春霞さんからまたまた素敵なプレゼントが届きました。
実は3月は私のお誕生月ということで、お誕生日プレゼントとして「祝言」をお届け下さいました。1月には傑作選2「祝言」も発売されましたし、二人の晴れ姿をぜひ皆さんもお楽しみ下さい。


春霞さん制作秘話

「御宿かわせみ」のお話の中で第一部完結篇ともいうべき「祝言」を作ってみました。
東吾さんとるいさんにとって長い道のりを経てやっと辿りついた喜びの日のお話ですから結構気合を入れての製作でした。お話になるべく副うようにいろいろ本を調べ、材料にも懲りました。「祝言」の時期は6月の暑い宵でしたが、平絽がなかったので、正絹の長襦袢地で袷に 仕立てました。画像ではよく見えませんが神林家の家紋「源氏車」が地織で浮き出てい ます。一反も買わされちゃいました。帯は白地に亀甲柄です。綿帽子の縫い方が判らず人形店めぐりをして、やっと「久月」で一体見つけました。袖の振りなどはみんな糊付けされているようですが、私は裏もつけて縫ってあるからとちょっと いい気分でした。東吾さんの裃は江戸小紋を使いました。針通りが悪く難儀しました。家紋は黒で描くとなんだかよくわからず白黒逆転させたのですがどうも今一です。
裃の肩板の襞も戦国時代までは一本ですが後に二本になり、打掛も江戸初期では袖も短く振りもありませんでした。
金屏風をバックに撮影すると陰が出て画像としては気にいらないのですがトリミングなどどうぞよろしくお願いいたします。皆さんに喜んでいただけるでしょうか。(春霞さん談)

この「祝言」は春霞さんの地元で開かれた「市民手工芸作品展」に出品されました。春霞さんの出品レポートはこちらでどうぞ。


るい 東吾
簪と綿帽子のアップはこちらです。
花嫁後姿
東吾&るい

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