長寿庵編


長助の孫は男?女?
またまた長助の孫についての疑問が。前にも話題になっていたかもしれないのですが、
長吉くんのきょうだいは姉?それとも妹? 謎で〜す。

【水戸の梅】(白萩屋敷の月 文庫8)
「長助もいよいよ、じいさんか」という東吾のセリフがあり初孫?
ここでは「けっこう大きい」男の子となっている。

【藍染川】(一両二分の女 文庫9)
「深川の長助の孫娘が初節句なんだ。源さんと俺で雛人形を祝ってやることになって・・・」
あれ、去年うまれたのは男の子では?

【春の摘み草】(夜鴉おきん 文庫12)
二人目の孫が男の子で嬉しい長助だが、源さんのほうは、お千絵さん
が最初の子を流産してしまったので、名付け親を頼みづらく、東吾に頼む。
長助の倅の嫁の名が「おはつ」⇒後には「おさと」(謎に登録済)
「その年の暮に最初の子が産まれたが女児」⇒「水戸の梅」では男児で、暮ではなく、梅の実の季節である。

最近、長吉くんもあんまり出てこないので寂しいですね。源太郎や麻太郎と一緒に活躍してほしいのですが。
一生懸命店の手伝いをしているんでしょうか・・・

この謎はたまこさんが当掲示板に書き込み下さいました (2003年8月2日掲示板より転載)


長助には娘がいる?
「狐の嫁入り」の中に、
「まだ幼いが、二人、娘をもつ長助は他人事ではない口ぶりである。」
長助には、長寿庵を切り盛りしている長男の長太郎一人だと思っていたのですが、他に娘が二人もいたの?
初登場の長助は先妻に先立たれた男やもめ。長太郎は亡くなった先妻の忘れ形見、はてさてその二人の娘は後添えのおえいさんの子? でも、その後長助の娘なんてまったく登場しないし、お嫁にいったから登場しないというより、長太郎しかいないよう。
やっぱり長助の私生活も謎に包まれている・・・
(山どり教授のパラレルワールド説だと、こっちの長助には倅が一人。あっちの長助には娘が二人、なんてことになるのかな)


長寿庵はどこにある?
長寿庵の場所ですが、「むかし昔の」(一両二分の女)では、深川富岡町となっています。富岡八幡の堀を隔てた裏側、今の江東区冬木町11番地付近です。「大山まいり」(宝船まつり)では、深川佐賀町となっています。永代橋を渡って大川沿いに仙台堀までの間で、現在の江東区佐賀町2丁目付近です。
さらに、「伊勢屋の子守」(雨月)では、長寿庵で、この先の金兵衛長屋とあり、金兵衛長屋は冬木町とあります。これは、江東区深川2丁目と冬木町の仙台堀に近い側となります。「矢大臣殺し」(雨月)では、東吾とるいは、長寿庵からの帰り道、佐賀町の中之橋で、事件を目撃しています。
他にも、場所は特定されていませんが、深川で事件が起きるたびに、近くに長寿庵があるような感じがします。私としては、長助にあまり遠くから蕎麦粉を運ばせるのはかわいそうなので、永代橋を渡ってすぐ近い所とかんがえたいのですが。
この謎はtaquichoさんよりお知らせ頂きました。


長助は何度「蕎麦粉」を届けに来たか?その答えはこちら
深川長寿庵の長助は、畝源三郎から手札を頂戴する人のいい岡っ引きだが、よくかわせみに蕎麦粉を届けにくる。「信州からよい蕎麦粉が届きましたので・・」といって、重い荷を担いでやってくるのだが、実はそれを口実に東吾に相談を持ちかけることもしばしば。もっとも東吾も兄の通之進も蕎麦粉で作る蕎麦がきが大好物。人のいい長助はそのためにせっせせっせと蕎麦粉を届けにやってくるのである。また長助だが、よくぼんのくぼに手をやるのが癖なのか・・毎話の中で一度はぼんのくぼに手がいくのである。


長助の倅長太郎の嫁の名は?
長助には長太郎という息子がいて、御用で家をあけることの多い長助に替わって店を切り盛りしている。その長太郎は神田の蕎麦屋に奉公していて、年季が明けた年におはつという娘と夫婦になった。その年の暮れに女の子が産まれ、二人目に男の子が誕生している。(春の摘み草)
ところが、最新話の「長助の女房」では、長太郎の嫁の名はおさと。これはどうしたことでしょう? またこの話では長助の女房おえいさんは後妻と判明。
この謎はたまこさんよりお知らせ頂きました。


長助の女房は?
長助は初登場(花冷え)の時、五十がらみの温厚な男だが目つきに鋭いものがあると紹介されている。
若い時分に女房をなくしてずっとやもめを通したとかで茶を入れる手つきも堂にいっているとある。だがその5話後の「玉屋の紅」では、東吾と源三郎が事件現場で染みついた血の匂いを流すため長助の女房がやっている湯屋に行ったと出てくる。さらに2話後の「お役者松」では、長寿庵に寄った東吾と源三郎に長助の古女房が冷たい麦湯を運んでくる。
「長助の女房」で名はおえいと判明。亭主が捕り物に走り回って留守がちの店を倅夫婦とともに切り盛りするしっかり者の女房である。それにしても長助はいったいいつおえいさんを後添えにもらったんでしょうね?


長助のお母さん?
「神かくし」の「六阿弥陀道しるべ」の中、長助が「近頃の女どもはなにかにつけて家から外へ出たがります。 死んだあっしのお袋なんぞは・・・」と言っているのですが、たしかこのお袋さん、ついこの間のオール読物の新作に出てきたはず。まさか本当のお母さんは早く死んでしまって、昔のことをよく覚えているのは「育ての母」ではないですよね?
この謎はたまこさんよりお知らせ頂きました。

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