撮影地:シロハラウミワシ、アデレードリバー(ダーウイン郊外)ジャンピング・クロコダイル

● 上昇
巨鳥が風を巧みに操って上昇する。巨鳥の正体はシーイーグル White-bellied Sea Eagle(=シロハラウミワシ)。オーストラリアの猛禽類の中では二番目に大きく、翼を広げると2mに達する。ダーウイン近郊のアトラクションとして有名なジャンピング・クロコダイルの帰途、ボートのクルーが肉片のついた竿を舷側から出し、よく見ておけと言う。どこからともなくシーイーグルは現れ、一瞬にして肉片をかっさらって行った。それを背後から撮ったのがこの写真。何が起きるかを予期していなかったワシにカメラを十分に構える余裕はなかった。閃光が走ったような早業に、野生の切れ味を見た。

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Nikon F4 with MF-23,
Ai AF Nikkor ED 180mm F2.8S (IF),
Fujichrome PROVIA ISO 100 (RDP II)
Aperture-Priority Auto @ F2.8
[Trimming]
Adelaide River Cruise, Northern Territory
May, 2000

2001.07.16 掲載
2003.05.29 写真拡大・レイアウト変更・アクセス解析対応