かわせみを読んでいて、気がついたあんなこと、
こんなことを書き留めてみました。

東吾・るい
庄司家の菩提寺は浄念寺という浄土宗、芝増上寺の末寺。
大川から続く堀割が浅草福富町二丁目を抜けた東岸にある。

東吾は神道無念流の遣い手。練兵館の斉藤弥九郎が「春風駘蕩」と絶賛した腕前。

東吾は十軒店人形市で源太鍾馗をまず仙五郎の孫に1枚。二つ目は方月館の正吉に。
三枚目は長助の孫の長吉に。4枚目は源太郎に。そして5枚目は麻生家の小太郎に。
これでとうとう東吾の財布はすっからかんに。

るいは雷が大の苦手。子供の頃、近くの大木に雷が落ちて、雨宿りしていた侍が焼け死ぬのを見たのが原因。雷が鳴り出すと、蚊帳をつりその中に入っているが、東吾がいるときはしっかり抱いていて貰う。

るいは東吾より一つ年上。なにかというとるいは気にして東吾にすねてみせるが、町屋暮らしを始めてからちょっとふっくらして若返ったようだし、気をつけているからどう見てそうは見えない。

かわせみは元は材木問屋の隠居が住んでいた隠居所だった。その前はなんと伊勢崎町の明樽問屋の主人の妾宅だった。
神林家・麻生家
神林家の菩提寺は谷中の日暮里村、経王寺である。
神林兄弟の亡き母の命日は二月の半ば。その母の好きだった花が水仙の花。

通之進夫婦は東吾に家督を譲った後、るいが気詰まりになるだろうからと八丁堀の屋敷を東吾に譲るつもり。松浦方斉のつてで、狸穴方月館の隣の地所を手に入れている。

神林家、麻生家出入りの呉服屋は大店の白木屋。一方るいがひいきにしているのは尾張町の津田屋。るいの父が八丁堀の同心だった時分からの贔屓である。
畝家
源三郎の蔵宿は御蔵前片町の札差江原屋。妻の千絵は殺された江原屋の一人娘。
千絵が源三郎に嫁いだ後は、忠義者の番頭達が店を守っている。
嘉助・お吉
嘉助の一人娘お民は神田飯田町の木綿問屋河内屋吉兵衛に嫁いでいる。
子供は3人。上からお三代、おせん、吉太郎。
お三代は「水郷から来た女」で拐かされたが、無事助け出された。

お吉の兄武一は箱根の塔の沢で旅館をしている叔父夫婦の養子となった。お吉の母親お貞は武一の養子先で一緒に暮らしている。

お吉は16で小料理屋に嫁に行ったが、1年ちょっとで夫と死別した。
長助
長助の女房は後妻でおえいという。
長男長太郎は先妻の忘れ形見で、女房の名はおさと(以前はおはつだったが・・)
子供は三人で、上下は女の子で真ん中が男の子で名は長吉。東吾が名付け親である。

長助は無類の釣り好き。東吾を引っぱり出して夜釣りに行ってとんでもないものを見つけたことも。
仙五郎
飯倉の岡っ引きの仙五郎の本職は桶屋。
その息子の仙吉は桶屋の跡を継いでいるが、嫁を貰い長男が誕生している。


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