第7話 樅の木の音
脚本・大川久男
絵コンテ・富野喜幸

ハイジが山に来てもう三ヶ月が過ぎました。

秋が近づき、風が強くなってきました。山の上に出かけて吹き飛ばされてしまわないかと心配なおんじ。「大丈夫よー!今日は風とかけっこしたのよ、雲と一緒に!崖には気づかなかったけどー!」と天然で危ないことを言うハイジに、おんじは山の上に出かけていくことを禁止します。

しかし、朝ペーターがやってきてやっぱり山に行きたくなったハイジは、おんじに直談判。山へは行かせたくないおんじはそこで、「チーズの作り方を教えてやろう」ととっておきの秘策。それを聞いてハイジは「え?チーズの作り方?前から作ってみたかったんだー!ペーター!やっぱり山へは行かないわー!

いつものマイペース発動にブーたれて出かけたペーターのことはさっぱり忘れて、チーズ作りを始めるハイジ。見ているだけでは飽きたらず、おんじに無理を言ってミルクをかきまぜる役目を引き受けます。おんじはハイジに鍋を任せて、干し草を取りに行きます。

一生懸命鍋をかき混ぜているハイジでしたが、ふと、扉を叩く音を聞きます。扉を開けてみると、そこには勝手に山を下りてきてしまったユキちゃんが。びっくりしたハイジは、ユキちゃんを連れて山の上に行きます。そこではペーターが必死でユキちゃんを探していました。ハイジが連れてきたユキちゃんをムチでしばきあげるペーター。

「ハイジが!ハイジがあんまり甘やすから悪いんだ!」

ショックを受けたハイジが家に帰ってみると、そこではおんじが焦げ付いてしまった大鍋を掃除していました。ユキちゃんのことで頭が一杯になってしまったハイジは、鍋をかき混ぜることをすっかり忘れてしまい、チーズを台無しにしてしまったのでした。呆然とするハイジにおんじは一言も怒らず、「いいんだよ、ハイジ。おじいさんの方が悪かった。お前にこんな事を頼むのは無理だったのさ・・・」と優しく言います。ハイジは涙が止まりませんでした・・・。

その次の日から、ハイジはおんじがチーズを作るのを一生懸命手伝い、ユキちゃんにも毅然とした態度で向かいます。山で暮らす事の厳しさをハイジは昨日の失敗でよく知ったのでした。

この話は非常に印象的な話でした。超マイペースなハイジは基本的に自分の都合でしか喜怒哀楽を表現しません。そこに初めて、外からの心のくさびが打ち込まれたような回ですね。

しかし、ラストシーンでもみの木を眺めているうちに、もみの木が「いいんだよわかれば」と話しかけて(きたような気がして)あっさり立ち直るのは相変わらずマイペースでしたが。もみの木は原作でよく出てくる「神様」の代わりに、日本向けにメタファーとして取り入れた設定らしいです。確かにスイスにあるハイジの小屋の後ろにももみの木はありませんね。




第8話 ピッチーよどこへ
脚本・大川久男
絵コンテ・山崎修二

秋がやってきたアルム。

いつもハイジを起こしに来てくれるはずのピッチーが今日は来ません。ハイジは心配になって探し回りますがどこにもいません。探し回るハイジを見て、もともとピッチーには一物抱えているペーターは「翼があるんだから、そりゃ逃げるさ!」等々のいけずなことを言ってしまい、ハイジに「ペーターのいじわる!あんたなんか嫌いよぉ!」と言われてしまいます。

結局、ピッチーは見つからず泣いて帰るハイジ。メソメソするハイジにおんじは、「ピッチーがハイジの事を好きでも、寒い山の上では冬を過ごす事はできない。暖かいところで仲間と一緒に暮らす方がずっといいんだ」と言い聞かせます。その言葉に納得したハイジでしたが、返す刀で「でも、おじいさんはどうして他の人と一緒に暮らさないの?人間だって鳥と同じでしょ?」と超シュートな質問。そこであわてず騒がず、「鳥にだって色々あるさ」とケムにまくおんじは良い意味でも悪い意味でも大人なのでした。

それでも寂しいハイジ。ケンカのことで、ペーターとも会おうとはしません。おんじはそんなハイジをみて、「秘密の場所」に連れて行ってあげることで、ハイジを元気づけてやろうとします。そこは栗やブドウがなっている場所でした。ペーターみたいな食いしん坊には教えてやらんとのこと。プレミアム度でアピールして一歩リードのおんじです。

すっかり機嫌の良くなったハイジが小屋に帰ってみると、そこにはペーターが。ハイジは無視して小屋に入ろうとしますが、そこにペーターが手を差し出します。手の中には小鳥がいました・・・。ペーターはハイジと仲直りしようと、一日中ピッチーに似た小鳥を探し回っていたのでした。

ハイジは大感動。ペーターにはあげないと言っていたブドウと栗を目一杯ペーターに分けてあげ、二人は仲直りするのでした。土壇場で大逆転されたおんじは悔しさでその小鳥を焼き鳥にして・・・しまうこともなく微笑みながら二人を見守るのでした。

この回も良いー。ペーターを気にして迎えに出てこないハイジ。ハイジが、他でもないペーターを意識した何かを行うことは初めてだと思います。これはペーターがハイジの移ろいやすい心に少しは居場所があるという証拠なので、ピッチーの前に惨敗していたペーターとしては喜ぶべきことでしょうね。

まあ、ペーターが苦労して捕まえてきた鳥は可哀想ということでペーターが帰った直後リリースされてしまいますが。




第9話 白銀のアルム
脚本・大川久男
絵コンテ・黒田昌郎

アルムに冬がやってきました。ペーターもヤギ飼いの仕事がお休みになってしまったのでやってきません。ハイジはおんじと山小屋で二人っきり。それでも初めての雪景色や雪ベッド、もみの木に宿る動物たちの餌付けで楽しく過ごす、とことん薄着のハイジです。

そんな時にペーターが雪まみれで遊びにやってきました。ペーターは散々学校やらなんやらの話をした後に帰りますが、その帰り際、「ペーターのおばあさんがハイジと会いたがっている」ということを聞かされますのです。

ハイジは人から会いたいと言われることなんて初めてなので、大喜びでペーターの家に行く約束をします。明日に行きたいというハイジを厳しい目で見るおんじ。「冬の間は雪が降っているから、行くのは危険だ」と止めます。が、ハイジは「じゃあ晴れたら行ってもいいのねー!」とちっともへこみません。

ナレーション:『おんじは雪のせいにしてハイジを止めようとしましたが、本当はハイジが村の人と付き合う事にあまり乗り気ではなかったのです。雪が晴れたら果たしておんじは行かせてくれるでしょうか?』

この回は話らしい話は全く無し。ブリッジという感じの回ですね。
しかし、ハイジ名物・身も蓋もないナレーションが今回も。おんじの本音をちびっこにもわかりやすいように、思いっきりバラしてくれてますねっ。




第10話 おばあさんの家へ
脚本・大川久男
絵コンテ・富野喜幸

何日も降り続いた雪がようやくやみ、ハイジはおんじとタンデムで山を滑り降りてペーターの家へ遊びに行きます。ペーターの家は屋根も窓もドアもボロボロの・・・本当にみすぼらしいお家でした。ハイジが建て付けの悪いドアを開けて入ってみると、おばあさんが糸巻きの前に座っていました。ペーターのおばあさんです。

「・・・・ブリギッテかい・・・?」
ううん、ハイジよ!こんにちは!おばあさん、わたし、とうとうやってきたわ!」
「・・・え・・・?」

ハイジがやってくるのを心待ちにしていたおばあさんは、ハイジを歓迎してくれます。しかし、ハイジはおばあさんの態度が普通の人と何か違うことに気が付きます。

「おばあさん、あの雨戸、早く直さないとガラスが壊れちゃうわ、ほら!」
「えぇえぇ、でも、あたしには見えないんだよ・・・
「・・・・?見えるわよ?」
「でも、音は聞こえるよ・・・風が吹きだせば、いつ雨や雪が吹き込むか知れない。それにね、夜になれば何もが頭の上に落ちかかって私達3人撃ち殺してしまいはしないかと、時々本当に恐ろしくなることがあるんだよ
「なぜ、あの雨戸がゆるんでいるのが、おばあさんには見えないの?」
「あたしには見えないんだよ、雨戸ばかりじゃない、何にも見えないんだよ・・・

おばあさんは盲目なのです。しかし、そのことが理解できないハイジは、一生懸命におばあさんの目を明るくしてあげようとします。しかし、おばあさんは・・・。

「私、すっかり窓を開けてくるわ!そしたら、見えるでしょ?」
「いやいや、それでも見えないんだよ。誰もこれを明るくしてくれることはできないよ
「真っ白な雪のなかを歩いてきたらどう?きっと明るいでしょう?行きましょうよ、おばあさんっ」
「いいんだよ、ハイジ。ダメなんだよ、雪でもお日様でも、あたしには暗いんだよ・・・
「でも・・・夏にはねっ、どの山も火のように輝いて・・・沢山の黄色い花がキラキラすれば・・・・そうすれば・・・おばあさんの目も見えるでしょう?」
もうこの世界はあたしには明るくならないんだよ、もう決してね・・・

「うわーーーーーーん!!」


無邪気な子供相手に、とりつくシマのないハードな答えを連発するおばあさん。たまらなくなったハイジは号泣してしまいます。ハイジはどうにかして、この可哀想なおばあさんの世界を明るくしてあげようと思いました。

貧乏生活と盲目で超ペシミスティックになった婆ちゃんと、超生活やつれのペーター母ちゃんのブリギッテ相手に、ハイジは楽しい話をさんざ披露して聞かせます。ハイジの例のフェロモンは思いっきり通用したようで、おばあちゃんも「こんな早く午後が過ぎたのは、もう幾年もなかったよ」と大喜び。一方、学校から帰ってきたペーターには「いつになったら字が読めるようになるんだいっ」とおばあさんは小言。おばあさんはペーターに詩の本を読んでもらいたいのに、ペーターがちっとも文字を覚えてくれないのでもどかしく思っているのでした。

あっという間に夕方。ハイジが暇を告げて外に出ると、おんじがペーターの家の前まで迎えに来てくれていました。ハイジを肩に乗せて帰るジャイアントロボ・おんじを見てペーター家一同は驚きを隠せません。しかし、あのハイジならさもありなんと納得。「これで生きていく楽しみができた」とおばあさん。ペーターの立場は・・・。

翌朝、ペーター家は突然の大揺れに襲われます。おばあちゃんは「もうお終いだよ!何もかも壊れてしまう!」とうろたえまくってます。しかし、怖がる必要はありませんでした。隊長ハイジの指令で、おんじがペーターの家の修繕にやってきたのでした。おんじは一日にしてペーターのボロ屋を見事にリフォームしてみせます。おばあさんにとって、今日は今までにない幸せな日でした。例え目は見えなくても、おばあさんの心は夕日に照らされ金色に燃える山のように、明るく輝いていました。

出た。ペーターのおばあさん。ボク、この人が嫌いなんですー。

そりゃーご老体で目が見えないとなりゃー誰でも暗くなるかも知れませけど、何だか、ネガティブ発言ばっかりして楽してるようにしか・・・。この後、何度もおばあさんのためにハイジは施しをしてくれますが、その度のおばあさんの「お前は何と優しい子だろう」という言葉にものすごーく卑屈な匂いを感じてムカつく私はおかしいのでしょうか?近親憎悪かな?ボクも昔、喘息なことをタテに、特に小学生の頃などは散々甘い汁を吸ったものです。黙々と頑張るブリギッテの方が、よっぽど哀れに見えますがねぇ。しかも、ここにもペーターという子供がいるのに、この暗さ。もうちょっとペーターにかまってあげたらどうでしょうか?

そりゃー、ペーターに比べると遙かにハイジは可愛いですけど。この話はハイジの心変わりを心配するおんじが面白いです。わざわざハイジをソリで送った上に「夕刻までに帰っておいで」と言い聞かせ、そう言っておきながら夕方にはペーターの家の前で待っていて、ハイジがちゃんと出てきたら一言、「ちゃんと約束を守ったね」。まるっきりストーカーですが。




第11話 吹雪の日に
脚本・大川久男
絵コンテ・斎藤 博

アルムの冬は厳しく、毎日雪は小止みなく降り続いています。「ブリギッテや・・・ハイジはいつ来るだろうねぇ」ハイジにZOKKON命のペーターのおばあさんは吹雪のせいでハイジが来ないので、寂しそうです。

ある日、雪がやみました。ハイジはさっそくペーターの家に行く準備。しかし、おんじはハイジが行くのを止めます。「この天気は本物じゃない、後2、3時間もすると吹雪になるだろう」山に引きこもってウン十年、おんじには、山の天気のことは手に取るようにわかるのです。それを聞いてハイジは、もみの木の動物たちにも吹雪が来ることを教えに行きます。その時・・・。

ダーン!!!

突然、山に銃声が轟きます。ハンターです。ハイジは逃げてきた子鹿を保護しました。そして、追ってきた2人の猟師達の前に立ちはだかります。猟師達がどれほどなだめても脅かしても、たとえ鉄砲を向けられても子鹿の前をどきません。そこはおんじの血をひくハイジです。

「なあに?そんな棒、ちっとも怖くないわ!」

「あれは棒じゃないよ、鉄砲だよ!」ペーターが飛び出してきます。ペーターは猟師達の案内のアルバイトをしていたのです。しかし、ペーターが何を言っても、テコでもハイジは動きそうにありません。

「あんな鹿一匹ぐらい、いいじゃないか」
「だめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

「なんとまあ、気の強い子だろう・・・」子鹿をあきらめた猟師達たちは、更に山の上に行こうとします。しかし、吹雪が来るということを知っているハイジは猟師達を止めます。「いっちゃダメよ、吹雪がくるわ!」アルムのことを知らない猟師達はハイジの言葉を笑い飛ばします。その点、山を知るペーターは上に登ることを速攻辞退。しかしそれでも、狩猟本能が盛りまくっている猟師達は二人っきりで山を登ることにしました。ハイジは山を登っていく猟師達に何度も言い聞かせます。

「ほんとよー!おじいさんが言うんだから、必ず吹雪が来るわ!すぐに山を降りてちょうだいー!」
「はいはい、わかりましたよー!この天気が吹雪になったらねー!はっはっは!」

果たして、山は猛吹雪に。ハイジは猟師達が無事に山を下りたのか心配でたまりません。一方、ペーターやおんじはいい気味だと全然気にしてない様子。ハイジはどうしても猟師達のことが気にかかります。「おんじ、あの人たち・・・大丈夫かしら」外から雨戸を閉めようとするおんじに、窓ごしに目で指令を送るハイジ。ハイジの絶対命令に、おんじはヨーゼフを連れて捜索に出発します・・・。

猟師たちはまんまと道に迷って、吹雪のなかを死を待つばかりになっていました。二人を発見したおんじは、吹雪のなかを猟師を背負って帰路に就きます。ますます激しい吹雪のなか、老体に鞭打って進むおんじ。

夜になっても、おんじは帰ってきません。余りにも帰りが遅い・・・・。心配なハイジが小屋の外に出てみると・・・そこにはヒゲを凍らせたおんじが仁王立ち。猟師達は無事助かりました。さすがのおんじもヘトヘト。しかし、「おじいさぁん!おじいさん!よかった!おじいさーん!」と泣きながら迎えてくれるハイジに、おんじも「大丈夫だ、大丈夫だ」と優しく答えるのでした。

おんじ活躍回・・・というよりハイジの目パワーがすごい。あの目で頼まれると・・・。

無造作におんじの小屋に入って来て休憩する猟師たち。そういえば、「アンネット」の原作でもアンネットがあんまり親しくないモレル家に勝手に入り込んで水をもらおうとするってシーンがありましたけど、アルムの家ってのはフリーパスなんですかねぇ。

人死が出そうな吹雪のなかでも、「さーてそろそろ帰ろうかなー」と事も無げに帰ろうとするペーターはなかなかクールです。




第12話 春の音
脚本・吉田義昭
絵コンテ・黒田昌郎

厳しいアルムの冬もようやく終わりに近づきました。

雪の下に咲くかわいい花を見つけたハイジ。それは雪割草と言って、春が近づくと真っ先に咲く花だとおんじが教えてくれました。早速、山小屋にやってきたペーターに春が近いことを教えてあげるハイジ。しかし、普段スカンポばっかり食べてるペーターは、おんじがくれたご馳走・干し肉付きパンに夢中です。

「ねぇ、ペーター?雪割草が咲いているのは、もうすぐ春がやってくるよってことなのよ?」
「・・・ん・・・わかってるよ・・・ムシャムシャ・・・ンング・・・」
「ほらあの(雪崩れの)音、あの音だって春が近いってことだわっ、ねぇ?ペーター?」
「・・・・ムシャムシャ・・・」
「・・・・・ペータァァァ!!!!!!!!」
「ん・・・?とっても、美味いよぉ?」
なによ、もう!あんた、ゴハン食べてきたんでしょう!?」

腹ごしらえが終わったペーターとハイジは一緒にソリ遊び。その時、二人は暴走ソリにアオられます。村の子供達です。ハイジは初めて村の子供に出会いました。向こうも向こうで、ハイジが物珍しいようです。

「へぇ〜お前がハイジかぁ〜」
「・・・・・・」
「おい、返事ぐらいしろよぉ」
「いやよ!」
「・・・・・????」

失礼な態度のその子達に、ケンカ上等状態のハイジ。そして「この娘がいるもんだから、急にいばってやがる(by村の子)」ペーターは、成り行きでその子達とソリ競争をすることになってしまいます。下の広場まで先に着いた方が勝ちです。「1,2,3!」レースは激しいデッドヒート。軽いハイジの不利はペーターのドラテクでカバー。レースは終始ペーターのものです。ゴールの村が見えてきて「勝ったわー!」と勝利を確信するハイジ。しかし、喜びすぎたハイジはバランスを崩してペーターもろとも転倒。勝負には負けてしまいます。

しょんぼりの帰り道。すっかり遅くなってしまいました。その上、雨。これはいけません、雪がゆるんで危険です。急いで林を抜けていく二人。と、その時、おんじがやってきました。例によって心配したおんじが下まで降りてきていたのです。ホッとする一同。その時、おんじは林の上の方で異音を聞きます。パラ・・・パラパラ・・・・。

雪崩れです。

いち早く行動するおんじ。すぐさまハイジ達の元に駆け寄り、ハイジとペーターを抱き上げたおんじは一目散に土手を駆け上ります。直後、恐ろしい雪の流れがさっきまで二人が歩いていた道を埋め尽くしていきました。

おんじのおかげで大惨事を避けられたハイジ。しかし、雪崩れは、春の訪れを知らせてくれるものでもあったのです。アルムにも、一歩一歩、春がやってきました・・・。

前回に続いておんじの活躍回。
こういう逞しいおんじを見せつけておくと、引きこもりイメージ払拭に大いに貢献しますね。

今回はハイジが可愛いです。ペーターに雪割草を摘んだことを叱りつけた直後、自ら摘んだり。ペーターが話を聞かないことを怒ったり。村の子供と一色触発になったり。相変わらずマイペースです。雪割り草を届けてもらったペーターのおばあちゃん、「なんて優しい子なんだろう・・・」また、ゆっとる。

そういえば、山の湧き水でハイジが手を洗って「あったかーい」って言うのが何か面白かったです。そりゃ、気温零下が普通のアルムなら凍ってない水は温かいのは当然ですよね。それにしてもハイジもペーターも薄着・・・。