私の感想

単発ものでスペシャルとして2話放送されたのみですが、「白萩屋敷の月」はかわせみベスト・テンでも1位にランクされる人気話です。テレビ化では、平岩弓枝さんが脚本を手がけていらっしゃるので、原作者ならでは「白萩屋敷の月」「宵節句」「水戸の梅」の3話をミックスした話となっていました。
通之進の初恋の人、香月を演じたのは若尾文子さん。原作の顔に残るやけどの痕はなく、また東吾とのかりそめの一夜もなく、はかなく美しく演じられていました。
根津甚八さん演じる通之進は気難しく近寄りがたい雰囲気で、原作とはちょっと違う気がしましたが、橋爪淳さんの東吾は品があり爽やかな好青年の印象でした。


     放送年月日 タイトル サブタイトル
第1回 1988年9月29日 白萩屋敷の月 闇を切る剣忍ぶ恋に泣く女
第2回 1989年3月28日 恋娘 大川端に揺れる恋 男と女の捕物帖


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