「血液の量で見え方は変わる」
バーゲン会場で血液サラサラ検査を受けた際、1回目の検査と2回目の検査で見せられた、スタッフの血液サンプルをカメラが捉えていました。1回目数珠状の時のサンプルは血液が多く、2回目バラバラの時のサンプルは、血液が少ないことが一目瞭然です。
ガッテンが再現実験をしたところ、血液の量によって、赤血球が数珠状にくっついた状態に見せたり、逆にバラバラの状態に見せることができることを確認しました。
サンプルの血液量が多いと、赤血球が何層にも重なるため、3分待たずに、即座に数珠状になります。しかし、これは赤血球が「見かけ上」互いに接している状態にすぎません。これだけで「血液がドロドロだ」と判定することはできないのです。
本当の血液ドロドロとは、血糖などが多い状態の時、赤血球が柔らかさ失い、接着剤のようにくっつきやすくなることで起こるのです。
いずれにしても、サンプルの血液量だけで結果が大きく変わってしまうことからも、サラサラドロドロを判別するには、詳しい血液成分検査などが必要で、1回の顕微鏡検査だけでは断定できないのです。
|