AIL
何かと話題の和歌山で、公然と凌辱凌辱凌辱!
警察はなにやってんだ!

 
     

 

魔女狩りの夜に
1995
ADV/ゲームB−/精液B
キーワード:生臭坊主

悪意に満ちた神父が村人を陵辱しまくる罰当たりな話。

和歌山在住のアイルを関西に入れていいもんか、というのは一瞬迷ったが、まあ大阪にもチームあるしいいよね。ここはエロゲに対する姿勢がいいね。「エロ」がないとダメ!ってリバ原さんは思ってるらしい。立派!でもね、ゲームがその通りになってないと!アイルのHシーンって何かいまいちじゃんか。このゲームも何か中途半端だぞ。ストーリーも特に何も感じないし。一部では評価されてるようだけど・・・わからん。わっからーん!

 

 

脅迫
1996
ADV/ゲームB/精液B+(顔3:口1)
キーワード:それでええんか?

一枚の脅迫状から始まる陵辱の宴・・・。

「瑠璃色の雪」と並んでアイルでもっとも評価の高い一作。これも私、何がいいのやら、さっぱりわからん。俺が暗愚なんか?ただ悲惨なだけにしか見えんし、どのエンディングも「それでええんか?」っちゅーのばっかりや。Hも数あるワリに俺向けのものがほとんどない。どれもこれも泣いてんだもんな〜。

アイルが誇るユーザーインターフェースはこの作品あたりで現行のものが採用されたんじゃないか?しかし、「この選択肢を選んだらEND5」みたいな詳細なヒントまで用意してもらうと何だか結末のためにプレーしてるような感じで複雑・・・。ま、いやなら使わなかったらいいだけの話だけど。

アイルってHのフィニッシュシーンはペカッペカッてフラッシュだけなんだけど、時々精液出てくるでしょ?あれってどういう意図?どうせなら全部出してよぉ。

 

 

凌辱〜好きですか?〜
1998
脅迫ADV/ゲームB/精液B+(顔7:口3)
キーワード:あらきさん、ゲームもうやらんのか?

借金だらけのTV局AD。彼に敏腕の女プロデューサーが借金の帳消しを申し出、その見返りに局の人気タレント達を犯すよう依頼する。それをネタにタレント達を脅迫し、自分の番組に引っ張ってくるのが彼女のやり方なのだ。次々タレント達を凌辱し続けるADの明日はどっちだ、というお話。

これってアイルのファンにはあんまり評判よくないよね。あのリバ原さんはタッチしてないんでしょ?なんか和歌山の本店じゃなく大阪の別チームの処女作なんだって。でもね、これイイよ。なんでって?

精液描写最高!

いや、アイルがこれをやるとは思わなかった。ここって「脅迫」でも「瑠璃色の雪」でもやたらHシーン数が多い割に精液描写がおざなりだったもんねえ。まあ、その2つしかやってないから断言するのも何なんだが、少なくともここは精液ブランドではなかったよね。精液に関しては海月製作所や天津堂に比べて、かなりの後進国と認識していたんだ。

それがどうだ!!この堂々たる顔射のオンパレード。いち、にい、・・・顔7に口3ぐらいかな(なんかBOMB!のビデオコーナーみたいになってきたが)。しかも設定で「精液の量」が調節できる。もちろんワシは「多い」でやった。もうそれはそれは素敵。どばどばかかっとりますよ〜。シャトルジャパンのビデオも裸足で逃げ出しますわ。確かに量だけなら例えばカスタムの「TEEN」とか、戯画の「V.G.2」の方が上かも知れん。でもね、「凌辱」の精液はとにかくいい質感してるんだ。薄いところ濃いところ。鼻についてぶらさがったのや、髪に染み込んだの・・・・・。精液をここまでこだわって描いてるのはすごいと思う。来て見て触って〜〜〜〜。

ストーリーは何というか中途半端ってゆーか鬼畜度で言ったら「脅迫」の方が上がと思うけどね。襲われる女の子達の描かれ方があっさりしてるせいか、単に不幸というか、感情移入しにくいんだよね。それが一般的に評価の低い原因だろう。俺はお手軽でいいと思うけど。コンプも(それほど)むずかしくないし。でもバッドエンドのあとすぐロードしないでそのまま一から始めないといけない、というのはなかなかわからなかった。

ユーザーインターフェースは業界最高。アイルの良き伝統だね。CGは単体ごと、シーンごとの閲覧可能。さっきゆった精液の量やアンダーヘアの有無、無限セーブ、右クリック機能の細かい調整等々。ゲーム中には攻略のヒントも出るし、かゆいところに手が届く親切設計でコンプ後は立派なエロ本として永く利用可能です。こら買いだ!!!!!鬼畜ものだけどスカトロないしね!!!!

これからはもっと何かにこだわったものを作らないとダメだな。エロゲも今のAVと一緒で飽和状態だし、マンネリもいいとこ。昔じゃショップ行って手ぶらで帰るなんか考えられんかった。コンシューマーの場合は業界の規模も違うから飽和状態といっても、まだまだ新しい風は吹くけど、エロゲじゃあ変わったことやるだけの博打を打てるだけの力無いよなあ。ゲームシステムをいじくるのはしんどいから、今一番簡単なのは、フェチに走ることなんだよ。「妹」とか「メガネ」みたいなヤツ。Hシーンにしたってさあ、

キス−1枚ずつ脱いでいく−(フェラ/愛撫/69)−挿入−(体位替えor道具)−フィニッシュ−眠ってる彼女の寝顔

こんなフローチャートもういいって。もっと対象絞ったものでやって欲しい。LibidoとPILとか糞尿に関してはもうあるんだよ、一流ブランドクラスで。やったことないけど「好き好き大好き!」ってラバーフェチらしいじゃん。出てきてるよなあ。大負けはないと思うから、だれか精液にとことんこだわったヤツやってくれ。最高の原画とテキストで。ゲームで今まで「フェラチオ10人抜き」とかないだろ。AVでは10年前からやってるぞ。ゴールドマンの監督のヤツみたいに精液の鼻ふうせんをPCアニメでやったら歴史に残るぞ。俺がやったろか。横田守さん絵描いてよ。

「ちゃんとしたストーリーがあり、そのストーリーがHで成り立っている、それがエロゲだ。」というリバ原氏(と言うワリに自らエロゲ失格という「瑠璃色の雪」が一番巷の評価が高いというのが・・・)。この崇高な精神ある限り、アイルはエロゲーマーを失望はさせないと思う。大阪チームの次回作も期待してるぞ!!! ・・・でも陵辱以外でよろしく!!

 

 

脅迫
〜終わらない明日〜
1998
ADV/ゲームB/精液B+(顔4:口1)
キーワード:タイトル曲ダサ!といいつつハマる。
ビバ・80’s!エンディング曲も最高!

「脅迫」のWIN版。フルボイス、CGの大幅なリテイク、新キャラクター・追加プロットの採用、シナリオの大量増補とあらゆる部分に手直しが加えられた。

もう新作と言ってもいい。昔の作品をここまでやり直す人ってリバ原さんの他は手塚治虫ぐらいじゃないか?「スターウォーズ」のリメイクより力が入ってるわ。これは。俺も新規のゲームのつもりでレビュー。DOS版のレビュー簡単過ぎるし。

相変わらず、ストーリーはあんまり良くない、というか好きじゃない。単に分岐をつぶしていくだけのゲームで、しかもほぼ全ての結末がアンハッピーというのはやっててつまらん。女の子が脅迫されて、チンピラに散々レイプされまくって、家族も巻き添え食って、友達はクスリ漬けにされるわ狂ってしまうわ、こんなゲームやっててオモロイかあ?「HEARTWORK」とかみたいにサスペンスになってたり、「学園ソドム」のような逆説的に見せられるならならまだガマン出来ても、悲惨のための悲惨ってのはいけ好かんわ〜。人の好みなんだろうけどね・・・と簡単に言ってしまいたくないな、これに関しては。

しかし、プロット以外はかなり良い。追加分の素晴らしい出来のおかげででゲームの「相」が格段に上がったと思う。OP曲もED曲も良い、CGレベルは高い、声優さんもめちゃくちゃウマイ、インターフェースは更にグレードアップ。B級然としていたDOS版の「脅迫」と比べたら同じゲームでありながらマクラーレンMP4-14とF1チョロQぐらいの差がありますな。

特にシステムの充実ぶりは恐ろしいほど。DOS版でもENDへのヒントがゲーム中に参照できるのに驚いたが、今回は更にグレードアップして「S−NAVI」という、自分がストーリーのどの部分にいて、これからどういう分岐が待ち受けているかというのが一目でわかるビジュアルマップが搭載されている。「YU−NO」みたいな匂わせるという感じじゃなくって、もっとそのものズバリ。それでいて相変わらずヒントも出てくるから、もう絶対に行き詰まることはない。マイクロソフトOFFICEアシスタントのイルカでもこんなに親切じゃないぞ。

しかしこれだけ介護サービスが行き届いていると、ねたきりゲーマーみたいな侘びしい気分を味わってしまうのも確かやけど。やっぱり自分の足で歩けるウチは自分で捜し物ぐらいしたいよね。まあ、それが必要な人がいるのならあった方がいいに決まってるんだから、そういう点ではユーザーフレンドリーの極みというか。リビドーにツメの垢を飲ましてやってよ。自分らのゲームの種明かしを全部しちゃうんだからなあ。どういう風に新キャラを分岐に入れ込んだのかとか丸わかりやし。

もともとHシーンばっかりゲームなのに更に沢山追加されているから、エロに関してはもうお腹いっぱい堪能できるんではないだろうか。ほとんどのシーンがCG3枚ぐらい使ってあるのも好感持てる。DOS版では全く感じなかった「濃さ」を感じるようになったテキストも印象的。もっとも、かなり執拗な描写をかましてくれるので時に聞きたくないところまで教えてくれる。明日香のアナルがめくれ上がって紫色になっていても、ワシャ知りませんがね。やめて下さいよ。

で、新キャラの麗華の追加CGがアイルなのにめちゃ汁汁で驚いた。もともと「脅迫」はアイルの割には汁CGの出来が良かったけど、麗華のCGはもう汁ブランドみたいじゃんか。何しろ最初のシーンで顔射をくらった後、3枚のCG全てで顔に汁をつけっぱなしにしてある。ドロドロだぜ!GOODだぜ!でもやっぱり大部分のフィニッシュはフラッシュだけなんだよね〜。Hシーン、全部で30個以上もあるんだからもっと汁CG増やしてくれたら良かったのに。期待してた「精液の量」オプションも無かったし。ちょっとガッカリやわ〜。

結論、買いやと思う。この話がキライなんは全然変わらないけど、このWIN版に関してはもう認めざるを得ないというか。これだけの気合いでゲームを作ってくれるその姿勢だけでも、お金を出す価値がある。でもこれだけの労力を使うなら新作に注ぎ込めよ、というのが本音だが。まあ、言っても無駄でしょう。そう思うと、ボロクソ言われている「GREEN」と、その煮詰まりきったアマチュア的体質は似たような感じやと思うんやけど、何でリバ原さんはこんなに人気なんや?

次回作の「瑠璃色の雪」リメイク版が今世紀中に出たら御の字という感じなので。新作なんつ〜のは・・・。手早くヨロシクね〜。