バオバブ・ボブツリー・BOAB TREE

● ボブツリー

キンバリーの大空と大地の間にボブツリーが枝を張る。全く不思議な木である。この草原の中でどうしてこの木だけが大きく成長できるのだろう?疑問を数えるときりがない。少しものの本を調べてみた。世界には9種類のバオバブが確認されており、オーストラリアではその内1種類、Aldansonia gregoriiという種がキンバリー地域に自生する。これがボブツリーである。従って厳密にはアフリカやマダガスカルのバオバブとは親戚ではあるが、全く同じ種類ではない。ボブツリーは手のひら大の楕円形の実をつける。ワシは試していないが、その実はなかなか美味らしい。酸っぱいけれどクリーム状のさっぱりした味という。この実に模様や絵を彫り込んだ土産物がある。キンバリーの土産としておもしろいと思うが、帰国の際、検疫に引っかかる可能性があるのでお気をつけあれ。


Nikon F4 with MF-23,
Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-F4.5D (IF)
Fujichrome PROVIA ISO 100 (RDP II)
Aperture-Priority Auto @ F5.6
On the way to Fitzroy Crossing, Great Northern HWY, Western Australia
May, 2000

2001.06.22 掲載
2002.08.08 レイアウト変更・写真サイズ拡大