撮影地:ブローホール Blowhole, カナーボン郊外, インド洋, 西オーストラリア

● 潮吹き岩

インド洋といえば白い砂浜、透明度の高い青い海、鮮やかな夕陽を連想するが、カナーボンの北70キロに位置するブロー・ホールではインド洋が別な表情を見せる。海岸線は切り立った崖となり、寄せる荒波が砕け散る。他では見たことのないインド洋の荒々しい顔である。波涛の力と長い長い時間は陸地を穿ち、波が打ち寄せるたびに岩に空いた穴から潮が勢いよく空に向けて噴き上がる(写真右上方の岩の端から潮が吹き上げている)。風景の中で波と潮と風の音が炸裂する。押し寄せる波涛は景色を決して静止させることがない。自然の吐息の聞こえるダイナミックな場所である。

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Nikon F4,
Ai AF Zoom Nikkor 28-85mm F3.5-F4.5S
Fujichrome PROVIA ISO 100 (RDP II)
Aperture-Priority Auto @ F5.6
Blowhole, Point Quobba, Western Australia
December, 1997

2001.04.20 掲載
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