってたので序盤は非常に面白かった。特に暗殺者のノエルとそのメイド人形のアイリスは雰囲気もセリフ回しも素晴らしかった。この2人の存在、そして3Dオブジェクトが持つ独特の質感が雰囲気に良く合っていて最初は「これ、おもしろいんちゃうん?」と思ったけど。後半恐ろしいまでに失速したね〜。ストーリーを無事成就するにはプレイ時間が短すぎるな。やっぱり全てaviムービーでゲームをするってのはムリがある。こんだけ短いのにCD−ROM4枚組とか恐ろしいことになってるしね。
そもそもこれ、ゲームですらないやんか。オレは3DのADVと聞いたから「バイオハザード」みたいな感じで3Dフィールドを動いて、イベントのみムービー、みたいなゲームやと思ってたのに。まあ、それができるなら苦労せんって感じか?にしても、ムービーをひたすら見ていくだけ。一回やったらもうヤル気せんわ。エロ少ないし!全部で3シーンしかない。フォレスターってフォスターの仲間ちゃうん?もっとエロ入れてくれよ〜。これで9800円は高いで。
とはいえ、3Dムービーの持つ威力には打ちのめされた。
これはスゴイな。俺はいつも「21世紀はポリゴンエロゲの時代」と自信満々に言ってたけど、実際やったこと無かったし根拠も何もあったもんじゃなかった。しかし、「DOLL」をやって自信が確信に変わりましたね。お金のないエロゲブランドでは「実用」に耐えるだけの3Dムービーを作れないだろうとオレは思いこんでたけど、チンポ全然勃つぞ。「ファイナルファンタジー」とまではいかんにしても、これで充分や。「トゥームレイダー」のあのブッサイクなララに裸パッチを当てて喜んでいるアメリカの大学生達にこれを見せてやりたい気分。余り量は多くないけど、顔射・口射、膣内射精から逆流等、汁の表現への探求にも余念はない。ま、さすがに毛に関してはまだまだやけど。猫娘の毛皮が軽石みたいなんはちょっと参った。
ポリゴン3Dを演出技法としてではなく、中心に据えてやっているブランドがまだ数社しかないという今の段階で、3Dでここまでエロを描けるというのはこの先かなり有望。ソニアのように、技術独占で将来一人勝ちになる可能性は充分やと思う。
但し、そうなりたいんならエロムービーの大幅増が急務。今のムービーの量では深いストーリーを描くのにはムリがあるし、大体コンシューマーの圧倒的な開発力の前には太刀打ちしようが無い。そうなると、他を寄せ付けない「フォレスターという独立峰」を確立するにはやはりエロムービーやと思う。ここは逆の意味での潔さが必要や。見よっ!VIPERはエロアニメからストーリー路線を強めていくのに比例してステイタスは下がる一方やないか。フォレスターはその逆をいくんや!いけるでアンタら!
EDEN II
1999
ADV/ゲームB−/精液B−(顔0:口1)
キーワード:おまけのピンズの箱になぜかマシンメイデンが・・・月面に突如発見された巨大遺跡の調査に赴いた低軌道周回艇「セレーナ号」。その遺跡内で乗組員たちは、隊員の一人グレンの離叛とエイリアンとの遭遇によって、危機に陥っていた。崩壊する遺跡のなか、逃げ続けるエレン教授と隊員シズカはいつしか地下迷宮に迷い込んでしまう。一方、セレーネ号遭難を知った月面基地より派遣された救助隊キケロ小隊が遺跡に到着した・・・。
「デッド オア アライブ2」の溢れるエロゲ的フェロモンに痺れまくっているオレとしては、[DOLL」を作ったフォレスターに次世代ポリゴンエロゲの旗手としての期待をせずにはいられない。というわけでこの「EDEN2」も期待を込めて買ったのだった。
う〜ん、ストーリーはない。マニュアルの最初に「EDEN」の前作のストーリーを長々と説明してくれてるんやけど、「2」の方のストーリーもついでに書いてくれんか?という感じやった。なんちゅうか、ちょっと長い予告編をみてるよな感じ。何の話かさっぱりわからん。
「DOLL」でも言ったことやけど、この程度の映像の量ではオールムービーのストーリーを描くのはムリ。ストーリーの大部分が語られず、ダイジェストで見せられている感覚になる。こだわるのいいけど、ムービーはイベントのみで使って、ADV部分は一枚絵でいいやんって思うんやけど。道曲がるだけでムービー使うんやったらその分エロ見せろよ、ってのは一億エロゲーマーの総意であろう。
で、その肝心のエロシーンに関しては、更に好調。主人公のエレン教授の犬の様な目と素っ裸で走り回る姿(メ、メイビー・・・)には幾分萎えたが、新しく登場した双子キャラはなかなか可愛くてよい。乳ユレやフェラの時の表情など、前作よりも進化しているなと感じる部分が多くてムービーそのもののエロ度は満足。
が、しかし、「DOLL」に比べたらエロシーンが増えたのはいいが、前作ではそこそこのこだわりを見せていた汁が全く元気なくなってしまった。ってゆ〜かね、このゲーム、Hシーンをみたら直後、ゲームオーバーになるんですわ。やってる最中に後ろから助けがやってきて、「こっのぉおおおお〜!!!」とか言ってドリルで串刺し。イクことを許されない。そ、そんなご無体な〜。
そこそこ見るべき所のあるゲームではあるんやけど、関心のない人までを振り向かせるほどの出来にはまだなってないね。ポリゴンっても、ムービーだし。全部リアルタイムでできたらなぁ。理想は「DOA」みたいに、シーンの視点もプレーヤーの方でグリグリ変えられたり、主人公の動作とかも随時決められたりできることなんやけど。ダイレクトにキャラとHが出来る可能性があるのはポリゴンしかない。でも、まだしばらくはかかりそうね。
とりあえず、オレは応援しよっと。2000年のキーワードは「フォスターよりもフォレスター!」 これだね。これかな?