「アルプス物語わたしのアンネット」実写版
「TREASURE OF THE SNOW」WEB上映会
●「TREASURE OF THE SNOW」について●
「アンネット」と同じ原作を元にした、おそらくただ一つの実写映画です。
監督はMikePritchardという人。制作年はビデオのパッケージには「1983」と書いてあるのですが、WEB上で調べると1983年作品だったりしてよくわかりません。内容的にはルシエンを中心にした作りで、ルシエンの山越えをクライマックス(大して盛り上がってませんけど)に作られています(ローザンヌ編は無し)。出来的には恐ろしく安っぽい映画ですね。あの原作を2時間でやろうとすると、ローザンヌ編を切ってもかなり駆け足になるのでものすごい勢いで話が進んで行きます。しかも、エラく短期間で作られた感じで、アンネットが遭難するところもまだ辺りが明るいし、ルシエンの山越えも吹雪じゃないしと、そういう「天気待ち」の時間がなかったということが伺えます。音楽も少ないし、ライティングもさっぱりだしと、予算も少なそう・・・。昔授業とか見せられた教材映画のような雰囲気です。今でもビデオが売っているところを見ると、実際、キリスト教の授業で使ったりする作品だったのでしょうか・・・。
はっきり言って 「アンネット」ファン以外は全く見る価値ありません。しかし、ダニーやペギン爺さんのアニメとの風貌の相似や、アンネットの破壊描写、映画のロケ地がロシニエール村であったりする辺り、 「アンネット」ファンには興味深い部分が結構あったりします。今のところ日本版は出てないようですので、手に入れるためにはWEB通販などで海外版を直に買うしかありません。ちなみに私はここで買いました。
ま、買うほどのものでもないと思うので、簡単ですが上映会企画を作ってみました。どうぞ、お楽しみください。山盛りキャプってしまったので、クレームが来たらすぐにオクラ(でも、来ないだろうなぁ)。管理人の英語力がほぼ皆無なので、セリフ等は結構適当です。すみません。〜1〜
タイトル。
駅のホームで列車を待っているおっさんとばあさん。
実は、アンネットのお父さんとおばあさんです。
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そしてもう一人、列車を待っている少年が・・・。
ルシエン。
今日、いよいよ長い苦しみから解放される・・・はず、なのです。
〜時はさかのぼって数ヶ月前〜
近所に住むアンネットにいつもボロクソに言われているルシエン。
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痛ー!
ちくしょー!腹いせに弟をいじめちゃる!
ダニー:「ルシエンのいじわる!僕、言いつけてやるから」
ルシエン:「何だって?そりゃマズい!」
ダニー:「あ、な、何をするんだよ、ルシエン!」
ルシエン:「誰にも言うなよ!でないとこの猫、崖に落とすぞ!」
ダニー:「ああ!やめてよ、ルシエン!」
落ちちゃいました。
ダニー:「クラウスー!クラウスー!」
ルシエン:「や、やめろよ、ダニー!」
あああああああああああー!
・・・・・・・・・・・・・・・。
逃げ帰るルシエン。
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ボ、ボクのせいじゃない・・・。
ボクのせいじゃ・・・・。
シクシクシクシクシクシクシク・・・・・・。
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